犬がドッグフードを食べなくなる原因は?
いつも食べているカリカリのドッグフードを食べなくなった、もしくは段々と食べる量が減って来ているという場合はどんな原因が考えられるでしょうか?
考えられる一つの原因は病気です。
愛犬の様子を見てあげて、いつもより体調が悪そうにしていたり、お腹を壊していたりしていないか様子を見てあげて下さい。気になる症状が見られる場合は獣医さんに診てもらうのが良いでしょう。
もう一つは単純に「わがまま」で食べなくなっている事が考えられます。贅沢病ともいわれます。
・普段食べているドッグフードの味に飽きた
・食べずに我慢しているともっと美味しい物が出てくるかも
犬は非常に賢いので、こういった理由でドッグフードを食べるのを拒否しているのです。
実は、犬がドッグフードを突然食べなくなる理由のほとんどは、このわがままによるものなのです。特に、「おやつは食べるのにカリカリのドッグフードは食べない」という場合はこれが原因だと考えられます。
飼い主さんのこんな行動が原因を作っている!?
■犬が喜ぶからといって人間の食べ物を与えている
人間の食べる物は、ドッグフードに比べるととても味が濃くて犬にとっても美味しいです。しかし、この濃い味に慣れてしまうとその味ばっかりを求めるようになってしまい、結果的にドッグフードを食べなくなる原因を作ってしまいます。
また、人間用の食べ物には塩分などの過剰摂取の恐れや、犬がアレルギーを引き起こす食材なども含まれている場合がありますので、犬が喜ぶからといって絶対に与えてはいけません。
■ドッグフードを食べないからといっておやつや缶フードを与える
これも犬が贅沢病になってしまう原因の一つと考えられます。愛犬は頭の中で、カリカリのドッグフードを食べないでいると、もっと美味しい物を飼い主がくれるのだと思っている事でしょう。
例え缶フードでも、「きちんとエサを食べているから良いか…」というわけにはいきません。カリカリのドッグフードは犬の成長にとって大切な栄養素がバランスよく配合されているので、一時的には問題なくても将来的に考えると、ちゃんとカリカリのドッグフードを食べてもらうように戻ってもらわないと困るのです。
犬がドッグフードを食べなくなった時の5つの対処法
では、どうすればいつものドッグフードを食べてくれるようになるのでしょうか。いくつか対処法をまとめていますので、根気よく試してみて頂ければと思います。
■ふやかして与えてみる
カリカリのドッグフードをぬるま湯などでふやかして与えてみます。少量の鶏ガラスープを混ぜて少し犬の食欲をそそるのも効果的です。これで食べるようになったら、少しづつふやかす度合いを緩めていきましょう。
それを繰り返して徐々にカリカリのドッグフードに戻ってもらいます。
■缶フードを少し混ぜる
カリカリのドッグフードに少量の缶フードを混ぜて与えます。これで食べてくれたら、毎日少しづつ缶フードの量を減らしていきましょう。
■食べなかったら片付けてしまう
ドッグフードを与えてから10〜15分待っても食べてくれない場合は、さっさと片付けてしまうのです。犬が贅沢になってしまっているので、心を鬼にして少しこらしめるつもりで実行してみて下さい。
愛犬に「ご飯を食べないとすぐに片付けられてしまうんだ」と学習させる事が目的です。次のご飯の時間でも食べなかったら容赦なく片付けます。犬は丸1日ぐらいはエサを食べなくても大丈夫ですから安心してください。
■食べたら思いっきり褒めてあげる
ここが一番重要かもしれません。きちんとご飯を食べたら飼い主さんに褒めてもらえるんだと思うと、頑張って食べようとしてくれる事があります。
■ドッグフードを変えてみる
可能性の一つとして、ドッグフードに問題がある場合も考えられます。例えば、ドッグフードが古くなっている、腐っているなどという事はないでしょうか?
犬だって味覚がありますし馬鹿ではありませんから、食べたら危険なものだから徹底的に口にしない事も考えられます。また、ドッグフードが嫌いな味で食べたくないという可能性もあるので、与えているドッグフードが本当に愛犬にフィットしているのかを、これを機会に考えてみるのも良いかもしれません。
ただ、食べなくなったらからといってその度にドッグフードの味を変えていたら、それも贅沢病になってしまう原因にもなるので、頻繁にドッグフードを変えるのはあまりお勧め出来ません。
まとめ:まずは様子を見てドッグフードを食べない原因を考えてみる
犬が普段食べているドッグフードを突然食べなくなる事は結構あります。まずは、この記事を参考にして頂いて、その原因を作り出しているかもしれない飼い主さんの行動を見直してみましょう。
突然ご飯を食べなくなったら飼い主さんは不安になってしまう気持ちは分かりますが、犬だって色んな事を考えていますし、ただ気まぐれとか一時的に食欲がなかった、なんて事も考えられます。
経験上、次のご飯の時間にはさっきまでが嘘のように食べてくれる事もあるので本当に不思議です。まずは愛犬の様子を見て、飼い主さんには慌てずに落ち着いて対処して欲しいと思います。