■簡単な飼育の流れ
大まかですが、インコを飼育する際の流れはこんな感じです。
【毎日のお世話】
・餌を入れる
・水を替える
・底に敷いた新聞紙を交換する
・放鳥してあげる
【1カ月毎にしたい事】
・かごをまるっと水洗いして良く乾かして下さい。濡れているとそこから細菌が繁殖してしまいます。
インコのしつけの種類
インコは幼児並みの知能を持っています。個体差はありますが、お話を得意とする子、芸が得意な子と様々なインコがいます。飼い主が根気よく教えてあげるとそこに楽しみを見出して素晴らしい才能を発揮してくれます。
ただ、悪い癖は飼い主がしっかりしつけてあげる必要があります。根気よく対処してあげましょう。
■噛み癖
インコが人を嚙むのには何かしらの理由があります。
遊び・怒り・拒否・嫉妬などさまざまです。噛み癖は飼い主もインコもお互いに良い事はないのでしつけてあげた方かいい癖です。
怒りや拒否の気持ちから噛んでしまう場合は、飼い主が原因とする行動をとってしまっている場合、その行動をやめる必要があります。飼い主が良かれと思ってしている事もインコにとっては嫌な場合があるので、行動を振り返ってみましょう。
■鳴き癖
インコの地鳴きは小さい体からは想像がつかないほど大きな声を出します。一軒家で、ペット可の物件で飼育していたとしても近所迷惑になってしまう可能性があるので、しっかりしつけをしてあげましょう。
人語のおしゃべりは返事をしてあげる事で会話能力の向上にもつながるので、少ししつこいな、と思っても目をつぶってあげましょう。
噛み癖のしつけ方
まずは噛ませない事が大切です。インコが噛みそうになったらおもちゃをわたしてみたり、歌を歌ったりして気をそらしましょう。
噛む行為以外の楽しさを教えてあげる事が大切です。
具体的に、噛まれた時に「ダメよ!」と強く言葉で叱ります。その時インコの目を見つめます(睨む感じで)。噛まれている手をインコが不快に感じる程度に揺らします。噛むのをやめたら「えらいね」と褒めてあげましょう。
しつこく噛み続ける場合はインコの顔の斜め上くらいから強く鋭く「フッ!」と息を吹きかけると噛むのをやめる事が多いようです。
体罰はせっかく出来た信頼関係を壊してしまう事になるので絶対にやめましょう。
鳴き癖のしつけ方
飼い主や仲間の姿が見えないと寂しくなって大きな声で鳴きだすインコはとても多いんです。
この呼び鳴きが始まったら、可愛そうに思ってしまいますが、しつけのためには徹底して無視して下さい。鳴きやむまでインコの所には行かないで下さい。賢いので、鳴いている時に姿を見せると「鳴いたら来てくれる」と学習して呼び鳴きが悪化します。
呼び鳴きが治まったらすぐにインコの所に良き褒めてあげましょう。この時、ご褒美のおやつがあると効果的です。
また、朝鳴きの緩和には、夜寝かせる際にかごを厚めの布で覆い、朝日が入らない場所にかごを移動しておきましょう。
インコにとって日光浴はとても大事なので、日中は日の光が当たる所に戻してあげましょう。
根気よくこの方法で呼び鳴きや朝鳴きの頻度を減らしていきましょう。
まとめ
インコはいろいろな種類があって、性格も、出来る事も様々です。
しかし、幼児並みの知能があると言われているので、飼い主が大事に愛情を持って接してあげれば、甘えてくるぐらい懐きますし、家の中ではどこでも一緒というくらい後を追いかけて来てくれたりととても愛らしい行動をみせてくれます。
トイレのしつけはとても難しいですが(出来ないに等しい)噛み癖や鳴き癖という困った癖は飼い主の根気よいしつけでしっかり覚えてくれます。
いい所も、悪い所も、愛情を持って飼育して絆をどんどん深めて楽しい共同生活を送って下さい。