2016年08月24日

犬も可愛い洋服でおしゃれに健康を保とう!

自分の洋服を買いに来たのに可愛い犬の洋服を見つけるとついつい手に取ってしまう!犬とのおでかけにおしゃれは欠かせない!そんな飼い主さんはきっと多いはず。そしてこれから犬を飼う人は、どういう時に洋服が必要なの?という疑問もお持ちでしょう。そんな疑問を解消しながら、犬の洋服の正しい選び方をご紹介します。


そもそも犬に洋服は必要なの?疑問を解消!

愛犬家の皆さまの中には、「犬に洋服を着せるってどうなんだろう…」と実は心にモヤモヤを持ってる方もいるのではないでしょうか?洋服はどんな時に必要なのかをご紹介します。必要な時にだけ着せることで犬が本来持っている体温調節の力を損なわずに、犬のおしゃれを楽しめますよ!

外来種は日本の風土に弱い

もともと日本で生まれた日本犬は、日本の風土に適した体をしているため体温調節などもしやすく、基本的に洋服は必要ないでしょう。しかし、今では外国からの犬が増えていて、そういった犬は日本の暑さ寒さに適していません。そのため洋服を着せることで暑さや寒さから身を守ります。

また、昔は外で飼うことが多かったため犬も季節によって自分で毛を変える、「換毛期」というものがありましたが、最近では室内で飼われることが大半で換毛期があやふやになる犬も多く、体温調節が難しくなっていると考えられます。

皮膚を清潔に保つため

アレルギー体質など皮膚の弱い子は薬を塗ることもあります。洋服を着せることで、患部を舐めてしまう事を防げます。また、お散歩コースに草が多かったりする場合には、ノミやダニ、虫さされの予防にもなります。普段のお散歩では着せなくても、草の多い場所やドッグランへ行くときだけ着せるなど臨機応変に洋服を使っている飼い主さんも多いですね。

お出かけ時のマナーとして

特に犬同伴可能な飲食店や、新幹線に乗せる場合、周りの人への配慮として洋服を着せるのはひとつのマナーです。犬の毛にアレルギーがある人もいるでしょうし、全ての人が犬好きではありません。盲導犬や介助犬も、マナーのための洋服を着ていることが多くあります。

洋服が必要な時期と犬種は?

実際に洋服が必要な時期は犬種によって異なります。ご自分のわんちゃんに必要な時期を見極めて、いつの時期にも快適に過ごさせてあげましょう!

寒さに弱いのは南国生まれの小型犬

シングルコートと呼ばれる犬の毛は短く密集率も低いため、寒さに弱く出来ています。特に南国生まれで小型犬であれば、冬に部屋の隅で震える姿を見ることもあるでしょう。犬種としては、チワワ・パピヨン・ミニチュアピンシャーなど。また、無毛のヘアレスドッグは特に寒さや紫外線に弱いため洋服をはじめとした防寒対策は必須です。

暑さに弱いのは北国生まれや短鼻犬

シベリアンハスキーやシェットランドシープドッグなど北国が原産となる犬種は毛に覆われているため、暑さに非常に弱いです。また、ペキニーズはシーズーといった鼻の短い犬種も呼吸をするのが苦手なため、暑さ対策が必要です。そういった犬には、凍らせて使用するベストなどで熱中症から身を守ってあげましょう。

 

子犬や老犬、病気の犬

子犬や老犬は体温調節が上手くなく、夏には熱中症にかかりやすいです。また特に老犬であれば、体が冷えやすいため冬には代謝や循環機能の低下が心配されます。その他、持病がある子は獣医師に相談し、どの程度の暑さ寒さ対策と取るべきか決めていきましょう。

可愛く着せたい犬の洋服、その選び方とは?

実際に犬の洋服を選ぶ際には、見た目ももちろん重要ですが素材や機能性にこだわる事で犬に洋服を着せる意味が持てるでしょう。最近では非常に豊富な種類が販売されていますから、素材や機能性を重視したとしても十分に可愛くておしゃれな洋服は見つかりますよ!

肌に優しい天然素材でお手入れもし易いものを

特に皮膚の弱い子には、素材に気を付けてあげましょう。ポリエステルなどの化学繊維は避け、100%オーガニックコットン素材などを選ぶと良いですね。質の良いニットやフリースは保温効果も高いので冬にはおススメです。また、キラキラした装飾品がついてるものは、肌に傷を付けたり誤飲の危険性もあるため絶対に避けましょう。お散歩時用に選ぶ場合には、汚れのつき辛い素材にするとお手入れも楽になります。

真冬のお散歩にはダウンジャケットがおすすめ

特に寒冷地でのお散歩には、ダウンジャケットがおすすめです。高い保温効果と、汚れても落としやすいメリットがあります。

おむつカバーとしての洋服

お出かけ時のマナーや介護、女の子であれば生理などおむつを使う機会もあるかと思います。おむつが脱げてしまう事を防ぐためにもおむつカバーとしての洋服は重宝しますよね。この場合、目的は「おむつを固定させる」とはっきりしていますので、選ぶ際には通常時の洋服以上にサイズに気をつけてあげましょう。

 

犬に洋服を着せる際の注意点

当たり前ですが、もともと洋服を着る習慣などない犬に洋服を着せるときには、少し気を付けてあげることも大切です。神経質になる必要はありませんが、ご紹介する2点のポイントは守ってあげて下さいね。

洋服を脱がせたあとには毛のお手入れを

特に毛の長い犬種は洋服を着せることで毛玉になりやすいです。そのため、洋服を脱がせたあとには必ずブラッシングなどでケアをしてあげましょう。また新しい洋服を着せたあとには皮膚の状態をよく観察しましょう。かゆがる等の症状が出たら、その子には合わない素材かもしれません。

嫌がる子には無理に着せない

どれだけ飼い主さんが寒さ対策のために着せてあげたくても嫌がる子も中にはいます。そういった子に無理に洋服を着せることはストレスになるのでやめましょう。そういう場合、寒い時期には毛布や温かくいられるドーム型のクッションを用意するなど、その子にあった寒さ対策をしてあげてくださいね。また、初めて洋服を着せるときには「お散歩前」「おやつ前」などわんちゃんが喜ぶ前に着せると洋服に対して良いイメージを持ちやすくなりますよ。

犬の洋服は必要な時に必要な素材を!

一度犬に洋服を着せるとその可愛さにたまらなくなり、ずっと着せていたくなるかもしれません。でも本来犬にとっておしゃれとしての洋服は不要なもの。寒いときに温かいものを、暑い時期には体を冷やすものを。そういった選び方をする事で、楽しく健康的な犬のおしゃれを楽しめますよ!