インコはどんな鳥なの?
インコは、オウム目インコ科の動物である。
インコとオウムの違いは専門的には、いろいろ違いがあるのだが、分り易くいうとオウム目うち大きい種族がオウムに多く、小さい種類がインコに多い。インコに比べ、オウムのほうが頭や大きく尻尾が短い物が多い。(ただし全ての種類に当てはまるとは言い切れない。)
インコは幼児並みの知能があると言われているとても賢い鳥です。
中には飼い主の会話を聞きそれを真似するインコもいます。ただ、種類や性別によって得意不得意があります。
寿命は約7年から15年くらいと言われています。
インコの特徴と性格
■セキセイインコ
学校などでも飼育されるほどポピュラーなインコです。
【特徴】
ものからものへ飛び移るようにいどうしたり、ピョンピョン飛び跳ねるような歩き方をします。個体差はありますが、オスはおしゃべりが得意で、メスはおしゃべりが苦手な子が多いようです。
【性格】
個体差はありますが、全体的に穏やかで人懐っこい性格です。
■オカメインコ
赤いほっぺが印象的なインコ。インコと言う名前ですが、実はオウムの仲間です。
【特徴】
同じオカメインコ同士であれば集団性格が得意なので、複数飼いが出来ます。頭の大きな冠が特徴的です。
おしゃべりよりも、口笛を覚えるのが得意といわれています。
【性格】
個体差はありますが、臆病な子が多いです。他の種類の鳥と雑居するといじめられてしまう事があります。臆病なので驚く事などがあると急にパニックを起こしてしまう事があります。
■コザクラインコ
ラブバードと呼ばれていて、決めたパートナーと生涯を共にする愛情深いインコです。
【特徴】
愛情深い反面決めたパートナー以外を邪険にしてしまう事が多いいんこで、家族が多い家庭では誰か1人にしか慣れない可能性があります。
複数飼いをした場合もインコのパートナーが決まった場合、他のインコや飼い主を邪険にしてしまう子もいます。
【性格】
縄張り意識が強く、とってもやんちゃです。気性が荒い所もありますが、飼い主をパートナーに決めた場合は愛情深く接してくれます。
■ボタンインコ
コザクラインコと同じラブバードなので、性格は少し似ている所があります。
【特徴】
目元が白くボタンの様になっているのが特徴です。ラブバードなので、パートナーと決めた人(もの)に愛情を注ぐ習性があります。
おしゃべりは苦手です。鳴き声は大きく甲高いです。
【性格】
コザクラインコよりも少し臆病で神経質な所があります。その分愛情も深いと言われています。
■アキクサインコ
インコの中でも珍しい種類で、美しいピンク色の羽を持っています。
【特徴】
鳴き声が静かなインコだと言われています。左右の足を交互に出してトコトコ歩きます。おもちゃを壊すほどの力もありません。
【性格】個体差はありますが、比較的おとなしい性格ですが、あまり人に慣れないと言われています。
基本的な飼育の仕方
どの動物も同じだと思いますが、インコもヒナののうちから飼うととても懐きやすくなります。特に手乗りインコにしたい!と言う場合はヒナのうちから飼うのがオススメです。
しかし、ヒナから育てるには1日6~7回の挿し餌が出来ないと飼育する事が出来ません。時間にすると朝7時くらいから夜10時くらいまでの時間がヒナの飼育に欠かせない時間になります。
ヒナから育てるのが難しい場合はすでに成鳥しているインコを飼う事になります。成鳥は懐かせるのが難しいという話を聞きますが、一羽だけを大切に飼育してあげれば十分懐きます。懐くペースはインコの性格にもよりますが、根気と時間が必要になります。
■飼育に必要なもの
・鳥かご
毎日放鳥してあげる場合は30cmくらいのかごでも大丈夫ですが、インコ用のブランコなどおもちゃを取り付けてあげたい場合や、あまり放鳥してあげられない場合は35~40cmくらいの大きめのかごにしてあげましょう。
・止まり木
かごの中でインコが止まる木です。かごを買った時に大体は付属されています。
・餌入れ、水入れ
こちらもかごを購入する時に付属で付いてきます。
・餌
市販のインコ用のペレットや混合餌を与えます。
・おやつ、サプリ
普段の餌だけだと栄養が偏ってしまうので、インコ用のおやつやサプリがあるとバランスが良くなります。ボレー粉、塩土など。
・新聞紙などの紙
かごの底に敷いておくと掃除が楽になります。