2016年10月10日

犬がカーペットをかじる理由は?辞めさせるコツをご紹介!

愛犬が何やらガジガジ。気付くとカーペットを一生懸命かじっています。室内の大切なインテリアが台無しになってしまうだけではなく、健康にも被害を与える恐れがあります。今回は愛犬が何故カーペットをかじってしまうのか、その理由と辞めさせる方法をご紹介します。


愛犬がカーペットをかじるワケ

美味しくもないカーペットをかじる行為。傍から見るととっても不思議ですよね。でもそれには理由があったんです。

遊びが大好きな子犬たち

子犬の時期に家にやってきた愛犬たち。飼い主さんもトイレや食事のしつけに四苦八苦することもあると思います。特にやんちゃな犬種の場合は室内でのルールを教えるのも大変ですよね。そんな忙しい飼い主さんを横目に子犬たちが考えていること。それは「遊び」なのです。
子犬は遊びが大好き。いつも動いて何かをしていないと気が済まない!そんな印象さえ受ける時があります。

夢中になれる何かが欲しい!

子犬たちは遊ぶことが好きなのと同時にイタズラ好きでもあります。周りを見て「何か遊ぶものないかな?」そんな風に感じているんですね。ですので、遊びの1つとして、カーペット、ソファの脚の部分、タオルなどをガジガジかんでしまうのです。

素材が柔らかく、遊びやすいのが子犬たちにとっては楽しいのでしょうか。挙句の果てにはせっかく高いお金を出して購入したカーペットがボロボロ…なんてこともあり得ます。子犬にはその辺の”事情”がわかっておりません!本当にお構いなしです。

性格的なものもある

犬も生まれつき落ち着きがない性格の子がいます。何かをやっていないと落ち着かない時が多く、おもちゃ遊びも中途半端になりがち。カーペットは床にあるので簡単に手が届きますよね。そしてガジガジやり始めるわけです。
性格的な場合は成長するにつれて落ち着くのを待つしかありませんが、散歩の量を少し多くしてあげると落ち着いてくるかもしれません。運動量の多い犬種は十分歩いたり走ったりしないとストレスが溜まりやすくなります。

歯がかゆいのかも?

カーペットをかむのは歯の抜け代わり時期で、歯がムズムズして痒いからかもしれません。甘噛みを含めてかむということはごく当たり前で自然なこと。かむ対象を与えてあげれば解決しそうです。コングなどのおもちゃを用いて、かみたい衝動を発散させてあげましょう。

愛犬にカーペットかじりを辞めさせるコツ

愛犬のカーペットかじりを辞めさせるためには、ある程度のしつけが必要になってきますが、まずは愛犬が喜ぶあの手段から。

お気に入りのおもちゃを探そう!

カーペットを辞めさせる方法の第一弾として効果的なのは「おもちゃ」です。

子犬が5~6ヶ月を過ぎたら、そろそろお気に入りのおもちゃを探すように心がけましょう。おもちゃにはソフトトーイ、ハードトーイ、小型犬用、中・大型犬用などがあるので、良さそうなおもちゃを1つ選んで与えてみて下さい。
おもちゃにと愛犬との愛称が合えばこっちのもの!夢中になって遊んでくれるでしょう。それでも、「噛みちぎってしまった」「ボロボロになってしまった」「大きすぎて口に入らない」など色々不具合が出てくると思いますが、頑張ってお気に入りの1つを探してみて下さい!カーペットをかじるより楽しいと感じてくれば、自然にカーペットをかじることへの興味を失うはずです。犬の習性「楽しくない=やめる」の原理を利用しちゃいましょう。

それでもかじる子には「鼻タップ」でしつけ

基本的にイタズラをした時のしつけを行っていきましょう。カーペットをかじり始めたら「だめ」と言って、鼻先を軽くタップします。「カーペットをかじる=良くない」を根気よく教えていきます。

しばらくしてまたカーペットをかみ始めたら、同じように「だめ」と鼻先をタップします。鼻先は犬が触られると不快に思う箇所。「カーペットをかじる=不快な気持ち」がわかれば、自然と落ち着いてくるでしょう。この時、他の部屋に連れて行ったり、外の出したりする必要はありません。

同時におもちゃで気を引いて、カーペットかじりなんて美味しくもないしつまらない!ということを教えてあげるのも良いですね。そして、カーペットかじりをやめたら「お利口さんだね」と撫でてあげて下さい。

それでもやめない子にはおやつ作戦です。「かむ=おやつなし」「かまない=おやつあり」の方式にのっとって繰り返し教えてあげましょう。頑固な犬が多いのも確かですよ。

カーペットかじりに潜む健康被害

カーペットをかじることで受ける健康被害。愛犬たちはカーペットのくずを飲み込んでしまっているかもしれません。

繊維が体内に入ると?

愛犬がカーペットをかじる行為。もし、繊維を一緒に飲み込んでしまっているとしたら心配ですよね?私自身も経験があるのですが、冬の寒い時期に使う毛布の端がなくなってしまっていたことがあるんです。

我が家のアメブル達。「かみちぎったのかな?」と思っていたのですが、何日か経って便と一緒に繊維のかたまりが出てきた時にはビックリ!気にかけていて本当によかったです^^

通常、体内に入った食べ物や胃で消化されて腸を通って便として外に排出されますが、特に小型犬の場合、腸が細く小さいので繊維が途中で詰まってしまう可能性もあるので、これは本当に危険なことです。

そうならないためにも、事前に防げることはしっかり行いたいたすね。

おもちゃは子犬を夢中にさせる強い味方!

カーペットをかじるのは子犬の時期が多いです。子犬の頃はやんちゃで遊ぶのが大好き!コングなどのお気に入りのおもちゃを見つけて、興味をカーペットからそらすようにしましょう。小型犬の場合、体内にカーペットやタオルなどの繊維が入ると腸に詰まってしまう可能性がありますので、十分気をつけましょう。