2017年11月06日
愛犬の健康と長寿を願うなら、やっぱりドッグフードも栄養のあるものを選びたいですよね。犬の食事は大きく分けてドライフードとウェットフードがありますが、どちらにすればよいのかお悩みの方も多いのでは?今回はウェットフードVsドライフードと題してそれぞれのメリット・デメリットを挙げながら特徴を紹介していきましょう。
犬の食事は毎日のこと。ドライフードもウェットフードもそれぞれメリット・デメリットがあります。あなたの愛犬はどちらがお好みですか?
ドライフードは表面が乾いているので、ボールや周囲が汚れにくいのが特徴です。たとえ、お腹が空いていてガッついて食べた時、ボールの外にこぼれてもベタベタしたりしません。ドライなので保存も楽ですね。
また、一般的にエネルギー密度も高いと言われています。また、長期的に見るとコストの上でもウェットフードよりリーゾナブルなので、経済的にも優しいと言えそうです^^
もう1つ。ドライフードは歯の健康を考えた時に虫歯になりにくい、歯垢が溜まりにくいなど、歯にとっての大きな利点が考えられます。
ウェットフードと比べてドライフードは「食感」や「美味しさ」がやや劣ると言われています。確かに、味を想像してみるとそうかもしれませんね。また、一般的に穀物や穀類が多く含まれていることがあり、保存料などの使用もウェットフードより多いと言われています。
もちろん、商品によってその度合いは変わってくると思いますが、ドライフードに適した材料を考えると、やっぱり穀物や穀類が多く使用されるのは理解できますね。
ウェットフードのメリットは何でしょう?やっぱり、「味わい」「美味しさ」などグルメ感覚にあふれている点ではないでしょうか。今や、犬もグルメの時代!好みの極上ウェットフードを見つけた愛犬は、それ以外に食べなくなってしまう恐れもあるほどです。(驚)
また、ウェットフードは缶入りなのでプロテインや脂肪分が入っている場合があります。何より、ドライフードのように表面が乾いていないので、犬にとっても食べやすいですよね^^ シニア犬になると歯やあごの力が弱くなってきますので、ウェットフードはまさに救世主です。
美味しくて食べやすいウェットフード。「デメリットはあまりないのでは?」そう思う方も多いでしょう。それでも、ドライフードと比較するといくつか違いが見えてくるんですよ。
例えば、ウェットフードは脂分が比較的多く含まれていますので、体重増加の傾向が見られることが挙げられます。もっとも、毎日散歩に行って、健康的にエネルギーを消化していれば問題はありませんね。
また、ドライフードに比べると、賞味期限的な問題も挙げられます。中身がダメになったりする心配があるのは、やはりウェットフードの方です。
飼い主さんの中には缶詰の利点にとらわれず、必要な分だけショップで購入して、その都度新鮮な(缶詰ですが)ウェットフードを与える賢い方もいらっしゃいます。
もう1つは、コスト的な問題。どうしても、ドライフードよりコスパ力は劣ってしまいますが、ボルク買いで乗り切る手もありますね。
ドライフードとウェットフード。それぞれメリットとデメリットはありますが、素材的な面から両者を見てみると、やっぱり大きな違いとなるのは水分の含有量でしょう。
種類にもよりますが、ドライフードは平均して水分の含有量が10%程、ウェットフードは75%程です。同じ量の食事をとってもドライフードの方がエネルギー密度が高いので、栄養価は高いことになります。
そういったことを考えると、小型犬の場合はウェットフードでも十分栄養は足りてくると言えそうです。グルメ犬に小型犬が多いのは、そのせいでしょうか?!
逆に大型犬の場合は運動量も多くエネルギーもより必要になるので、ドライフードの方が効率的に必要な栄養がとれそうです。
ドライフードのメリットでサラッと書かせていただきましたが、歯の健康を考えるとドライフードの方がプラークコントロール的には利点が多いです。
ウェットフードの場合は柔らかく脂肪分が多いので、どうしても歯垢が溜まりがち。一方、ドライフードの場合は、一生懸命かまなければいけませんので、逆に歯磨き効果があるとされています。
もちろん、ドライフードを食べていれば歯磨きは必要ない…というワケにはいきませんが、ウェットフードの場合は歯垢が溜まって固くなりやすいので注意したいところです。
ウェットかドライか?愛犬の好みに従うのが一番ですが、保存の問題、時間的な問題、コスト的な問題など、飼い主さんの状況によっても変わってくると思います。今回のところは両者互角!穏便に引き分けということにしておきましょう☆