2016年08月21日
犬は、言葉をしゃべって気持ちを伝える事は出来ませんが、顔のしぐさや表情、行動によって、どういう気持ちでいるのかというのを推測する事が出来ます。また、その時の気持ちを理解していると、しつけをする時にも大変役立ちます。
ダックスフンドは非常に頭が良く、飼い主に忠実で人間の気持ちを理解してくれる犬です。一緒に暮らしているとよく分かりますが、笑ったり、悲しんだり、怒ったりという様々な表情や行動をわたしたちに見せてくれます。
私たち飼い主が注意しなくてはいけないのは、例えば、「犬が尻尾を振っているから喜んでいる!」という風に単純に犬の気持ちを決めつける事が出来ない事です。怒っている時にも尻尾を振るという行動をとる事もあります。その時の状況によって、総合的に犬の気持ちを理解しようとする観察力、洞察力も飼い主には必要になってくるでしょう。
これは警戒していたり、観察していたり、見慣れない物を見つけた時に、次にどう行動するのかを考えている場合が多いです。
喜んでいる時や、遊んで欲しい時、物が欲しい時に見られる行動です。この飛びつく!という行動は、実は腰に負担をかけてしまう原因にもなりますので、出来れば子犬の時から、飛びつかない様にしつけておく方が良いかもしれません。
尻尾振りは、基本的には嬉しい時、喜んでいる時の行動ですが、怒っている時にも見られる事がありますので、表情やその時の状況から気持ちを察してやる必要があります。
尻尾を足の間に巻き込んでいる場合は、服従を示している時によく見られます。例えば、悪い事をして飼い主に叱られている時、こういった尻尾の動きが見られたら、反省して服従しようと考えていると推測が出来ます。
聞きなれない言葉なんかを聞き取ろうとしています。その後で、飼い主の気持ちを理解しようとして、じっと見つめてくる事が多いです。
人間と一緒で、寒い時、怖がっている時、緊張している時、体調が悪い時のサインです。その時の状況から、何が原因で今の状態になっているのかをよく観察して対応してあげて下さい。
退屈な時だけでなく、緊張や不安を感じている時にも、犬はアクビをすると言われています。
犬がお腹を見せる時は、飼い主に服従を示していると言われています。遊んで欲しい、かまって欲しい時などによくこういった行動をとります。お腹をなでてあげると非常に喜びます。
悪い事をして飼い主に怒られてしょんぼりしている時や、甘えたい時にこういった表情を見せてくれます。
よく笑っている時や喜んでいる時にこういった表情をします。体温調節をしていたり、退屈している時にも、犬は舌を出すと言われているので、その時の状況から気持ちを判断する必要があります。
これは怒っていたり警戒している時の表情です。強いストレスを感じています。もしかしたら、犬の縄張り意識を刺激してしまっている可能性があります。
喜んでいる時、警戒心を示している時、物が欲しくてねだっている時、かまって欲しい時など。色んな感情の時に共通で使う鳴き声です。判断はけっこう難しいので、その時の状況と表情から今の愛犬の気持ちを察してやりましょう。
甘えた様な声で鳴いている場合は、寂しい時、かまって欲しい時、何か物を要求している時などが考えられます。
嬉しい時にも鳴きますが、経験上、痛がっている時、びっくりした時、怖がっている時にこういった鳴き方をする事が多いです。
遠吠えみたいな鳴き方をする時は、寂しさから仲間や飼い主を呼んでいたり、何か遠くの方で音がした時に警戒を示していたり、という事が考えられます。パトカーや救急車、花火などの音に反応して遠吠えをする犬は多いです。しかし、犬が遠吠えをする理由は、はっきりと解明されているわけではありません。
唸り声。歯をむき出しにしている時は、怒っている、これ以上近づくな!というサインです。こういう時にあまり刺激すると、飼い主でも噛んでくる事もありますので、注意しましょう。
いかがでしたでしょうか?ダックスフンドはイタズラ好きで甘えん坊かつ、やんちゃな性格をしています。毎日一緒に暮らしていると、非常に表情が豊かで飽きる事はありません。犬は、言葉で伝えられない代わりに、飼い主に向かって色んなサインを出しています。ぜひ、この記事を参考にして頂いて、愛犬と飼い主との信頼関係を高めて頂ければと思います。