愛犬にフラッシュ撮影は失明の危険?!

愛犬にフラッシュ撮影は失明の危険?!

最近ツイッターでも「フラッシュ撮影による猫の失明」が話題となっています。犬や猫に向けたフラッシュ撮影はどのくらい危険が潜んでいるの?正しい写真のとり方で愛犬の可愛い姿をカメラに収めていきたいですね!


今やカメラは愛犬家の必須アイテム

今までは引き出しの奥に眠っていたカメラや、ほとんど起動させることもなかった携帯やスマホのカメラ機能でも犬を迎えたその日から大活躍し始めるものですよね。気づいたときには何百枚…なんて飼い主さんも多いのでは?

そんなカメラにほとんどついているフラッシュ機能は、暗闇でもきれいにとれる必須の機能。しかし最近はそのフラッシュ撮影による愛猫や愛犬への「目のトラブル相談」も増えているそうです。

犬の目の仕組みやフラッシュ撮影での影響を知って、安全に写真撮影を楽しみましょう!

犬と人間では目の作りが違う

家族同然に愛犬に愛情をかけて接するのは非常に大切なことです。しかしその体のひとつひとつは人間とは全く違った作りを持っていることを理解してあげることも愛情です。

犬が起こしやすい網膜障害、治療は難しい

本来暗闇でも狩りをして生きていた犬はその瞳の中で「光の量を多くする」という構造を持っています。カメラのフラッシュのような少ない光でも犬にとっては凶器となりかねません。そしてこの仕組みによって、犬は人間と比べて網膜剥離など網膜に障害を起こしやすい生き物です。

網膜剥離は失明する前の症状がほとんど無く、痛みも無いため飼い主が気づかぬうちに失明してしまうことも少なくありません。また、片方の目が失明すると高い確率でもう片方の目も失明してしまいます。治療も非常に難しいので、一度網膜剥離になった目を元通りに出来る可能性は低いとされています。

犬はフラッシュの光を予知できない

瞳孔は閉じることによって、目に入ってくる光の量をコントロールしています。光の影響が大きすぎると、網膜に強い刺激が加わり炎症や剥離といった症状を引き起こします。ではフラッシュによる影響は?人間であれば、カメラに映るときに「フラッシュが光るぞ」と無意識のうちに予知することが出来ますよね。

しかし犬や猫は「カメラ=フラッシュ」など分かるはずもなく、当然瞳孔の動きも遅く反応してしまいます。そのため人間に比べ非常にフラッシュの影響を受けやすいと言えるでしょう。

一度や二度のフラッシュで失明することはほぼ無い

犬は光の刺激を非常に受けやすい目の作りをしていますが、一度や二度のフラッシュが原因で失明することはほぼ無いとされています。しかし、そのフラッシュが日常的なものになったらどうでしょう?獣医師さんでもきっとすすめることはありません。また、網膜剥離の他、そうったことが原因となり痙攣をおこした事例もあるそうです。

直接目に大きな影響はなかったとしても、犬にとって「気持ちのいい光ではない」ことは確か。飼い主さんにとっては楽しい撮影会も愛犬にとってはストレスになる可能性もあるのでフラッシュは避けておきたいものですね。

正し写真のとり方、公共の場でのマナー

フラッシュを使わなくても、愛犬を可愛くきれいに撮影する方法はたくさんあります!また公共の場にいる動物たちにも、気をつかってあげたいものですね。

室内でのフラッシュ無し撮影方法

まずはもちろん、部屋の電気をつけてなるべく明るくすることでキレイな仕上がりにすることが出来ます。それ以外の方法では、デジカメの場合にはISOの数値を上げる、スマホの画像処理で撮影後に鮮明度を上げるなどもあります。

キャンプ用のランタンや懐中電灯を使う際には愛犬に直接あてるのではなく、周りを照らすようにして使いましょう。

「フラッシュ禁止」は絶対に守ろう!

水族館や動物園などでは「フラッシュ撮影禁止」としている場所も多くありますが、それでもまだフラッシュ撮影をしている人って多いんですよね。人間にスポットを当てていても、動物の目にフラッシュの光が差してしまうこともあるので言い訳になりません。

一人が「これくらい大丈夫だろう」と思っても、それが大勢になって毎日になったら、動物たちの負担は非常に大きくなってしまいます。マナーは絶対に守りましょう!

また、他の人が連れている犬やよそ様の家の犬を勝手に写真に収めることも、マナーとしては良くありません。自分の愛犬が勝手にパシャパシャと写真を撮られて良い気分にはなりませんよね。ましてやSNSなどで一気に世界中へ発信できてしまう世の中です。

「可愛い!写真とりたい!」そう思ったらまずは必ず一言、「とってもいいですか?」と声をかけ、もちろんフラッシュは炊かないようにしましょう。

人間には何気ないことでも・・・

カメラのフラッシュなど、人間にとっては本当にささいな何気ない日常の一コマですよね。しかし、そういった人間には何気ないことでも、犬にとっては肉体的にも精神的にも大きな負担となっている可能性があります。

昔と比べてどんどん私たち人間に近い生活をするようになった愛犬たち。今回ご紹介したような見落としがちな「愛犬へのNG行動」を少しでも知っておくことが、犬との共存を続けていく上で必要かもしれませんね。

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