2017年11月06日
愛犬に洋服を着せたら「固まってしまった」「寝てばかりいる…」「急に震えだした」という経験がある方も多いのではないでしょうか。「どうしたんだろう…」と心配になった方もいるのでは?ここでは犬が洋服を嫌がる理由と、ストレスなく着られるドッグウェアをご紹介します。
犬が洋服を着るという習慣は本来ありません。
そのため洋服を着ると圧迫されてしまい、
身体に違和感を覚えてしまうため嫌がるのです。
敏感な犬だと、洋服と毛が擦れる音が気になり嫌がるようです。
また、拘束されていると思ってしまい、固まってしまったり、
元気がなくなるなど、ストレスを感じてしまいます。
中には体調を崩してしまう犬もいるので、
愛犬に洋服を着せる際には無理強いはせず、
注意しながら着せてあげましょう。
犬は元々洋服が好きではありません。
ですが中には寒さに弱い犬もいるので、
洋服を着ることに慣れてくれたら寒い冬や、
冷房が効きすぎている部屋でも安心ですよね。
洋服が嫌いな犬が、洋服を克服できる方法をお教えします!
一番洋服に早く慣れさせることができるのは、仔犬の時期です。
社会性が身につく前に洋服を着るということを習慣づけておけば
成犬になっても洋服を嫌がらずに着せることができます。
ですが、仔犬だからといって無理に着せてしまうと、
洋服に対する抵抗が強くなってしまうので、
仔犬の時期から徐々に慣れさせてあげることが重要です。
長袖の洋服や、襟が狭い洋服など、
着せにくい洋服は着せる時に手間取ってしまい、
無理やり着せると愛犬も嫌になってしまいます。
また着せる際に痛い思いをしたら余計に
洋服が嫌いになってしまいますので、
サッと着せられる洋服を選ぶことをオススメします。
洋服を着たら「おやつがもらえる」や、
「たくさん褒めてもらえる」と愛犬に認識させることで、
洋服を嫌がらなくなります。
最初に行いやすい方法として、洋服の上におやつを置き、
洋服に対する抵抗を失くしてあげることです。
ですが、「おやつ」で釣っていると、「おやつ」がないと
洋服を着てくれなくなってしまいます。
「おやつ」のあげすぎになってしまいかねませんので、
愛犬の健康も心配になってしまいますよね。
徐々に「おやつ」から「褒める」に
移行していきましょう。
また、お散歩が好きな犬なら、「洋服着たらお散歩に行ける!」と、
ご褒美をお散歩にしたら
喜んで洋服を着てくれるかもしれませんね。
犬は本来毛で覆われているため、洋服は必要ありません。
ですが、着せた方が良い犬もいれば、着せた方が良い時もあります。
犬に洋服を着せるメリットはどういうことがあるのでしょうか。
寒さに弱い犬は洋服を着せることによって寒さから守ることができます。
また、夏場はエアコンの冷たい風から守ることができます。
「犬って暑がりだから冷房は心地良いんじゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、
冷房が効いていると部屋全部が冷えてしまうため犬も寒くなってしまいます。
身内にチワワ×ミニチュアダックスのミックス犬がいますが、
冷房が苦手で、いつもテレビの後ろに入っています。
テレビの後ろって暖かいんですよね。
その飼い主は夏でも洋服を着せないと寒がって仕方がないと言っていました。
こういった時に洋服を嫌がらずに着てもらえたら助かりますね。
室内で飼っていると抜け毛が部屋中にありませんか?
仕方のないことですが、洋服を着せることで、床に落ちる毛を
少なく済むことができます。
また犬を連れての入店可能なお店や飲食店では、抜け毛予防にもなるため
洋服を着せておくと安心です。
犬を飼っている人にはあまり気にならいかもしれませんが、
飼っていない人からすると、抜け毛は気になるものです。
他のお客さんへのマナーとして、お店に入った時に着せられるよう、
持ち歩いておくのもいいですね。
アトピーや皮膚の弱い犬も近頃増えています。
そういった犬は塗った薬を舐めないようにするために、
また悪化を防ぐために洋服を着せることもあります。
仔犬や老犬など体温調節が上手に出来ない子には洋服を着せてあげましょう。
病気の予防にもなります。
お散歩時や外出時にはノミやダニ、
蚊などから刺されるリスクを軽減することができます。
紫外線からも守ることができ、UVカットしてくれる洋服もあります。
デメリットとして、長毛の犬は生地との摩擦で毛が毛玉になってしまいます。
またずっと着せていると通気性が悪くなってしまい、健康な皮膚を弱らせてしまうので
長時間洋服を着せることはしないようにしましょう。
また、装飾品がついている洋服は犬が誤飲してまうと大変なので注意してください。
選ぶ洋服のポイントとして、着せやすいことはもちろんですが、
最初は「天然素材」の物を選ぶのがオススメです。
犬は静電気が大嫌いなので、化学繊維で作られた洋服だと着せる時に
パチパチと静電気が起こってしまい、その音で洋服が嫌いになる犬も多いようです。
可愛い洋服やフリース地などの防寒着タイプの洋服もたくさんありますが、
それらは静電気を起こしやすいので、そういった種類の物は愛犬が洋服に慣れてから
着せてあげましょう。
襟が大きく開いていて、ノースリーブのタイプの物だと、
着せやすく、また着た時に犬も動きやすいのでオススメです。
洋服を着ることに慣れたら…ハロウィンやクリスマスなどイベントの時に着せたら可愛いですね♪
ただし、長時間着せることは避けましょう!
仮装の洋服などは帽子がついていたり、マスコットがついていたりと、犬にとっては窮屈です。
写真を撮ったら脱がせてあげるなど、ストレスにならないようにしてあげて下さい。
犬にとって洋服は人間と違って24時間365日必要なものではありません。
ですが、寒い日の防寒やお散歩時の虫よけ、UV対策や、病気やケガをした時など
洋服が必要になった時に、抵抗なく着られたらいいですよね。
そのためには徐々に慣れさせてあげることが肝心です。
中には洋服が平気な犬もいますが、だからといって毎日着せることはオススメできません。
愛犬のオシャレのためだけではなく、愛犬の健康も考えて洋服を着せてあげましょう。