2016年10月09日

飼い始めが大切。子犬とトイレシーツ、トイレトレーニングについて

犬にとっても排泄は日々欠かせない生理現象です。ですから、犬を飼う場合、トイレの問題はとても重要なテーマです。トイレシーツも専用トイレトレイも、はみ出し飛び散りに対応した新製品のトイレトレイ、改良のトイレシーツなど、日進月歩で改良を加えた新製品が出てきます。


さまざまな犬のトイレのしつけ関連情報を整理して、より快適なトイレ環境を用意できるようにして行きましょう。

犬用のトイレシーツとは?

トイレシーツとは、オシッコを吸収させるおむつのようなシーツです。
このトイレシーツの上で排泄を行えるようにすることが、トイレのしつけの第一歩であり、最も重要な点でもあります。

トイレシーツの主なサイズは次のようになっていますが、メーカーによってサイズは微妙に異なります。
飼い犬の大きさやトイレのやり方(はみ出す子には大きめのサイズを用意するなど)にあわせたサイズを選ぶようにしましょう。

(1)レギュラータイプ

34cm~45cmくらいです。子犬や小型犬向けになります。薄型も圧型もあります。また、中型犬や大型犬でも、このサイズを複数敷き詰めて、濡れたものから取り換えて使用する方法もあります。

(2)ワイドタイプ

44cm~62cmくらいです。主に中型犬向きです。小型犬でも、長時間の留守番をさせておく場合にも使われることがあります。長時間使う場合は、吸収力のある厚手のものを敷いておくと安心です。

(3)スーパーワイドタイプ

60cm~90cmくらいです。大型犬や超大型犬向けになります。量も多いですから吸収力や厚さ、消臭のことも考えて選びましょう。

(4)ウォシャブルタイプ

またこれらとは別に、何度でも洗って使用することができるというウォシャブルタイプのシーツも開発されているようです。使い捨てのトイレシーツはもったいない、環境にも優しくないのではないかといったことが気になる場合は、このようなタイプを使ってみるのも良いかもしれません。

ペット用の特長のあるトイレシーツ

サイズの他に、いろいろな特長をもったタイプの次のようなシーツがあります。

(1)吸収力に優れている、(2)炭入りになっていて、消臭力に優れている、(3)いたずら防止のための粘着テープが付いている、などがあります。

犬の方も、飼い主の都合で長時間の留守番となる犬、飼い主がこまめに面倒をみることのできる犬などそれぞれですから、上記のタイプを組み合わせて、飼い犬に合ったトイレシーツを選ぶようにしましょう。

愛犬のトイレシーツの置き場所

ケージの中とケージの外、それぞれにトイレシーツを置くことをおすすめします。
こうしておけば、ケージの中にいるときも外で遊んでいる時も、トイレシーツの上で排泄することができるからです。

子犬は、最初はどこでオシッコをするかわからないので、ケージの中は全体にトイレシーツ敷き詰めます。
ケージの外も、子犬はどこにするか決まっているわけでもないので、部屋のいくつかの場所にトイレシーツを置いておきます。

また、飼い主としてはできればトイレシーツの上で排泄はして欲しいのですが、必ずしも子犬がそうするとは限りません。また、トイレシーツの上でしたつもりでも、はずれているということもあります。

ですから、トイレシーツの上で排泄が出来たら、特に褒めてあげましょう。また失敗しても、あまり叱らないようにしましょう。
褒めてあげていると、子犬はトイレシーツと排泄の関係がわかってくるようになります。
こうした中で、トイレのしつけが徐々にできてくるのです。

ペット用 トイレトレイ(トイレタリー)の種類

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子犬が排泄をする際に、困ることがあります。前足とお尻の位置の間隔がわからずに、トイレシーツをはみ出してしまうことや、オスの場合には、子犬でも後ろ足を上げてオシッコをする子もあって壁を汚してしまうことなどです。さらに、トイレシーツを噛んで食べてしまう子などがいます。
そうした悩みに応えて、改良されたトイレトレイが売られています。いろいろな種類を見てみます。

はみだし防止トイレ、とびちり防止トイレなどは、3面が囲われた形にできています。入り口は段差がついていますから、うっかりはみ出すということは防止されます。お洒落な色彩の家具のような作りのトイレトレイ、圧迫感を感じさせない透明なトイレトレイ、囲いの高さもいろいろな種類があります。囲いの高いトイレは、男の子向きです。

メッシュタイプのトイレトレイは、噛み癖防止のために、網目の蓋が付いています。簡単には食い千切られない素材のトレイもあります。

折りたたみのトレイは、片側が上がった状態ですから、後ろ足を上げる男の子向きです。

また、シリコンゴム製のトイレマットは、やわらかいので折りたたむことができます。車で移動する時に後部に敷くと便利です。

まとめ

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室内で飼う場合、欠かせないのがトイレシーツとトイレトレイです。どちらも、子犬を迎える前には準備をしておきましょう。子犬はすぐに大きくなりますから、ケージ、トイレシーツとトイレトレイのサイズは、大きくなったときのことも考えて選ぶようにしましょう。

散歩の時に排泄をさせるようにすると、トイレシーツを節約することもできます。ただし家の外の公共の場を汚さないように、流す水や持ち帰るための袋を持っていくことが、犬の飼い主のマナーとして求められています。