犬嫌いの保護猫?
■長い間里親が見つけられなかった猫
あるとき、新しい猫を家族に迎えようとシェルターを訪れたベックさん一家。すると、そこでウィドビーという1匹の保護猫と出会いました。昔負ったケガのせいで足を引きずりながらでしか歩けないウィドビー。そのせいか興味をもたれることが少なく、もう随分と長い間シェルター暮らしを続けていたそうです。
「この子は犬とは仲良くできない」
しかも、シェルターのスタッフにウィドビーは「犬と仲良くできない性格」だと知らされたベックさん一家。すでにビーグルを1匹飼っていたため、ウィドビーを選ばないという選択も容易にできたはずでした。ところが…
「この子ならうちの犬とも大丈夫」
同じくシェルターで保護されている犬たちを見るウィドビーの姿を観察していたとき、25年もの間猫を飼い続けてきたカンがはたらき、引き取ることにしたのです。
2匹を会わせてみると…
いよいよ2匹の緊張の初対面……。ウィドビーを部屋の中に入れると、2匹はすぐさまお互いのにおいをくんくん。すると、ウィドビーのことが気に入ったのか、仲良くなろうと数時間かけてビーグルくんは徐々に距離を詰めていきました。
動画で見ると、ビーグルくんの地道な努力がよく分かります(笑)
2匹のぎこちなさにちょっとほっこりしますよね♪
その数時間後。努力が実ったのかウィドビーは心を開き…
3日後には遊ぶときも寝るときも一緒の大親友になりました♪
まるでもう何年も一緒に暮らしているかのようなリラックスぶり(笑)
なかなか里親が見つからず、一生をシェルターで過ごす子もいる障害のある保護猫たち。障害なんて気にしない飼い主さんや、こんなにも仲良くなれる友達と出会えたウィドビーは、きっと今まで味わえなかった分の幸せをめいいっぱい感じてくれていることでしょう。