■トマト
果実よりも芽や葉に毒が含まれ、摂取すると嘔吐、下痢、腹部の痛み、血便、めまい、口内の乾燥、呼吸困難などの症状が見られます。重症になると痙攣や麻痺、心筋梗塞などを起こし死に至ることもあります。
■スイセン
球根に含まれるリコリンにより、嘔吐、下痢、よだれ、血圧低下、心不全を引き起こします。重症になると昏睡状態、麻痺をまねき死に至ることもあります。
おわりに
今回紹介した以外にもサクラ、スイートピー、ヒヤシンス、サフラン、ジャスミン、バジル、モロヘイヤ、ワラビなど犬にとって有毒な植物はまだまだあります。
庭やベランダで草花を育てたい、室内に観葉植物を置きたいと思ったら、ペットにとって安全かどうか確認してから購入するようにしてあげましょう。また、草むらや道端には有害な植物だけでなく、タバコの吸殻なども落ちでいるので、散歩中犬が草花を口にしたり、拾い食いをしないよう注意することが大切です。