2016年08月12日

ダックスフンドの特徴と性格。飼い主目線でご紹介します。

くりっとした目とペタッとたれた耳。その胴長短足で愛くるしい姿は、人気の犬種ランキングでも常にTOP3に食い込むダックスフンド。小型犬の定番犬種として多くの家庭で飼われています。


ダックスフンドの特徴。狩猟犬だった頃のなごりを忘れない!?

ミニチュアダックスフンドは、もともとはドイツからやってきた狩猟犬です。狩猟犬としての仕事は、小さな穴に潜り込んで、獲物をハンティングすること。そのため手足が短く、胴が長くなっています。
そのなごりで好奇心旺盛な一面があり、自分の目に映ったものを獲物として認識し、追いかけたり飛びついたりする傾向があります。

凶暴というわけではなく、好奇心旺盛でじゃれる遊び方が大好きなんですね。ダックスフンドと一口に言っても、大きさと毛の長さで種類が分かれます。

大きさで分かる。ダックスフンドの種類

ダックスフンドは毛の長さや毛色、大きさなど、他の犬種に比べるととても豊富な種類がいます。家のご近所を散歩していると、ダックスフンドを見かけることが多いですが、色や毛の長さまで完全に同じという事はあんまりないですね。

スタンダード

サイズは一番大きくどっしりしています。日本では圧倒的にミニチュアサイズが人気のため、あまり見かける事はないのが寂しいです。

ミニチュアダックスフンド

日本の家庭で飼われている多くのダックスがこのミニチュアサイズです。体重は4kg前後が一般的です。

カニンヘンダックスフンド

ミニチュアよりさらに一回り小さく、体重は3kg以下の子が多いです。特徴としてとにかくヤンチャでいたずらっ子!という印象があります。

毛の長さでわかる。ダックスフンドの種類

ロングコート ダックスフンド

長くまっすぐのびた直毛。シャンプー後にはフサフサ、ふわふわしている。

スムースコート ダックスフンド

短い毛が特徴。触り心地は抜群に気持ち良い。

ワイヤーコート ダックスフンド

口周りにひげの様に生える長い毛が特徴。

性格はとにかくやんちゃで甘えん坊

一般的に、ダックスフンドの性格は好奇心旺盛、友好的な犬種だと言われています。しっかりとしつけてあげればむだ吠えもかなり抑えられますし、家庭犬として向いている性格をしています。

また、男の子より女の子の方が落ち着いていて、吠えたりする事が少ないみたいですね。一方、寂しがり屋の一面も強く、仕事などの関係で長い時間、家で一人でお留守番させると、家に帰ってからずっとひっついて離れない場合もあります。

我が家の2匹の愛犬を例に出すと、どちらも女の子なんですが、ミニチュアダックスフンドは大人しくて凄く頭が良い印象があります。ただ、私が出かけようとしたりする気配を感じると、必死に邪魔して阻止するという行動を取ります。例えば、服を着替えようとしたら、ソファからくわえて逃走したりとか。そこがまた可愛いんですけどね(笑)

カニンヘンダックスフンドの方は、本っっっ当に子供です!家にいる時は、常に私のそばに寄ってきて遊んでくれとせっつきます。何か小さな事で怯えたり、吠えたりするのもなかなか治らないし、言う事を聞いてくれないんです。

お友達のダックスを飼っている家に聞いたりすると、個体差というか、同じミニチュアダックスでもその子の性格は結構バラバラみたいです。ただ、共通しているのは、甘えん坊、寂しがり屋、やんちゃ、といったところですね。これも、年齢を重ねてくると落ち着いてくる事が多いみたいです。

ダックスフンドの魅力

ダックスフンドを飼って10年が経過した頃に感じたのは、年齢を重ねていくと性格も変わって成長していくんだなあという事。家に迎え入れた時、ちっちゃな子犬で、初めて目にする私にぷるぷる怯えているばかりでした。

一人では寂しく眠れないのか夜になると側に寄ってきてくれました。しばらくすると、いたずらばかりする様になります。数時間でも留守番をさせようものなら家の中はもうめちゃくちゃです。かといってケージに入れておくと、物凄く寂しそうな声で鳴くものだから困ったものです。

やがて成長していくにつれ、大人の落ち着きをみせ始めます。逆に私がおもちゃで遊んで欲しくても、それをくわえて部屋の隅っこに走ってしまった時はどこか寂しい感じがしました。今では新しく迎え入れたカニヘンの子が元気に走り回るのを見て、何やら目を細くしている雰囲気を感じます。「若いっていいなあ」とでも口にしそうな顔です。

その愛くるしい見た目のおかげで、子供の時から犬を飼うなら絶対にダックスが良いと思っていましたし、その気持ちは今でも変わらないですね。いっぱい思い出をくれましたし、家族の一員として迎え入れる事が出来て良かったと本当に思います。