2016年08月18日

ミニチュアダックスフンドのシャンプー・ブラッシングの方法と頻度

シャンプーとブラッシングをきっちりと行う事は、愛犬の健康を守るためにも繋がります。毛や地肌を清潔に保つ事で、皮膚病予防や抜け毛の防止にもなり、毎日のブラッシングは、毛玉や毛のもつれを防ぐだけでなく、肌を刺激し、犬の血行を良くしてくれます。


ブラッシングの方法と頻度に関して

毛の長さによって使用するブラシやコームが変わってきます。ミニチュアダックスの場合、ロング・ワイヤーヘアードのタイプは、専用ブラシをかけた後、犬用のコームで仕上げと毛のもつれもチェックしてあげましょう。

ブラシも様々な種類が用意されていますが、必ず犬用の物で、毛の長さも愛犬に適した物を使います。どれを使っていいか分からない場合は、ペットショップなどで詳しく聞いてみると良いでしょう。

ブラッシングは、基本的に毛の流れに沿ってかけてあげます。抜け毛の除去や、もつれをほぐしながら行っていきます。毛玉にブラシがひっかかって、犬の皮膚を引っ張って傷つく事がないように気をつけましょう。毛の先がからまりやすい長毛タイプは、出来れば毎日ブラッシングをかけてあげて欲しいと思います。

スムースタイプは、短毛種用のブラシを使います。ロングヘアードほど毛のお手入れは大変ではないですが、1日一回、最低でも2日に1回はブラッシングをしてあげると良いでしょう。

シャンプーの方法と頻度に関して

1.ブラッシング

シャンプーをする前に、軽くブラッシングをして毛がもつれている部分をとかします。特にロングヘアードといった毛の長いタイプは、このブラッシングが必要です。毛の先端にゴミなどが絡まって毛玉になっている場合は、指でほぐします。固まってしまってほぐせない毛玉は、この時にハサミで梳いたり切ってしまいましょう。

2.シャワーで体を濡らす

お湯の温度は人肌(37度ぐらい)程度で、水圧も出来るだけ弱く調節します。まずは足、おしり、尻尾、胴体、顔という順番で下半身から徐々にお湯をあてていきます。シャワーをあてる時は、水が飛び散らないように、体の近くにシャワーの口をもっていきます。最後に頭を濡らします。

耳や鼻にお湯が入らないように手で押さえて、注意しながら濡らしていきます。肛門の周りや下あたりに分泌物が溜まりやすいので、よく洗い流しておきましょう。

3. シャンプーをする

必ず、犬用の専用シャンプーを使いましょう。容量、用法は事前によく読んでおきます。体を傷つけないように、指の腹でやさしくマッサージする感じで少しづつ泡立てていきます。背中から泡立てていき、お腹、足、尻尾へ移行していくのがやりやすいでしょう。ここでも、頭は一番最後にします。

4.シャンプーをすすぐ

すすぎは頭、顔周りからシャンプーを洗い流します。濡らす時と同じで、耳や鼻にお湯が入らないように注意します。シャンプーが残らないように、よくすすいで下さい。

5.リンスをする

犬用のリンスを使います。リンスをかけていく順番は、基本はシャンプーと同じで大丈夫です。終わったら、リンスが残らないようにしっかりと洗い流してあげましょう。

6.タオルで体を拭く

大きなタオルで体の水分を拭き取ります。顔の周り、体、尻尾、最後に足という順番で水分を取っていきます。指の間、ワキの下などに水分が残らないように注意しましょう。

7.ドライヤーで乾かす

手で毛の根元をかき分けて、地肌までしっかりと乾燥させてやります。乾かす時に不十分だと、犬が風邪を引いてしまうので注意しましょう。

8.ブラッシングをして終了

全体がある程度乾いたら、毛並みに沿ってブラッシングをしながらドライヤーの風をあてていきます。指の間やワキの下など、水分が残りやすい部分までしっかりと乾いている事を確認して終了です。

9.シャンプーの頻度

ロングヘアードの場合は、シャンプーは月に1〜2回。ワイヤー・スムースヘアの場合は、最低でも月に1回のシャンプーが目安となります。体臭の予防はもちろん、毛や肌を清潔に保つ事で、犬の皮膚病やトラブルを予防する事にもなりますので、シャンプーはとても大事です。

抜け毛やお手入れで気をつけるポイント

ミニチュアダックスフンドは、換毛期と呼ばれる、古い毛から新しい毛へと生え変わる時期があります。この時は、通常よりたくさんの抜け毛が出ますので、ブラッシングの頻度を、1日に2〜3回に増やしてやると、部屋の床に落ちる抜け毛にそれほど悩まなくてすむでしょう。

また、あまりに抜け毛がひどいからといって、毎日シャンプーしたり、力まかせにブラッシングしたりしないであげて下さい。犬の大事な皮膚や毛が傷ついてしまっては大変です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

シャンプーやブラッシングは、愛犬の健康を守り、信頼関係を築く上で一番基本的なお手入れです。ただし、間違った方法で行ってしまうと、次第に犬が怖がって、シャンプーやブラッシングを嫌ってしまう事にもなりますので、ぜひ、今回の記事を参考にしてもらえれば嬉しいです。