2016年には、「それでも命を買いますか?ーペットビジネスの闇を支えるのは誰だー」という、日本のペットビジネスの現実と動物愛護の現状、また今後の取り組みについての著書を出版されています。
滝川クリステル×犬 動物愛護に熱心な被災犬と暮らす元キャスター
滝川クリステルさんの愛犬アリスさんは、東日本大震災の被災犬のラブラドールレトリバー。
動物の殺処分問題に関心を寄せ、里親さんが見つかりにくい大型犬の里親になる準備をしていた矢先に震災が起き、そこで保護された犬の里親になる申し出をしました。
保護当時のアリスさんは、一ヶ月の放浪を経てガリガリに痩せ、目がつりあがった状態だったそうです。
はじめは一時預かりとしてご自宅で保護されていました。
その後、元々の飼い主さんが現れたそうですが、避難先で動物を引きとることができない状態で、滝川さんが正式に里親となることになりました。
ご自身が主体となって大型犬を飼育するのは初めてだったそうですが、今ではアリスさんにはすっかりご主人として認めてもらっている様です。
滝川さんは動物の保護に大変関心があり、チャリティー、啓蒙活動など、主体的に活動されています。
2014年には自ら代表理事を務める一般財団法人クリステル・ヴィ・ アンサンブルを設立。
犬猫の殺処分ゼロ、放棄ゼロ、虐待行為ゼロと、生物多様性保全を目的として活動しています。
また、フォスター(保護犬猫の一時預かり)のボランティアもされています。
動物の保護・アニマルウェルフェアを目的に滝川クリステルが設立。私たちは、人間を含めお互いの命が共存・共生し、調和する社会の実現を目指しています。声なき声に耳を傾け、あらゆる命の可能性を見つめながら、互いに支えあえる社会の実現を、より深く追求していきます。
とよた真帆×猫 ロケ先や高速道路で猫に呼ばれてしまう俳優
小さい頃から猫に囲まれて暮らしいたとよたさんは、何故かロケ先などで困っている猫に出会ってしまうそうです。
助けを呼ぶ声がすると、飼い猫や親兄弟が一緒でなないことを確認し、ひとりで困っている子を保護し、多い時で7頭の猫と暮らしています。
そのうちの一頭、ぺトさんは、なんと高速道路で保護されました。
高速道路で前方を走っていた車が、突然ハンドルを切り、車同士の接触事故を起こしたのですが、それが猫を避けるためだったのです。
とよたさんが見に行ったところ、虐待を受けた様な形跡もあり、すぐに病院に連れていって、とよたさんの家族に加わりました。
とよたさんは、日本におけるペット業界の問題点や、動物を取り巻く環境の改善のため、まずは2020年までに東京から不幸な犬や猫を「ゼロ」にすることを目的とした「TOKYO ZEROキャンペーン」の呼びかけ人の一人でもあります。
2016年9月には、保護活動を行うNPOから新たに子猫を迎え入れています。
TOKYO ZEROキャンペーン-すべてのペットが幸せになれる東京へ
http://tokyozero.jp日本では、平日毎日約700匹の犬や猫が全国の自治体で殺処分されています。一方、犬だけでも毎日、約1600匹が販売されています。
2016年9月に発売されたとよたさんの著書
「もふもふ猫まみれ とよたさんちのマブ猫 22のハッピールール」
写真満載のフォトエッセイ
中川翔子×猫 猫のために部屋を借りているタレント
猫好きで知られる中川翔子さんは、捨て猫などを保護し、10頭ほどの猫と暮らしています。
主にお世話はお母さんがしていて、しょこたんは溺愛担当とのこと。
その中でもマミタスというキジトラの猫を一番溺愛していますが、それは、マミタスが初めての女の子で、しょこたんが落ち込んでいる時などに、とても心の支えになってくれたそうです。
全て保護猫ですが、そのうちのつくしさんという三毛猫は、台風の日に母猫が人間に子猫を託していったというエピソードがあります。
横殴りの雨の中、母猫が子猫を2匹咥えて警察署に連れてきて、自分はどこかに去っていったそうです。
しょこたんの家でつくしさんを迎え入れ、もう1頭も里親さんが見つかったとのこと。
しょこたんは、お母さんと一緒に保護活動もしています。
里親さんが見つかるまでの間、保護猫が過ごすことのできる専用の部屋を借りていて、そこでもたくさんの猫を保護しているんです。
親子揃って愛猫家なんですね。
町田康×猫と犬 猫が増えすぎて引っ越した作家、ミュージシャン
これまでに猫との暮らしを綴った3冊のエッセイを出版され、猫好きとしても有名な町田康さんは、元々は特別猫が好きというわけではなかったそうです。
どちらかといえば犬好きだった町田さんが猫と暮らすことになったきっかけは、奥さんが連れてきた2頭の猫でした。
その後、捨て猫を保護したり、保護団体から一時預かりを頼まれたりして猫が増えて行きます。
猫を溺愛するわけでは無く独立した存在として認めながら、猫に振り回される生活を送り、猫が増えすぎて都心から伊豆の広い家へ引っ越しもしています。
また、一時預かりをしていたが里親が見つからなかった犬を引き取ることになり、猫だけで無く3頭の犬とも暮らしています。
動物に囲まれたいと思っている訳では無くても、動物が集まってきてしまうんですね。
ご本人が生活の一部として自然に動物と暮らしているため、特別なことをしている訳では無い様に見えますが、やっていることは相当大変なことだと思います。
猫エッセイの第1作「猫にかまけて」
面白くて、しかも泣けます。
室井滋×猫 虐待から救った猫たちと暮らす俳優
室井さんは、チビさんという名の猫と暮らしていましたが、その後、更に5頭の猫を迎えることになります。
最初に出会ったチビさんは親とはぐれたらしい子猫で、ご自宅の外で助けを呼ぶ様に鳴いていたそうです。
里親さんを探すために撮影所に連れて行きましたが、結局可愛くなってしまって自分で引き取ることになりました。
チビさんはお風呂が好きで、一緒に入って泳ぐという珍種だそうです。
チビさんと暮らし始めてから、他の猫にも関心を持つ様になった室井さんは、近所で足の無い猫が何頭もいるのを見つけ、虐待をする人間がいることを疑い、犯人探しをしましたが見つからず、猫たちを保護することになりました。
全部で13頭のうち、10頭は里親さんを見つけて3頭はご自身で迎えたそうです。
また、近所で経済的な理由で飼育放棄された姉妹の猫も保護し、多い時で6頭の猫たちと暮らしていた愛猫家です。
保護動物と暮らす有名人は他にもたくさんいる
保護動物と暮らしているといっても、動物への接し方や考え方もみんな違いますね。
偶然だったり、運命的だったり、自らの強い意志からだったり、出会い方もそれぞれです。
他にも保護された動物たちと暮らす有名人はたくさんいます。
特に猫は、保護施設や保健所からというわけではなくても、外で生まれた猫を迎えていることが多いので、ペットショップから迎えるのは一般的にも少数派です。
全ての人が特別に「動物保護」という意識を持たなくても、動物と暮らすならば行き場を失った子を迎えるという感覚が一般的になれば、人と動物が今よりもよい関係で共存できるのでは無いかと思います。