保護犬との暮らしをスタートするときに気を付けること5つ

保護犬との暮らしをスタートするときに気を付けること5つ

犬を家族に迎えるときに保健所や愛護団体から保護犬を迎える選択をする人が増えています。保護犬は飼育放棄をされたり、迷子になったりしてトラウマやショックを抱えている場合も多く、どういうふうしたら、幸せに暮らしてくれるか、心を通わせることができるか悩む方も多いと思います。そのポイントを5つにまとめました。


保護犬との生活は楽しみ、そして不安もある

待ちに待った保護犬さんとの暮らし。新しい家族が増えることはうれしいけれど、どんなことに気を付けて接するといいのかちょっと不安ではありませんか?
保護犬との暮らしが犬も人間も楽しいものになるように保護犬を迎え入れたらやるべきことを5つにまとめてみました。

やるべきこと5つ

まずは安心してもらおう

その1 安心してもらう
 保護犬たちはそれぞれ前の飼い主に捨てられたり、不適切な飼育をされていたところをレスキューされたりなど大なり小なり心に傷を負っています。
 また、捨てられたあとに放浪したり、保健所から愛護団体に引き出してもらったりした場合は何度も何度も状況が変わって不安な思いとこれからどうなってしまうのだろうという緊張が張り詰めている状態ではないでしょうか。
 まずは安心してリラックスしてもらえる環境づくりをしましよう。そのためには構いすぎずゆっくり心も体も休むことが重要です。
 日向ぼっこできるところにクッションやベットを置いておくことと、安心できそうなお部屋の隅のほうにもいくつかベットを用意しておきます。すべての部屋にクッションや敷物、ベットを用意してお好みの場所を見つけてもらいます。
 あとは一人でいたほうが落ち着くのか、一緒にいたほうが落ち着くのがをちゃんと見極めて保護犬に負担のないパーソナルスペースを確保した距離にいるようにしましょう。
 1日2回のお散歩や起きたあとやご飯のあと、寝る前など排泄のペースも見ながらお庭や外に排泄につれていきましょう。
 決して無理をさせない範囲でお世話をしていくといいでしょう。
 ご飯などもさっとご飯ボールを近くにいてすぐに立ち去ります。
 ご飯を食べ終わってしまったかなという時間になったら見に行って、保護犬がそばにいないようならば回収するということをしておくといいと思います。
とにかく、距離をとって積極的に関わらず、体を自分自身で休めてもらうことが一番大切だと思います。

コミュニケーションが取れるようになろう

その2 犬語を覚えよう
 犬は言葉なき動物とよく表現されていますが、人間のように言語的なコミュニケーションはそう上手くなくても「犬の言葉」すなわちボディランゲージや表情やしぐさなどを見てみると犬は気の優しいおしゃべりさんだということが分かります。
 犬語はボディランゲージです。ボディランゲージと聞くとなんだか覚えるのが難しそうとか通じるのかなと心配される方も多いですが、犬たちをよく観察して、最初は犬の模倣などをして練習すると面白いように会話ができます。ちょうど外国の友達と仲良くなる間隔ではないでしょうか?
英語をしゃべる人と仲良くなりたい人は英語を学びます。手話を使って話す人とお友達になってお話ししたいと思うと手話を習います。
犬も一緒です。犬と仲良くなりたいから犬の言葉を学ぶのです。
犬も人間とコミュニケーションを図るために、わかりやすいようによくわかるようにわかりやすくボディランゲージを工夫してくれることも多いです。
学びたい犬の言葉はたくさんありますが、まずは「犬が嫌だな~、やめてほしいな~」と思っているときのボディランゲージと相手に「友好的だよ、安心してね」と伝えることのできるボディランゲージを覚えましょう。

① 「嫌だ不安だのサインを覚えよう
犬は「嫌だな」「不安だな」と思ったときに自分を落ちつけたり、相手に敵意がないことを伝えたり、なだめたりすることがあります。
・舌をぺちゃぺちゃ舐める
・瞬きをする
・横を向く
・固まる
・座る
・におい嗅ぎをする
よく観察していると、不安そうな顔のときは顔に皺がよくできていたり、しょんぼりしていたりするので、パッと見た感じ+犬のサインを参考にして嫌だっていないか、不安になっていなかを確認する必要があります。そしてここが一番大切なことですが、嫌がったり負担を感じたりしていることはすぐにやめてあげること、そしてそのような状況にならないように気を付けてあげることが大切です。

うちの保護犬さんはセロハンテープがぺリぺリ言う音がとても苦手でおびえるので、一時期使わずにいました。今はそぉっと取り出して音がならないように使うのはOKになりました。このように怖がるもの、緊張するもの、興奮するものはと取り除いてあげることが必要になります。
 
保護犬の「嫌だな」「不安だな」「緊張するな」のサインをいち早く見つけて、そこからなるべく早く脱出させてあげることがとても大切になってきます。
嫌なことに慣れさせたり、、克服させようとするのではなく、ただただ快適に安全だと思う居場所を作ると考えるといいと思います。

よく観察して、苦手なものや怖いものから守ってあげましょう。
② 「安心してね」のサインを覚えよう
犬に目があったら横を向いて瞬きをしてみましょう。
横を向く・瞬きは友好的な挨拶になります。
「私は嫌なこと何もしませんよ。こんにちは」と言っているような感じです。
保護犬をじっと見たり、目線でいつも追いかけていると監視されているようでとても疲れてしまいますが、フイに目が合ったときなどにしてあげると安心することができます。

ゆっくりゆっくりが基本

その3 動作をゆっくりして、ゆっくり歩こう
人は犬よりもとても大きな生き物です。(大型犬も大きいですが、それでも人間が大きいです)大きな生き物がせわしなくパタパタとあっちにいったり、こっちに来たりしていると
そのあわただしい雰囲気だけでとても疲れてしまいます。
本来、犬は静かな空間、ゆっくりした雰囲気をとても好みます。
せわしなくセカセカと動くと見ているほうは目が回ってしまい、興奮してしまいます。
興奮はストレスになりますので、なるべく興奮を控えたほうが一日のストレスも少なくなりゆっくりのんびり過ごすことができます。
ゆっくりゆっくり動いて、歩くことを意識してみてください。

規則正しい生活を心がけて

その4 決まったサイクルで規則正しく生活しよう
1日の予定が分からず、毎日変わっていくということは自分の暮らしを予測することができずに「なにがあるんだろう・・」といつも構えておかなければいけません。
人間でも、変更や仕事の見通しがつかないときはモヤモヤするのではないでしょうか?
犬も同じです。かなりぴったりでなくともいいと思いますが、朝起きて、朝ご飯食べて、お散歩。お昼は昼寝。夕方の散歩、夕ご飯などのパターンは決めておくと犬たちは安心します。

お散歩の大事。

その5 ゆっくりお散歩をする
お散歩はハーネスを使い、ゆったりとしたペースで行います。
長い距離を歩いたり、長い時間歩いて運動量を多くするのではなく、ゆっくりと歩いて、
犬の好きなところを自由ににおい嗅ぎ散歩をします。
ゆっくりとしたお散歩は犬にとって最大の楽しみであったり、リフレッシュするのもです。するのもです。
場所交通量の多い騒がしいところではなく、静かな自然公園や草や木がある静かなところや河川敷などをおすすめします。

焦らず、時間をかけてがコツ

焦らず、時間をかけてがコツ

焦らず、時間をかけてがコツ

保護犬をむかえたら、早く生活に慣らすためにいろいろとトレーニングをしてしまったり、過剰に働きかけをしてしまったりという間違いがとても多いです。
まずはゆっくり休養をとってもらい、心身ともに元気になることが最優先だと思います。
スキンシップしたり、撫でたりするのは犬のほうからやってきたときだけにしてみましょう。

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保護犬 保健所

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