捨て猫、購入した猫、譲り受けた猫どの場合でもなるべく早く病院に連れて行き健康診断を受けましょう。猫ウイルス疾患にかかっている場合、早期の治療が大切になります。また、母猫から病気を受け継いでいる場合もあります、しっかり検査してもらいましょう。
病気がなかった場合も予防するワクチン接種が必要です。ワクチンは生後2カ月と3ヵ月の2回受けた後は、毎年1回の接種になります。ノミ予防もきちんと対策してあげましょう。
ワクチンで予防できる主な病気
・猫ウイルス性鼻気管支炎
鼻水などが出る感染症で、猫のインフルエンザとも呼ばれています。子猫が感染すると致命的になる事もある怖い病気です。
・猫カリシウイルス感染症
くしゃみ、咳、鼻水、発熱といった症状があります。猫風邪と呼ばれる感染症の1種で、子猫が感染すると致命的になる場合もあります。
・猫汎白血球減少症≪ねこはんはっけっきゅうげんしょうしょう≫
白血球が極端に減少してしまい、死亡率の高いウイルス性の病気です。
■健康チェック
猫はご存知の通り気分屋さんです。無理やり触ろうとすると怒りますが、自分が甘えたい時や撫でてほしい時は自分から寄ってきます。そんな時が健康チェックのチャンスです。体に異常がないか撫でながら確認しましょう。
ただし、猫は長時間撫でられると嫌になって豹変する事があります。しっぽをパタパタさせたり、耳が平らになったり、足で飼い主の手をはらうといった行動が見られたらやめてほしいというサインです。解放してあげましょう。
日々のスキンシップからチェックしておきたい場所を確認しましょう。
・目
目ヤニが多くないか、涙目になってないか確認しましょう。
・鼻
鼻水の有無を確認しましょう。
・耳
耳垢がたまっていないか確認して下さい。
・毛
毛艶がいつもと変わらないか確認しましょう。
・全身
触って嫌がる所がないか確認しましょう。特定の場所を触って怒る場合は痛みによる攻撃の可能性がありますので、獣医さんに相談して下さい。
たくさん遊んであげよう!
猫は狩猟本能をくすぐられる遊びが大好きです。猫じゃらしに猫パンチを繰り出す姿は何とも言えない可愛さですよね!
本来、物陰に隠れてじっと狙いを定め獲物を捕らえます。子猫や、やんちゃな猫はおもちゃを獲物に見立てて狩りごっこをするのが大好きです。
1匹の飼育の場合、遊び足りないと人の動く部分を獲物に見立てて攻撃してくる事があります。その行為に対して叱ったり、叩いたりしてしまうと獲物の反撃ととらえて更に攻撃するようになるので気を付けましょう。
では、猫が好きなおもちゃにはどんなものがあるのでしょうか?
・じゃらし
動かしたり、急に止めたりいろんな動きをさせる事で猫の狩猟本能をくすぐります。
・またたび入りおもちゃ
またたびの香にメロメロになりながら遊ぶ猫の愛らしい姿が見られるかもしれません。
・小動物の形のおもちゃ
ネズミなどの小動物に見えるおもちゃは狩猟本能をくすぐります。
・通り抜けたり隠れられるおもちゃ
猫は狭い所が大好き!モグラ叩きのようにひょっこり顔を出したり、狭い空間に喜んで突っ込んでいく姿が見られる事間違いなし。
メリハリをつけて楽しい生活を
猫との暮らしは猫の気ままな姿に癒される事間違いなしです!いい意味で肩の力が抜けると思います。猫はしつけと言う言葉とあまり縁がないように思いますが、一緒に生活するからには可愛がるだけで、ただ甘やかすのは猫のためにも飼い主のためにもなりません。
しつける所は面倒くさがらずちゃんとしつける・責任もって管理するところはしっかり管理するといったメリハリをつけていきたいですね。
中には犬と同様にお手・おかわりなどをする芸達者な猫もいます。意外と飼い主のために頑張ってくれるところもあるんですよ。
こんな気まぐれだけど甘え上手な猫と一緒に生活して癒される毎日を送ってみてはいかがでしょうか。