2017年11月06日

愛犬の秋冬の乾燥対策に!犬用ポカリで水分補給をしよう

秋冬は湿度が低下し、乾燥が気になる季節です。乾燥した状態が続くと肌だけでなく体も中まで乾燥してしまいます。体内の水分が不足すると脱水状態になってしまうので、愛犬の健康を守るためにも犬用ポカリで効率よく水分補給をしてあげましょう。今回はそんな犬用ポカリの作り方をご紹介します。


秋冬の隠れ脱水に注意しよう!

秋冬の時期に脱水が起きるのは次のような理由が挙げられます。人も夏と違って水分補給が疎かになる時期ですので、愛犬ともども脱水にならないよう気を付けたいですね。

エアコン

室内犬が秋冬に脱水を起こすのは、エアコンが効いた室内が原因の一つ。エアコンを使っていると部屋が乾燥し、湿度が低下してきます。

さらに、冬は人の体温に合わせて暖房の設定温度を上げているので、被毛に覆われた犬にとって暑く感じており、汗をかいている可能性も。

気密性の高さ

比較的新しい洋風住宅はとても気密性が高く、エアコンを使っているとどんどん空気が乾燥する上、外から水分が入ってきません。

古くからの日本家屋だと、ふすま、畳などの素材が湿気を吸収するため、乾燥する秋冬でも適度な湿度を保てていました。しかし、今は和室自体が減少しているので、人も犬も室内で過ごしているだけで自然と脱水が進んでいる可能性があるのです。

愛犬の隠れ脱水チェック

夏は気温が高く汗をたくさんかくので、人でも水分不足になるのが実感できますよね。しかし、秋冬は汗をあまりかかないので脱水状態にならないイメージがあります。ところが、秋冬こそ水分摂取量が減るため、隠れ脱水を起こす愛犬が増えてくるのです。

特にこんなサインは隠れ脱水の可能性があるので、しっかりと水分補給を行いましょう。

歯茎の状態

体内の水分が不足して脱水症状を起こしていると、歯茎を指で白くなるまで押した際に色がなかなか戻らないという症状があります。本来であれば、歯茎を強く押してもまたすぐピンク色に戻りますが、時間が経っても白いままという場合は体内のうるおいが不足しているかもしれません。

また、歯茎がベタベタ、ネバつくのも水分不足のサイン。唾液がサラッとして歯茎もツルツルしていれば問題ありませんが、ネバつきが気になる際は隠れ脱水を疑ってみましょう。

皮膚の状態

水分が不足していると肌もうるおいがなくなり、ハリや弾力が失われます。愛犬の首肩部分の皮膚のたるみをつまんで、離したときにすぐに元の状態に戻れば問題ありませんが、そのままくぼみになったり、跡が残ったりしたときは脱水の可能性があります。

どうしてポカリが愛犬の水分補給に便利なの?

ポカリなどの経口補水液は、水分にプラスしてイオンが含まれています。このイオンは電気を通す性質を持ち、体内のナトリウムとカリウムの濃度のバランスを保つ作用を持っているのです。

このナトリウムとカリウムのバランスが崩れると、むくみが起きたりイオン不足が起きたりする原因に。体内の水分が減少するのはこれらのイオンが外へ排出された状態なので、イオンを速やかに補給してあげるのが脱水を防ぐ上で大切なのです。

水分補給だけなら通常の水でも問題ないと感じますが、イオンが不足した状態で通常の水を飲むとさらにイオンが薄まり、ナトリウムとカリウムが足りずに喉が乾いてしまいます。

ポカリなどの経口補水液はイオンバランスが人や犬の体の水分バランスに近いため、失われたイオンを効率よく補給して、脱水症状を防いでくれるのです。

また、ポカリにはブドウ糖も含まれているのでエネルギー源にもなり、栄養補給にも最適。エネルギーを補給するので愛犬の疲労回復効果も期待できますよ。

愛犬に犬用ポカリを飲ませよう!

愛犬に飲ませたい犬用ポカリの材料はこの3つ。

ミネラルウォーター…1リットル
塩…小さじ1
ハチミツ…大さじ1

この3つを全部入れてしっかりと混ぜ合わせましょう。割合を守れば、水の量を増やして好きな量を一度に作ることができますよ。ちなみにこちらは完全手作りですので、飲まない分は冷蔵庫に入れて置き、作ってから3日間で全部飲ませるようにしましょう。

また、冷蔵庫から取り出してすぐだと犬用ポカリが冷たいので、お腹を冷やして下痢や消化不良を起こす原因に。必ず飲ませる30分前には冷蔵庫から出して、室温に戻したものを飲ませてあげてください。

水分補給はスープもおすすめ

愛犬の乾燥対策は犬用ポカリだけでなく、食事の水分量を増やすという方法もおすすめです。たとえば、普段のドッグフードにスープをプラスして、愛犬が食事から摂る水分を増やしてあげてください。

脂質の少ない鶏肉やニンジン、大根といった野菜を煮込んでだしを取り、それをドッグフードにかけて与えるという方法もあります。特に食欲が落ちている老犬や病気の愛犬の水分補給としてお手軽な方法ですので、犬用ポカリとうまく組み合わせて愛犬の隠れ脱水を予防しましょう。

まとめ

夏は気温が高く、熱中症にならないよう愛犬に積極的に水分を飲ませる飼い主さんは多いです。しかし、気温が下がって冷え込む秋冬は水分補給をあまり気にせず、愛犬が隠れ脱水になっていることも。

犬用ポカリはこの隠れ脱水の予防になり、水分もイオンも補給させてあげられる飲み物です。ただし、人間用のポカリは糖質が多く、愛犬にそのまま飲ませることはできないので注意しましょう。