2016年11月23日
インコは昔から根強い人気のペットですね。人間の幼児並みの知能に、人語をマスターする器用さ、可愛い鳴き声、部屋を自由に飛ぶ姿、他の動物にはない魅力が満載です。懐くととても愛情深いインコ。特徴や、飼育法、しつけのやり方を分かりやすくご紹介します!
インコは、オウム目インコ科の動物である。
インコとオウムの違いは専門的には、いろいろ違いがあるのだが、分り易くいうとオウム目うち大きい種族がオウムに多く、小さい種類がインコに多い。インコに比べ、オウムのほうが頭や大きく尻尾が短い物が多い。(ただし全ての種類に当てはまるとは言い切れない。)
インコは幼児並みの知能があると言われているとても賢い鳥です。
中には飼い主の会話を聞きそれを真似するインコもいます。ただ、種類や性別によって得意不得意があります。
寿命は約7年から15年くらいと言われています。
学校などでも飼育されるほどポピュラーなインコです。
【特徴】
ものからものへ飛び移るようにいどうしたり、ピョンピョン飛び跳ねるような歩き方をします。個体差はありますが、オスはおしゃべりが得意で、メスはおしゃべりが苦手な子が多いようです。
【性格】
個体差はありますが、全体的に穏やかで人懐っこい性格です。
赤いほっぺが印象的なインコ。インコと言う名前ですが、実はオウムの仲間です。
【特徴】
同じオカメインコ同士であれば集団性格が得意なので、複数飼いが出来ます。頭の大きな冠が特徴的です。
おしゃべりよりも、口笛を覚えるのが得意といわれています。
【性格】
個体差はありますが、臆病な子が多いです。他の種類の鳥と雑居するといじめられてしまう事があります。臆病なので驚く事などがあると急にパニックを起こしてしまう事があります。
ラブバードと呼ばれていて、決めたパートナーと生涯を共にする愛情深いインコです。
【特徴】
愛情深い反面決めたパートナー以外を邪険にしてしまう事が多いいんこで、家族が多い家庭では誰か1人にしか慣れない可能性があります。
複数飼いをした場合もインコのパートナーが決まった場合、他のインコや飼い主を邪険にしてしまう子もいます。
【性格】
縄張り意識が強く、とってもやんちゃです。気性が荒い所もありますが、飼い主をパートナーに決めた場合は愛情深く接してくれます。
コザクラインコと同じラブバードなので、性格は少し似ている所があります。
【特徴】
目元が白くボタンの様になっているのが特徴です。ラブバードなので、パートナーと決めた人(もの)に愛情を注ぐ習性があります。
おしゃべりは苦手です。鳴き声は大きく甲高いです。
【性格】
コザクラインコよりも少し臆病で神経質な所があります。その分愛情も深いと言われています。
インコの中でも珍しい種類で、美しいピンク色の羽を持っています。
【特徴】
鳴き声が静かなインコだと言われています。左右の足を交互に出してトコトコ歩きます。おもちゃを壊すほどの力もありません。
【性格】個体差はありますが、比較的おとなしい性格ですが、あまり人に慣れないと言われています。
どの動物も同じだと思いますが、インコもヒナののうちから飼うととても懐きやすくなります。特に手乗りインコにしたい!と言う場合はヒナのうちから飼うのがオススメです。
しかし、ヒナから育てるには1日6~7回の挿し餌が出来ないと飼育する事が出来ません。時間にすると朝7時くらいから夜10時くらいまでの時間がヒナの飼育に欠かせない時間になります。
ヒナから育てるのが難しい場合はすでに成鳥しているインコを飼う事になります。成鳥は懐かせるのが難しいという話を聞きますが、一羽だけを大切に飼育してあげれば十分懐きます。懐くペースはインコの性格にもよりますが、根気と時間が必要になります。
・鳥かご
毎日放鳥してあげる場合は30cmくらいのかごでも大丈夫ですが、インコ用のブランコなどおもちゃを取り付けてあげたい場合や、あまり放鳥してあげられない場合は35~40cmくらいの大きめのかごにしてあげましょう。
・止まり木
かごの中でインコが止まる木です。かごを買った時に大体は付属されています。
・餌入れ、水入れ
こちらもかごを購入する時に付属で付いてきます。
・餌
市販のインコ用のペレットや混合餌を与えます。
・おやつ、サプリ
普段の餌だけだと栄養が偏ってしまうので、インコ用のおやつやサプリがあるとバランスが良くなります。ボレー粉、塩土など。
・新聞紙などの紙
かごの底に敷いておくと掃除が楽になります。
大まかですが、インコを飼育する際の流れはこんな感じです。
【毎日のお世話】
・餌を入れる
・水を替える
・底に敷いた新聞紙を交換する
・放鳥してあげる
【1カ月毎にしたい事】
・かごをまるっと水洗いして良く乾かして下さい。濡れているとそこから細菌が繁殖してしまいます。
インコは幼児並みの知能を持っています。個体差はありますが、お話を得意とする子、芸が得意な子と様々なインコがいます。飼い主が根気よく教えてあげるとそこに楽しみを見出して素晴らしい才能を発揮してくれます。
ただ、悪い癖は飼い主がしっかりしつけてあげる必要があります。根気よく対処してあげましょう。
インコが人を嚙むのには何かしらの理由があります。
遊び・怒り・拒否・嫉妬などさまざまです。噛み癖は飼い主もインコもお互いに良い事はないのでしつけてあげた方かいい癖です。
怒りや拒否の気持ちから噛んでしまう場合は、飼い主が原因とする行動をとってしまっている場合、その行動をやめる必要があります。飼い主が良かれと思ってしている事もインコにとっては嫌な場合があるので、行動を振り返ってみましょう。
インコの地鳴きは小さい体からは想像がつかないほど大きな声を出します。一軒家で、ペット可の物件で飼育していたとしても近所迷惑になってしまう可能性があるので、しっかりしつけをしてあげましょう。
人語のおしゃべりは返事をしてあげる事で会話能力の向上にもつながるので、少ししつこいな、と思っても目をつぶってあげましょう。
まずは噛ませない事が大切です。インコが噛みそうになったらおもちゃをわたしてみたり、歌を歌ったりして気をそらしましょう。
噛む行為以外の楽しさを教えてあげる事が大切です。
具体的に、噛まれた時に「ダメよ!」と強く言葉で叱ります。その時インコの目を見つめます(睨む感じで)。噛まれている手をインコが不快に感じる程度に揺らします。噛むのをやめたら「えらいね」と褒めてあげましょう。
しつこく噛み続ける場合はインコの顔の斜め上くらいから強く鋭く「フッ!」と息を吹きかけると噛むのをやめる事が多いようです。
体罰はせっかく出来た信頼関係を壊してしまう事になるので絶対にやめましょう。
飼い主や仲間の姿が見えないと寂しくなって大きな声で鳴きだすインコはとても多いんです。
この呼び鳴きが始まったら、可愛そうに思ってしまいますが、しつけのためには徹底して無視して下さい。鳴きやむまでインコの所には行かないで下さい。賢いので、鳴いている時に姿を見せると「鳴いたら来てくれる」と学習して呼び鳴きが悪化します。
呼び鳴きが治まったらすぐにインコの所に良き褒めてあげましょう。この時、ご褒美のおやつがあると効果的です。
また、朝鳴きの緩和には、夜寝かせる際にかごを厚めの布で覆い、朝日が入らない場所にかごを移動しておきましょう。
インコにとって日光浴はとても大事なので、日中は日の光が当たる所に戻してあげましょう。
根気よくこの方法で呼び鳴きや朝鳴きの頻度を減らしていきましょう。
インコはいろいろな種類があって、性格も、出来る事も様々です。
しかし、幼児並みの知能があると言われているので、飼い主が大事に愛情を持って接してあげれば、甘えてくるぐらい懐きますし、家の中ではどこでも一緒というくらい後を追いかけて来てくれたりととても愛らしい行動をみせてくれます。
トイレのしつけはとても難しいですが(出来ないに等しい)噛み癖や鳴き癖という困った癖は飼い主の根気よいしつけでしっかり覚えてくれます。
いい所も、悪い所も、愛情を持って飼育して絆をどんどん深めて楽しい共同生活を送って下さい。