過酷なレースでの運命の出会い
2016年6月に中国、ゴビ砂漠で開催されたクロスカントリーに参加したスコットランド出身のアスリート、ディオン・レナードさん。2日目のレースでスタートラインに立ったレナードさんは、自分を見上げる1匹の小型犬がいることに気が付きました。
「まさか…」と思いスタートを切ると、一緒になって走り出した“小さな参加者”!
「長くはもたないだろう」と思いきや、驚くべきことにその犬はレナードさんと一緒におよそ37キロの距離を1日中走り続けたそうです。
レース中に育まれた絆
ゴビ砂漠にちなんで犬を「ゴビ」と名付けたレナードさん。いつのまにやら休息を取る間もずっと側を離れないほどの絆が結ばれていました♪
悪天候でゴビが参加できなかったときは主催者にレナードさんがいるところまで送ってもらい…
最終日、ついに2人はゴール!
一度帰国するも…
こんなに仲良くなってしまってはもう中国からスコットランドまで連れて帰るしかほかはない。ゴビを引き取る手続きをとるため一度スコットランドに戻ったレナードさんでしたが、レースから3ヶ月ほど経った頃ある事件が起こりました。
レナードさんがいない間に、ゴビがどこかへ行ってしまったのです!
懸命の捜索の末ついに再会!
それを聞いたレナードさんはすぐさま中国への航空券を取り、ゴビを探しに行くことにしました。貼り紙で地道に探したレナードさんでしたが、中国では野良犬は珍しくないこともあり捜索は難航……。
しかし、必死の捜索の甲斐あってか、ゴビを見かけたという現地の方のおかげでついにゴビを発見!
「ドアを開いて中に入ると、ゴビは僕に駆け寄って飛び乗ってきたんだ」
ゴビもレナードさんとの再会がとっても嬉しかったようです♪
ゴビを引き取るための書類作成はまだたくさん残っていますが、もうゴビを置いていったりはしません。今度は手続きがちゃんと終わるまで側を離れないのだそうです。
ゴビはレナードさんとよっぽどフィーリングがあってしまったのでしょうね!(笑)
ワンちゃんも一目惚しちゃうときがあるんですね♪