猫の耳の穴は人間の耳と違って、途中で折れ曲がっています。突き当りまで綿棒を入れても安全なので掃除しやすいのですが、その突き当りのさらに奥まで入れようとしてはいけません。危険です。
■ウエットティッシュを用いた掃除方法
刺激のないウエットティッシュを子指に巻いて、耳の中を拭いてください。耳の入口付近はこれだけでキレイになります。入口より奥は、綿棒を使います。耳を軽く引っ張った状態で、ウエットティッシュを巻いた綿棒でやさしく中の方を拭き取ります。
■イヤークリーナーを用いた掃除方法
イヤークリーナーを綿棒にしみ込ませて、耳の入り口付近から中の方まで拭き取ります。何度か綿棒を取り替えて、汚れが耳の奥に入らないように気をつけましょう。
■耳洗浄液を用いた掃除方法
まず初めに洗浄液を耳の穴に垂らしますが、この段階でびっくりした猫が体をひねって嫌がるかもしれません。もしどうしても嫌がる場合には、かわいそうなので洗浄液はあきらめましょう。ピクッとした程度で特に嫌がる様子がなければ続けます。10滴ほど垂らして耳の付け根を揉んであげると、耳垢がはがれて浮いてきます。カット綿か綿棒で拭き取ってください。完璧に拭き取らなくても洗浄液は自然に乾いて害になりませんから大丈夫です。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は猫の耳掃除の仕方をご紹介しました。猫を飼ったら耳掃除は健康のために必ずやってあげるべきことですから、猫も飼い主も初めは戸惑うかもしれませんが、お互いに慣れていかなければなりませんね。耳掃除の道具を準備して、猫の状態に合わせた頻度でお掃除してあげましょう。普段から猫の耳を触るようにして慣らしていっても嫌がる場合には、無理をしないで専門家に任せてもいいと思います。飼い主が高齢であるならなおさらです。一番大事なことは猫が不必要なストレスを感じずに健康で幸せに生きられることですから、定期的に獣医さんに耳掃除してもらうこともできますね。