犬のお食事 おすすめ食材【れんこん】

犬のお食事 おすすめ食材【れんこん】

犬のお食事を用意する時に、トッピングのレパートリーがないなぁという悩みはありませんか?おすすめ食材「れんこん」についてまとめてみました。


おすすめ食材「れんこん」について

以前、犬に必要な栄養素とそれらを摂りすぎた場合や不足した場合についてを書きました。
栄養がしっかりあって、栄養バランスも良い食材があれば、飼い主さんだけでなく、犬にも与えてあげたいと思うものです。

犬のごはんといえば、市販のフードにささみ肉をまぜるなどのアレンジを加えている飼い主さんも多いかと思います。
犬のごはんのアレンジは、食いつきが良いと、ついいつものトッピングに偏りがちです。
栄養の偏りを防ぐためにも、積極的に新しい食材にチャレンジしていきたいものです。

今回は、犬にとって必要な栄養素を補うおすすめ食材として、「れんこん」を取り上げてみたいと思います。

れんこんの旬はいつ?産地は?

れんこんは、蓮(はす)の地下茎が大きくなったものです。
れんこんはおせちでも使われるように冬の食材です。
10月~3月ごろが1年のなかでは最もおいしく食べられる時期です。
日本での生産は茨城県がトップで、徳島県、愛知県と続きます。
スーパーなどでパックにされて販売されている水煮は、ほとんどが中国産です。

れんこんの栄養価は?

れんこんは約80%が水分でできています。脂質をほとんど含まず、残りは炭水化物、タンパク質、灰分、食物繊維でできています。
また、カリウム、ビタミンなども豊富に含んでいます。

糖質

エネルギーのもとになる糖質(でんぷん質)をれんこんは多く含んでいます。糖質は摂りすぎは体に負担がかかりますが、適量であれば、動物が生きていく上で欠かせない重要なものです。

ビタミンの効果

れんこんに含まれるビタミン群の中でも、特にビタミンCが多く含まれています。
ビタミンCは疲労回復や風邪予防、皮膚病の改善などをサポートする働きがあり、人間にとっても犬にとっても必要な栄養素です。
通常ビタミンは熱を加えると壊れやすいのですが、れんこんの場合はでんぷん質を多く含んでいるため、加熱料理した後でも比較的ビタミンが残りやすい傾向があります。

また、ビタミンB6も含まれいるので、血液を作るのをサポートする働きもあります。

食物繊維

れんこんに食物繊維がたっぷり含まれていることは、多くの人がご存じなのではないでしょうか。
食物繊維は、体に不要なものを排出しやすくする機能のほか、コレステロール値を下げたり、糖尿病の予防にも効果が期待されます。

犬にれんこんを与える時の注意点

犬にれんこんを与える場合は、生食のまま与えても、加熱調理したものを与えても特に問題はありません。
飼い主さんのごはんで、れんこんを焼いた時など、味付けをする前に犬用に取り分けてあげても良いでしょう。

ただし、本来犬は腸が短く、物を消化することはあまり得意ではありません。ですので、食物繊維を多くふくんだれんこんを与える時は、分量に注意しましょう。
与えすぎると、腸に負担がかかってしまい下痢をしてしまう可能性があります。
特に腸が未発達な子犬や腸の機能が落ちてきているシニア犬などは、ごく少量から様子を見ながら与えるようにしましょう。

犬への与え方のワンポイント

消化しにくいれんこんですが、その豊富な栄養は活用したいものです。
そこで、れんこんを消化しやすい形で与えてあげてみると良いでしょう。
細かく刻む、薄くスライスする、すりおろすなどひと手間加えてあげると、消化力の弱い犬でも食べやすくなるのでおすすめです。

おすすめれんこんレシピ

れんこんチップス

材料はれんこんだけ!

れんこんをよく洗います。(皮は気になる人はピーラーで剥いてください)
同じくピーラーでれんこんを輪切りにするように薄くスライスします。
キッチンペーパーではさんで水気をふき取ります。

クッキングシートに重ならないようにれんこんをならべ、電子レンジで加熱します。
500Wで5~6分様子をみながら加熱し、パリパリに乾燥したら出来上がりです。

飼い主さんは、これに塩を振っておつまみにおすすめです。
飼い主さんが物足りない場合は、から揚げ粉をまぶした後に、揚げ焼きにするのもおすすめです。

れんこんを調理するのに酢水に浸けなくていいの?と思う人もいるかもしれませんが、れんこんの白さを活かした調理ではないので、酢水には浸けなくても大丈夫です。

れんこんを食べて異常がみられた時

れんこんを食べた後に、犬が吐いてしまう場合があります。
食べ過ぎでも吐くことがありますが、吐く以外に、目の充血やその他の異常が見られる場合は、アレルギーの可能性があります。動物病院を受診して検査してもらうことをおすすめします。

関連するキーワード


ご飯 フード

関連する投稿


健康的にダイエット!犬の正しいダイエットの仕方とは?

健康的にダイエット!犬の正しいダイエットの仕方とは?

喜ぶからとおやつをたくさん与えていたら、いつの間にかコロコロに太っていたなんてことはよくある話です。犬のダイエット、正しい仕方はご存じですか?


ツライ症状をなんとかしてあげたい!犬の薬の飲ませ方

ツライ症状をなんとかしてあげたい!犬の薬の飲ませ方

犬に薬を飲ませる時、苦戦している飼い主さんはいませんか?犬の薬の飲ませ方と注意すべきポイントをチェックしてみましょう!


GoProで愛犬の世界を体験しよう!

GoProで愛犬の世界を体験しよう!

犬の世界ってどんな感じ?と思ったことがある人も多いのではないでしょうか。そんな気持ちに応えてくれるカメラがあります。さぁ!GoProで愛犬と世界を共有しましょう!


【簡単&格安】ペット用消臭剤を手作りしよう!

【簡単&格安】ペット用消臭剤を手作りしよう!

ペットを飼っているとおしっこや毛の臭いで悩む飼い主さんも多いものです。今回は、簡単&格安でペット用の消臭剤をハンドメイドする方法をお伝えします。


愛犬が車酔いをしてしまう…。車酔いの症状と改善法まとめ

愛犬が車酔いをしてしまう…。車酔いの症状と改善法まとめ

愛犬とのお出かけは、とても楽しみですね!ドッグランや遠くに足を伸ばしてお散歩、旅行など車での移動をすることは多々あると思います。お出かけのみならず、病院へ向かうときも車を使う方は少ないののではないでしょうか?しかし愛犬が車酔いしてしまうと、移動も一苦労ですよね。愛犬が車酔いしないために気を付ける事をご紹介します!


最新の投稿


絶対ダメ!!犬にアルコールを与えるリスク

絶対ダメ!!犬にアルコールを与えるリスク

人間にとって少量であれば健康にも良いとされるアルコールですが、犬にとってアルコールとはどんな作用があるのでしょうか。危険な犬とアルコールの関係を解説します。


愛犬に白髪が生えた!?知っておきたい犬の毛の退色とは?

愛犬に白髪が生えた!?知っておきたい犬の毛の退色とは?

人が年齢を重ねると黒髪が薄くなり、白髪が生えてきます。この現象は人ならではというイメージがありますが、実は愛犬にも白髪が生えてくることがあります。これを退色と言い、どんな犬でも加齢によって、白髪が増えていくのです。今回は、そんな愛犬の白髪(退色)について、くわしくご紹介します。


愛犬が自分の名前を覚えてくれない!しつけ方法のコツは?

愛犬が自分の名前を覚えてくれない!しつけ方法のコツは?

家族で愛犬を迎えた時に、まずどんな名前をつけようかと一生懸命名前を考えた人は多いのではないでしょうか?しかし、せっかく考えた名前で愛犬を呼んでも、それが自分のことだと認識できていないと悩む飼い主さんもいます。今回は、愛犬が名前を覚えてくれるしつけ方のコツをご紹介します。


犬猫以外のペットを飼う方必見!うちのペットは保険に入れるの?

犬猫以外のペットを飼う方必見!うちのペットは保険に入れるの?

熱帯魚、イグアナ、インコ、フェレットなどいろいろな動物を飼っている方がいるように、犬猫以外のペットを飼っている方はとても多いです。中でも魚類や鳥類は人気です。ただ犬猫以外のペットを飼っていると、ペット保険に入れるのか気になりますよね?この記事ではその疑問を解消していきます。


【困った!愛犬の吠え癖】落ち着きのコマンドを教えよう!

【困った!愛犬の吠え癖】落ち着きのコマンドを教えよう!

こんにちは。愛玩動物飼養管理士のヤナセです。 来客時や留守番、ゴハンや遊びの要求など、ワンワンと吠えはじめたら止まらない愛犬の吠え癖に、悩んでいませんか? 叱っても宥めても止まらない吠え癖には「落ち着きのコマンド」を上手に使って、愛犬の安心の暮らしを守りましょう。