2017年11月06日

トイプードルの種類としつけ

いまやペットの人気ランキング1位の座を確立しているトイプードル。まるでぬいぐるみのような見た目にだれもがメロメロになってしまいますね。一口にトイプードルと言っても、その中にも実は様々な種類があります。ここでは、トイプードルの種類や性格について紹介したいと思います。


トイプードルとは?プードルの種類

プードルと言えば、小さくてモコモコぬいぐるみみたいな犬というイメージがありますね。日本では、小さくて可愛らしいトイプードルが一般的になっており、プードル=トイプードルをイメージする人も多いのではないでしょうか?
しかし、実はプードルにはサイズによって、4種類のタイプが存在します。
もともとのスタンダードプードルという大きいサイズ、ミディアムプードル、ミニチュアプードル、トイプードルの4種類です。
・スタンダードプードル
体高 45~60㎝
・ミディアムプードル
体高 35~45㎝。
・ミニチュアプードル
体高 28~35㎝
・トイプードル
体高 28㎝以下で26㎝程度が理想とされています。

こうして比べると、一口にプードルと言っても、スタンダードプードルとトイプードルでは、体の大きさにかなり差があることがわかりますね。
また、この他にもトイプードルよりもさらに小さなティーカッププードルと呼ばれる子もいますよね。ティーカップに入ってしまうくらい小さいプードルということですが、実はこのティーカッププードルというのは、プードルの種類としてはJKC(ジャパンケネルクラブ)に登録されていません。
先の4種は、正式にプードルとしてJKCに登録されているものです。
というのも、ティーカッププードルというのは、トイプードルの未熟児であるケースが多いと言われています。非常に小さいため、足などの骨が弱く、脱臼や骨折のリスクが高く、健康管理には注意が必要です。

トイプードルの歴史

プードルという名称は、ドイツ語の“PUDDELEN”に由来すると言われています。これは、水の中をざぶざぶ歩くという意味で、もともとは、ヨーロッパにおいて、猟師が鳥を仕留めた際に水中を泳いで仕留めた獲物を回収する水猟犬の役目を果たしていました。
16世紀中頃には、その優雅な容姿からフランスの貴族達の間で愛玩犬として流行しました。その中でプードル特有の上品なカットが進化し、現在においても様々おしゃれなカットがみられます。
また、この間プードルのサイズは小型化が進み、スタンダード→ミディアム→ミニチュア→トイサイズと進化を遂げていきました。

トイプードルの基本的性格

プードルは、非常に学習能力が高く賢い犬種です。もともとが作業犬であったため、思考性や訓練性、作業能力といったものが高いことも特徴です。
そのためしつけがしやすく、それはサイズの違いによる差はないと言われています。
また、社交的であり、他の犬や人間との交流も好みます。小型犬でありながら、朗らかであまり無駄吠えをしないのも特徴です。

トイプードルの毛色と気質

トイプードルには多彩な毛色の子がいるのも魅力の一つですよね。実は、トイプードルの基本的な性格というのは共通していますが、毛色によって若干気質が異なるということが言われています。

・ブラック
ブラックのトイプードルは、目も鼻も全てが真っ黒です。
比較的穏やかな性格で、頭脳の高さは一番とされています。
人見知りや吠えたりすることも少ないので、初めてトイプードルを飼う人にはお勧めです。

・ホワイト
全身が真っ白でふわふわなトイプードルで、とても上品な印象です。
こちらの性格も穏やかで安定しており、初心者にも飼いやすいカラーです。
また、ブラックよりも少し大人しい性格なので、落ち着いた生活を好む人はホワイトが向いているかもしれません。

・ブラウン
こげ茶色のトイプードルです。少々わがままで、単独行動を好む傾向があります。飼い主とも常に一緒にくっついているというよりは、ある程度の距離をとって付き合いますが、急に甘えたりと考えが読めないタイプです。

・レッド・アプリコット
日本で最も人気の高いカラーです。中でもレッドは、絶妙な色味加減で特に人気があります。ただ、このカラーの子は、繁殖され始めてからの歴史がまだ浅く、飼い主への服従心や協調性がほかのカラーの子と比べて少し低い傾向があります。

・シルバー
シルバーのグラデーションが美しい個性的な。カラーです。子犬期はブラックと似ており、間違えてしまうこともあります。シルバーのトイプードルの性格は様々で、大人しい温厚な性格の子もいれば、少しわがままで協調性に欠ける子もいます。一概にこうだとは言えないので、心配な場合は、ブリーダーさんにその子の性格や気質をよく聞くと良いでしょう。

・その他の毛色のトイプードル
上記の他にも、カフェオレやクリームといったカラーや、ブルー系の珍しいカラーのトイプードルもいます。また、複数の毛色が混ざったパーティーカラーのような子も存在します。ただ、こういった珍しいカラーの子は、性格や気質の傾向がよくわかっていません。そのため、おおよその性格を知りたい場合には、ブリーダーさんに聞くのが一番です。

トイプードルの毛色の選び方

毛色の好みでトイプードルを選ぶときには、濃いめの毛色の子を選びましょう。なぜかというと、トイプードルの毛色は、年齢を重ねるとともに色が退色してくるからです。早ければ、生後数ヶ月で退色が始まります。遅くとも2年目くらいには色が抜けていきます。もともとの毛色が濃いので退色しないということはないようです。
原因はいまだにはっきりと解明されていませんが、遺伝によるところが大きく、個体差もあると言われています。

まとめ

いかがでしたか?トイプードルには本当に様々な毛色の子がおり、また毛色によって性格の傾向も変わってくるなんて驚きですね。とは言え、私たち人間にも言えるように、性格には個体差があります。自分の生活スタイルに合った子をペットとして迎えたいのであれば、やはりブリーダーさんに聞くのが一番ですね。