飼い主が気付いていない?! 見ていて残念に感じる行動5選

飼い主が気付いていない?! 見ていて残念に感じる行動5選

飼い主にしてみれば「愛犬を思う行動」だったり「犬のお茶目で可愛い行動」かもしれませんが、第三者にしてみれば「アレはないよね」という行動だった! そんなことはありませんか? 周りからみて残念に見えてしまう愛犬家が気付きにくい行動をピックアップしてみました。


こんにちは。小動物看護士(ドッグシッター/小動物介護士)の須永智尋です。ペットブームで犬を飼う人が増え、さらに犬同伴OKというショップも増えてきました。犬と一緒に行動できる範囲が広がり、人と犬が一緒という光景はよく見かけます。しかし、そんな中で「あれはないよね」と周囲が感じる行動を犬がとっていたり、それを飼い主が許している場面も増えています。そんな「え?!」と思うケース5つを紹介します。

犬とキスする飼い主

犬が顔を舐める。犬とキスする。犬と一緒にひとつの皿の料理を食べる。

こうした行動を見かけたことがある人は多いと思います。「仲が良い証拠」「大切な家族だから問題ない」そう感じる愛犬家も多いかもしれません。私も友人の犬に顔を舐められ、勢い余って鼻の穴の中まで舌が飛び込んできたことがあります。

愛犬家の方にとっては別にどうということもないかもしれません。しかし冷静になって考えてみましょう。人、犬に限らず、動物の口の中には多数の細菌・ウイルスが存在します。それらの病原体の中には「人に深刻な被害を及ぼすもの」も多数存在します。

「私は平気よ」そう思うかも知れません。しかし、キスした本人は大丈夫でも、それが別の人に移行するケースがよくあります。

犬に頬を舐められた→頬を手で拭いた→手を洗う前に子供と手を繋いだ→子供が手で目を擦った

このように、気付かないうちに犬からもらった病原体が自分以外の人に移行しているケースはよくあります。そして病気から回復したばかりの人、子供、高齢者など免疫力が低い人に症状が出る、ということはよくあることなんです。

「うちの犬を病原菌扱いするなんて! 歯磨きしていて清潔なのに!」

そう思うかもしれませんが、どんなに歯磨きして衛生管理に気を配り、臭いがない、という状態を保っていても、口の中には多数の病原体が含まれています。

犬とキスする、同じ皿で食事をする、というようなことは止め、人の顔を舐める癖も直しておくといいですよ。

伸びるタイプのリード

伸びるタイプのリード。犬の散歩でよく見かけますよね。しかし、これも周りから見ていると「ちょっとあれは……」と感じられるもののひとつです。

飼い主にしてみれば、犬のストレス解消のため自由に楽しく散歩するのに必要と思うかもしれません。しかし周囲から見れば次のような不安がぬぐえません。

・とっさの場面で犬の安全を確保できないのでは?
・歩道の端から端まで犬とリードで占拠していて邪魔
・飼い主の傍に犬がいなくて、車のドライバーの死角に犬が入ってしまっていることがある

犬のしつけに「飼い主の左側について歩く(ツケ)」というものがあります。伸びるタイプのリードを使って散歩をしている犬の中には「ツケ」ができていない例が多くみられます。

家の外には車、子供、自転車、身体にいろいろな事情を持つ人などがいます。犬の安全を守るため、社会のルールを守るため、他の人達に迷惑をかけないため「ツケ」を身につけたいですね。

飛びかかる

小型犬に多くみられますが、興奮したり、喜びを表現して犬が飛び付くことがありますよね。この飛び付きも「しつけがなっていない」「怖い」「危ない」と思われてしまう行為です。

動物はより強いものが優位に立ち、食事・寝床・繁殖などの場面で有利な状況を作り出します。動物にとって相手よりも優位に立つということは生き抜く上で大切なことなんですね。

犬にもこうした本能があり、それをいち早く相手や周囲に示そうとします。飛び付きもこの本能の表れです。相手を自分と同等もしくは下位に見て、自分が上だぞ! と示す行為です。

犬は自分より優位のものの指示しかききません。しつけができていないと人の指示を聞かないどころか、人を自分の意のままに動かそうとしてきます。

興奮状態にあって飛び付く、というケースもありますが、これは「興奮すると指示をきけない犬」とも言えます。

犬が飛び付いた拍子に相手が転んだ、引っ掻いた、驚かせてしまった、そんなことがないように注意したいですね。そして飼い主自身が下位にみられないよう、また、他人を犬が見下して問題行動を起こさないよう、飛び付きも止めさせるようにしたいものです。

吠える

すれ違いざまに誰にでも吠える犬がいます。小型犬の吠える声はよく通り、響きます。愛犬家にとっては気にならない音かもしれませんが、犬が怖い人、犬が苦手な人にとっては強いストレスになる音です。

犬が吠える理由には「威嚇」「恐怖」「警戒」「支配欲」「要求」などいろいろな原因が考えられます。多くの場合は「社会化不足による防衛本能の表れ」です。

悲しいことに、犬はより小さくて幼い方が商品価値が高いとされる傾向にあります。母犬や兄弟犬から色々なことを学ぶ前にショップに並ぶ子犬も少なくありません。こうした犬達は犬同士の付き合い方も知りませんし、大切に室内で飼われていて家の中以外を知りません。

こうした箱入り娘状態の犬が外へ出ると「知らない物」「未知の音」「初めてみる人」などに囲まれてしまい、どうしていいのか解らず、自分を守るために吠えたり威嚇するようになってしまうのです。

犬が吠えることは周囲にとって迷惑ですし、犬自身も強いストレスを感じています。犬のためにも、日常的にラジオなどでいろいろな音を聞かせたり、子犬の頃から積極的に外へ連れ出して人や音、現象を経験させてあげましょう。

きちんと社会化訓練を積めば、外で人や物、音に対して吠えることは減りますよ。

車の窓から顔を出す犬

車を運転中、自分と同じ目の高さに犬の目があってビックリした経験はないでしょうか? また、犬を膝に抱いて運転している人を見たことはありませんか?

人の子供と違ってチャイルドシート必須といった法的なルールがないので「飼い主の自由だ」と思うかもしれませんが、車の中で自由に動き回っている犬も「あれはちょっと……」と思われる行為です。

犬は乗り物酔いしやすく、窓を開けて新鮮な空気を吸わせてあげた方がいいのは確かです。しかし犬の安全を考えると、クレートに入れてグラグラ動かないように固定しておくべきと言えます。

犬を膝に抱いた状態で事故に遭えば自分の体とエアバッグの間に犬が挟まることになります。また、犬を車内で自由にさせておいた状態で事故に遭えば、事故の衝撃で犬が車外へ放り出される可能性もあります。

自分が事故を起こさなくても、事故に巻き込まれることもありますし、事故はいつ起こるか解りません。犬には「ハウス」を教え「クレートの中で静かに休む」というしつけをした上で車を利用したいものです。

犬の行動は「しつけ」の表れ

家の外での犬の行動は「しつけの良し悪しが見える行動」です。飼い主や愛犬家にとっては「普通のこと」と思えても、周囲が「え?」と感じるケースも少なくありません。

犬だから吠えるのは当たり前。
飛び付いたりキスするのは愛情の証。
犬を束縛するのは可哀相。

そんな気持ちもわかります。しかし犬も愛犬家も人が中心となって動いている社会で生活しています。社会には色々な考え方や境遇の人がいますよね。そうした社会で生きていくには、社会のルールを守る必要があります。

気持ちよくお互いを受け入れるためには、やはり犬にも一定のしつけが必要です。このしつけが犬の安全を守ることにも繋がります。

愛犬の外での行動をチェックして、大丈夫かな? と振り返ってみる機会があるといいかもしれません。意外にシビアな目で見られていることがあるかもしれませんよ?!

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