まずは飼っているペットが保険の対象に含まれているかを確認しましょう。犬猫はもちろん、鳥やうさぎ、フェレットの保険もあります。
対象をチェックしたらあとは5つのポイントをチェックしていきましょう。
ポイント1つ目:加入時期はいつなのか
保険会社を選ぶときにまず考えたいのが加入時期です。
・生後1年の体が弱い時期
・7歳以降のケガや病気の心配が出てくる時期
・一生涯の加入か
いつ加入するかによって必要な補償も変わってきます。たとえば体がか弱い時期やケガや病気が増えてくる時期に加入するのであれば、補償内容が手厚い方が良いですよね?ただし加入可能年齢は9歳未満と設定している保険会社が多いので、できるだけ早く加入することを勧めます。
ポイント2つ目:更新可能年齢は?
更新可能年齢とは「ペットが保険に加入できる年齢」です。
更新可能年齢を過ぎると保険の継続ができなくなります。
特に高齢のペットは病気やケガをしやすくなるので、更新可能年齢は高く設定している保険会社の方が安心です。今は医療技術やフードも発達していてペットの平均年寿命も長くなってきているので、なるべく更新年齢が高い保険や終身保険を選びましょう。
ポイント3つ目:補償内容はどうなのか
ここが一番大切です!
補償内容を比べるときは対象、割合、限度額・日数をチェックしましょう。
■補償対象
「何が補償の対象で何が対象になっていないのか」
補償の対象になっていないケガや病気、治療費は必ず確認しましょう。
犬種や猫種によってなりやすいケガや病気も異なるので、飼っているペットがかかりやすそうな病気を補償対象にしているところが安心です。
保険会社によっては補償対象になっているものがあったり、特約を付ければ補償対象に含めたりもできるので、補償内容は納得の行くものにしましょう。
■補償タイプ
「実費補償と定率補償、定額補償の3種類ある」
実費補償は、支払い限度額内であれば治療費を実費で補償してくれるもの。
たとえば実費補償金額が1万円で、実際に1万5千円の治療費がかかった場合は1万円補償されます。
定率補償は治療費に対して決まった割合の額を補償してもらえるもの。
現在は治療費の50%、70%、100%の補償してもらえる保険商品があります。
補償割合が高くなると給付金は多くなりますが、その分保険料も高くなります。
定額補償は1回あたりにかかった治療費を補償規定額まで定額で補償してくれるもの。
たとえば1回の通院の規定額が4000円で、実際に1万円かかった場合は4000円補償されます。
■支払い限度額と限度回数・日数
「支払いの限度はどれくらいか」
ペット保険は通院、入院、手術に応じてそれぞれ支払われる「日額」と「回数・日数」が決まっています。限度額はどれくらい補償してほしいのかを目安に決めると良いです。
限度回数・日数は、保険会社や商品によって違うのでよく考えましょう。
ペットが5歳以下の場合このような保険がおすすめです。
【支払い限度額】
通院:1日1万2500円まで
入院:1入院12万5000円まで
手術:1回10万円まで
【年間限度回数】
通院:年間30日まで
入院:年間3入院まで / 入院は支払い限度額まで日数制限はなし
手術:年間1回まで
高齢の場合は入院・手術の限度額がもっと手厚い方が飼い主にとっては安心できますね。
ガンになったら手術代だけでも40万円ほどかかるケースもあります。
ここは慎重に選びましょう!
ポイント4つ目:保険料の上がり方
「保険料は年齢があがっていくにつれてどう上がっていくのか」
・毎年保険料が上がる
・3歳ごとなど一定の年齢ごとに保険料が上がる
・保険料がずっと変わらない
・保険料の引き上げは5歳のときに1回のみ引き上げになる
このように保険料の上がり方は様々です。
見落としがちなところですが保険を継続していく上では欠かせないポイントです。
5つ目のポイント:給付金についてチェック!
「給付金はどのように差し引かれるのか」
「給付金支払いのための審査基準ははっきりしているか」
給付金には2つのタイプがあります。
・病院で精算するときに給付金が差し引かれるタイプ
・精算するときには全額負担して、後日に診療明細書を保険会社に送って請求するタイプ
これは飼い主さんが好きな方を選ぶといいです。
絶対に確認して欲しいのは給付金には審査基準。保険会社には支払いに審査基準があり、給付される対象の病気やケガであっても支払われなかった・・・なんてトラブルもあります。
トラブルを避けるためにも審査基準が明確な保険会社を選ぶべし!
ペット保険の会社が破綻したらどうなるの?
ペット保険を扱う保険会社は損害保険会社と少額短期保険会社の2種類です。
■損害保険会社
損害保険会社には「損害保険契約者保護機構」への加入義務があり、予測できずに応じた損害を補償してくれる会社のことを指します。
損害保険会社は万が一破綻しても、最低でも80%の保険金や返還金を「損害保険契約者保護機構」が補償してくれるようになっています。
■少額短期保険会社
名前の通り、少額で短期の保険を扱う会社のことを指します。
損害会社のように保護機構はありませんが、契約者保護の仕組みはちゃんとあります。少額短期保険会社は保険金を支払っていくために、一定の保険料を積み立てています。また契約者保護のために、保険料に応じて決まった額を法務局に預けて保管してもらっています。
つまり損害保険会社でも少額短期保険会社でも契約者は保護されているため、破綻して全く補償がなくなるという事態は起こらないはずです。
万が一保険会社が破綻してしまっても補償がゼロになることはありませんが、できるだけ信頼できる会社の保険を選んでください。
選び方のポイントまとめ
・ペット保険を選ぶときに見ておきたい5つのポイント
「加入年齢」「更新可能年齢」「補償内容」「保険料」「給付金」
・特に補償内容が納得できる保険商品を選ぼう
・信頼できる会社の保険商品を!
大切なペットさんのことを考えて最適な保険を選んでくれたら嬉しいです!