2017年11月06日

猫が甘えたい時にするしぐさは?飼い主はどう反応すべき?

猫は言葉は話しませんが、いろいろなしぐさで人間に意思表示してくれます。甘えたい時にも独特のしぐさでアピールしてきます。最近猫を飼い始めた方や、これから飼おうとしておられる方も、猫がどんなしぐさをした時に甘えたいのかを知って存分に甘えさせてあげましょう。


お腹を見せるヘソ天

猫が床にごろんと寝っころがり、お腹を上に向けてヘソ天ポーズをとることがあります。

猫の気持ちは?

急所であるお腹を全開にしているのは、猫が完全にリラックスしている証拠です。わざわざ飼い主の近くに来てヘソ天をやる時には、自分に注意を向けたいと思っています。そういう時はたいがい、体は仰向けでも顔は飼い主に向けているはずです。

何してあげればいい?

注意を向けて欲しいのですから、無視しないで注意を向けてあげましょう。頭をなでたり、やさしくお腹をなでたりしてください。ただ、お腹はなですぎると怒る子もいるのでほどほどにしておきます。

前足踏み

飼い主が座っていれば膝の上で、横になっていればお腹の上で、前足で押すような動作でふみふみします。時には毛布の上でも他の猫の背中でもふみふみします。

猫の気持ちは?

赤ちゃん猫がおかあさん猫のおっぱいを飲むときに、母乳の出をよくするためにする動作です。子猫だけでなく、成猫でも老猫でもこのしぐさをしている時は、甘えたい気持ちマックスの時です。

何してあげればいい?

猫が子どもに戻って幸せな気持ちになっているので、静かに見守ってやさしくなでてあげるだけで十分です。目がトロンとして眠くなりながらふみふみしていることもあるので、過度にかまわずにそのまま幸せな気分に浸らせてあげてください。猫の爪が伸びている場合はあたって少し痛いこともありますが、長時間ではないので我慢してあげましょう。

鼻チュ¬ー

猫が飼い主の顔に近づいてきて、鼻チューすることがあります。実際には、猫はニオイを嗅いでいます。

猫の気持ちは?

仲の良い猫同士はお互いに口元のニオイを嗅ぎ合って情報交換しますが、仲の悪い猫にはしません。人間にする場合も同じで、コミュニケーション手段の一つであり、好きな相手にしかしない愛情表現でもあります。

何してあげればいい?

ニオイを嗅がせてあげると猫は安心するので、好きなだけ嗅がせてあげましょう。この時、猫の目をじっと見つめてあげると飼い主の愛も感じてくれます。うちの子はじっと見つめると、のどをゴロゴロ鳴らし始めます。

しっぽを立てて体をすり寄せる

しっぽをピンッと立てて足元にまとわりつくことがあります。飼い主の帰宅時に猫がよくやるしぐさです。

猫の気持ちは?

猫は機嫌が良くて甘えたいときにしっぽをピンッと立てます。こちらが歩きにくいほど足元にまとわりついて、体をしつこく擦りつけてくるなら、それは「大好き!大好き!」と言ってくれてるようなものです。自分のニオイをつけてマーキングしているので、猫にとってはかなりの愛情表現です。

何してあげればいい?

飼い主にマーキングするほど愛情を示してくれているのですから、優しく受け止めてこちらも愛情表現をしてあげましょう。頭をなでたり、頬ずりしたり、猫の好みにもよりますが、その子の喜ぶことを存分にしてあげて愛情が伝わるようにします。

パソコンの邪魔

パソコン作業をしていると、ゆっくりキーボードに上がってきてそのまま座り込んだり、ゴロンと横になったりします。

猫の気持ちは?

猫は自分が好きな人にしかこの手の邪魔はしませんし、相手も自分が好きだという自信があってやっています。自分をほったらかしにしてパソコンしている飼い主の気を引きたい一心で邪魔してきます。ここまでくると、まるで恋人みたいですね。

何してあげればいい?

猫が満足するまで思いっきり構ってあげましょう。なでて欲しいならなでてあげて、おもちゃで遊んで欲しいなら遊んであげます。下手にごまかして猫を膝に乗せてパソコンに向かっても、自分の欲求が通るまで何度でも邪魔してくるので無駄です。とことん構ってあげれば、満足した猫は自分の方からどこかに去って行くでしょう。

喉をゴロゴロ鳴らす

ネコ科の動物が声帯を振動させてゴロゴロという音を発する「喉鳴らし」は有名ですね。息を吸う時も吐く時も往復で鳴ります。

猫の気持ちは?

猫は幸せを感じている時や甘えている時にだけ喉を鳴らすだけではなく、痛みを和らげたり自分を落ち着かせるためにも喉を鳴らすことがありますが、体調が悪そうでなければリラックスして甘えていると考えていいでしょう。

何してあげればいい?

優しくなでたり、名前を呼んで話しかけてあげてください。リラックスしている猫に高いテンションでちょっかいを出すと嫌がられるので、静かに優しく接しましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?喉をゴロゴロ鳴らしたり、しっぽを立ててすりすりしたり、ヘソ天でお腹を見せたり、前足でふみふみしたり、鼻チューしてくれたり、パソコンの邪魔をし出したら、無視しないで猫の愛情に応えてあげましょう。存分に甘えさせて幸せを感じさせてあげてください。あなたと猫との絆はますます強くなるでしょう。