猫の介護はどうすればいい?要介護になる4つのケースと対処法

猫の介護はどうすればいい?要介護になる4つのケースと対処法

人間の世界も高齢化して介護問題が深刻になっていますが、猫も寿命が延びているので昔よりも介護問題が深刻になっています。一旦飼い始めた猫はその生涯お世話してあげるのが原則ですから、介護については飼い主さんすべてに関係のある問題ですね。今回は猫の介護について考えてみたいと思います。


高齢の猫の病気の介護

猫も大切な家族の一員ですから、心を込めてお世話してあげましょう。

獣医師と連携する

一時的な病気の場合は介護も一時的ですが、長期化する場合もあります。そんな時はかかりつけの獣医師さんと連携して、飼い主さんに出来ることをしてあげましょう。出来ないことは出来ないのですから、出来ることを精いっぱいしてあげることです。

食事を与える

病気になると人間でも食欲がなくなるものですが、もちろん猫も食べたがらなくなります。自然に任せているとどんどん痩せて体力や抵抗力が低下してしまうので、強制給餌が必要な場合もあります。獣医師さんの指示に従って、特定のフードを指示された量食べさせるのは飼い主さんの務めです。

下の世話

介護といえば下のお世話は当然です。猫が自分でトイレで用を足せるなら大丈夫ですが、無理であれば、紙おむつをしてあげることができます。その場合、おむつ交換時には蒸しタオルで拭いてあげましょう。猫はキレイ好きな動物ですから、自分の体がおしっこ臭くなったらとても不快に感じるのです。

障害猫の介護

障害を持っている猫は、飼い主さんの愛情が普通以上に必要です。

四肢麻痺の猫の場合

四肢が麻痺した猫ちゃんを捨てる人がいますが、これだけは決してやってはいけないことです。治療を受けても麻痺が治らない場合には、健康な猫以上の愛情を注いでお世話しましょう。時間を決めて、一日2~3回ほど膀胱圧迫しておしっこさせてあげてください。大抵はウンチも同時にします。膀胱圧迫はコツがあります。間違ったやり方は膀胱破裂の危険があるのでるので、必ず獣医師から指導を受けてマスターしてからするようにしてください。もし飼い主さんがうまく出来ないようなら、紙おむつをしてあげる方法もあります。人間の新生児用の紙おむつを使い、お尻部分にはさみで切り込みを入れて尻尾を出してはかせます。

盲目の猫の場合

視力の低い猫も、全盲の猫も、室内飼いの場合は差ほど変わらない生活ができます。ご飯をあげる時とトイレの場所には少し気を遣ってあげた方がいいという程度で、介護は必要ないでしょう。お風呂など、危険な場所には近づけないようにしてあげてください。

認知症の猫の介護

意外と知らない方が多いのですが、猫も認知症になります。

猫の認知症とは?

脳細胞が減少して、以前できていたことができなくなります。猫の種類や大きさによって違いはありますし個体差もありますが、だいだい7歳ころから発症するようになります。

認知症の症状は?

猫の認知症で一番多いのは「寝続ける」という症状です。同じ場所で同じ格好で何時間も寝続ける場合、床ずれの心配があります。ペットショップに床ずれ防止用のマットが売っているので、利用してみるといいでしょう。また、トイレで用を足せなくなり、所構わずおしっこやウンチをするようになることがあります。決して叱らずに、その都度後始末をして猫と家を清潔な状態にしてください。四肢麻痺のところで説明した「新生児用紙おむつ」か「ペットの介護用紙おむつ」を使うという選択でもいいでしょう。

飼い主の心構え

かわいい仔猫があっという間に成猫になり、いつの間にか老猫になるのは極めて自然なことです。家族の一員である猫が認知症になるのは飼い主さんにとって精神的に辛いことですが、現実を受け止めて最後までしっかりお世話しましょう。うちにも認知症を発症した猫がいましたが、かわいさは同じです。愛情を一杯注いでいたので、いろんなことがありましたが本人は安心していたようです。結局、出来ることを精いっぱいしてあげることしか出来ないのですから。

老齢猫の介護

歳を取ると、健康でも介護が必要になる猫もいます。

食事を与える

歳を取ると食が細くなりますが、体力を落とさないために食事は大切です。器から自分で食べなくなったり極端に食事量が減った場合には、強制給餌してあげましょう。老齢猫に適したペースト状のフードが売っているので、シリンジに詰めて食べさせます。うちでは猫を後ろ向きに抱っこして膝に乗せ、左手で猫の前足を優しく握って、右手で食べさせていました。中には口に入れれば入れるだけ食べる子もいますから、食べさせ過ぎに注意してください。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回は病気の猫、障害を持っている猫、認知症の猫、老齢猫に必要な介護について考えてみました。介護の話題は決して明るいものではありませんが、人間でも動物でも愛があれば必ず乗り越えられます。またうちの子の話で恐縮ですが、手のかかる子ほど絆が強くなったような気がしました。慣れれば生活の一部になりますから大丈夫!必要が生じた場合にはぜひ心を込めて介護してあげてください。

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