■魚類
マグロは生でも加熱しても、どちらでも与えて問題ありません。
鮭・サバ・アジ・さんまは加熱してから与えてください。
与えてはいけない人間のお菓子や飲み物
■チョコレートなどのカカオ類
チョコレートと犬…一生仲良くなれないもの同士です。板チョコからチョコレートクリームまで、チョコレート関係は犬に与えないようにしましょう。飼い主さんの大好きなチョコレートでも犬にははダメですよ。
悪さをするのは、カカオマスに含まれるデオブロミン。この成分を接種すると中枢神経が刺激され心拍増加、不整脈、けいれん、前身発作、心不全などが起こります。
甘党の人なら軽く食べられそうな一枚の板チョコ。小型犬の関しては、軽く致死量に達します。
■マカダミアナッツ
マカデミアナッツを食した犬に嘔吐、高熱、震え、血圧上昇の症状が見られたという報告があります。マカデミアナッツが最も危険性が高いと言われていますが、ピーナッツ、アーモンド、クルミなどを含むナッツ類はもともと消化吸収しないので、必然的に胃腸に負担がかかってしまいます。
どの成分が犬にとって有害なのか?いまだ解明されていない部分がある食品なだけに、十分注意したい食品です。
■キシリトール
キシリトールはご存じの通り、人工甘味料です。キシリトールそのものを犬にあげることはほとんどないと思いますが、キシリトールの入った食品をあげてしまうことはあるかもしれませんよね。
人間の食べるダイエット食品に入っていることが多いキシリトールは、犬にとっては毒。少量の摂取量で血糖値が急降下し、肺不全や歩行困難になる場合があります。キシリトールで注意しなければいけないのは、少量の摂取で有害反応が出るということです。
■お茶、コーヒー、紅茶
お茶、紅茶、コーヒーなどに含まれるカフェイン。私たちにとってはヘルシーとされる日本茶も、犬にとっては毒のような存在。カフェインを大量に獲り過ぎると、心拍数が上昇し心臓への大きな負担がかかり、呼吸困難の要因になってしまいます。また、痙攣などの神経系異常が見られることもあります。
■アルコール飲料
ビールや日本酒などのアルコール類。「ちょっとならあげてもいいだろう」と思うのは残念ながら間違いです。アルコールを飲んでしまうと、嘔吐や下痢の大きな原因になる他、手足・体の震えが止まらなくなることがあります。飲んだ量や犬のサイズにもよりますが、まれに昏睡状態に陥ることがあります。急性アルコール中毒を起こして死に至ることもあり、大変危険です。
まとめ
いかがでしたか?
基本的に魚介類、貝類、豚肉は生はNG。消化の悪いナッツ類もよくありません。カフェインやアルコールも犬には毒。お茶もヘルシー!とうっかりあげてしまいそうですが、シンプルにお水にしましょう。
ご存じの方も多い「チョコレート」、「ネギ類」、「キシリトール」には細心の注意をするようにしましょう。低いテーブルや戸棚にうっかり置きっぱなしにしないようにしたいですね。
犬が食べてはいけない食品を挙げてみましたが、食べ方や量を注意して欲しい食品は他にもあります。また、犬の体質や個体差、摂取した量によって症状が出るか出ないか変わってきます。
少しだけなら大丈夫と思っても、その犬にとっては死に至る可能性もあります。愛犬の命を守れるのは飼い主しかいません。そのためには愛犬の体質なども把握しておくといいでしょう。
もし万が一食べてはいけない物を食べてしまった時は、その後の愛犬の様子に注意し、異常があった場合はすぐに動物病院へ連れて行きましょう。