ホリスティックとは
ホリスティックとは、ギリシャ語の「holos」(ホロス)=全体を語源とする造語です。「心・身体・環境がよく調和し、最良のクオリティオブライフ(生活の質)を得ている状態」をホリスティックヘルスといい、「ホリスティックケア」つまり日常の心身両面のケアを行うことなのです。数あるケアの中でも最も重要な食事についてご紹介します。
毎日のごはんがおいしい&楽しい時間に変わる
愛犬の食事を考えたときに、大きく2つあげられます。一般的に浸透しているのはドライフードや缶詰などですが、最近は手作り食が増加傾向にあります。手作り食の場合は原材料がはっきりしていて、愛犬の体調を見ながら用意することが利点ですので、よりスティックな食事であるといえます。市販でも手作りでも愛犬のことを考えて、食事が楽しくなるようにしていきましょう。
ペットフードの選び方
■ラベルをしっかり読む
原材料表示はできるだけ詳細に書いてあるかチェックしてください。良質な商品はビタミン、添加物などに至るまで表示しています。また、主要原材料は肉類、副産物、オートミールは消化が悪いのでほとんど吸収されません。チキン、ビーフ、ラムなど明確に表示されていることが重要です。栄養価や栄養
効率を特定し、種類や形状を確認しましょう。
■フードの保管
フードは酸化防止剤が入っていても、開封して空気に触れた時点から酸化が始まります。同時に栄養価の低下も伴います。涼しく湿度の低い場所に保管し、密封性の高い容器などお勧めです。開封後はしっかりと口を閉めてできるだけ早く使い切りましょう。
手作り食
アメリカで愛犬に手作りの食事を与えている飼い主が増えている影響を受け、日本でも多くなってきています。メリットとしては、原材料がわかる、添加物など入れなくて済む、年齢や体質を考慮して作れる、新鮮なものが与えられる、アレンジ次第で自分達も食べれる食事になる、同じ材料を与え続けなくて済むなどがあげられます。
■食材の選び方と注意点
できるだけ新鮮で、安全な食材を選んで使用してください。最初は現在与えているフードに少しずつ混ぜて与えてみて、糞や体調などの様子を見てください。また持病やアレルギー、高齢犬はかかりつけの獣医師に相談してから与えましょう。またネギ類やチョコレートなど与えてはいけない食材がありますので、必ず調べましょう。
■調理の仕方
最初は少しずつ慣れさせるために、すり潰して与えるとスムーズに食べてくれます。慣れてきたら小さく切って与えましょう。電子レンジで温めると焦がしたり失敗しないのでお勧めです。冷ましてから与えてください。
■食材の選び方
鶏肉(むね、もも、ささみ)は高たんぱく、低カロリーで、ダイエットをしている犬には皮を除いて与え、シニア犬にはたんぱく質の資源になりますのでお勧めです。牛肉は疲労回復に役立ちます。最近は馬肉が注目されており、鉄分、カルシウム、カリウムが豊富です。アレルゲンになりにく食材です。野菜は肉類と相性の良いブロッコリーやキャベツなどの葉物、ニンジン、イモ類などがお勧めです。
まとめ
ペットからコンパニオンアニマルとして認識され、子供のような、兄妹のようななどそれぞれの位置づけになってきました。「この子たちの健康を守り、元気で長生きさせてやりたい」という気持ちから、私達、人間の意識が変わってきました。愛犬家おひとりおひとりが愛犬を大切にしていることがホリスティックケアにつながり、愛犬との暮らしをより豊かに楽しく幸せのものにしていきます。