犬の幼稚園、どういう時に使えるの?
犬の幼稚園も人間の幼稚園とそう変わりはありません。たとえば飼い主さんが一日中家を空けることが多い場合には愛犬を寂しくさせずに済みますし、飼い主さんも安心してお仕事ができることでしょう。それだけえはなく愛犬にとってもより多くのメリットがあります!今回はまだあまり一般的ではない「犬の幼稚園」についてご紹介。
「幼稚園」「保育園」のコースを選べることが多い
犬の幼稚園には、保育園も併設されていることが多くその違いは「しつけ教室」があるかどうかです。単純に「愛犬に寂しい思いをさせたくない」という理由であれば保育園で良いと思います。しかしトイレトレーニングや散歩マナーなどしつけもしたい場合には幼稚園コースがおすすめです。
■人慣れ・犬慣れが出来る
多くの犬や人と触れ合う時間を持つことで、愛犬のコミュニケーション能力は自然と高まります。こいったトレーニングは一時的にホテルや知人へ預けるときにも役立ちますよね。また人間の元で過ごすことで、人間社会のルールも身に付き、家庭でのしつけもしやすくなるでしょう。
■犬の適応能力アップで問題行動が減る
愛犬の無駄吠えや噛み癖、そういった問題行動のほとんどは環境への適応能力の低さが原因と言われています。幼稚園でさまざまなシチュエーション(例えばチャイムの音や来客など)に慣れさせることで愛犬の適応能力は自然と上り、問題行動も少なくなることが多いそうです。
犬の幼稚園は飼い主さんに嬉しいサービスも多い
留守中に安心して預けられてしつけも頼める、それだけでもありがたいのですが、こういった犬の幼稚園の多くは飼い主さんにとって嬉しいサービスもしてくれることが多いです。もちろん有料となりますが、一か所で出来るのは愛犬にとっても負担が少ないのでうれしいことですよね。
■送迎・お泊りサービス
送迎をしてくれることも多いので、これは多忙な飼い主さんにも非常に助かるサービスです。またお泊り、つまりペットホテルとしても機能する幼稚園が多いので慣れた場所でのお泊りなら愛犬も安心して眠れます。
■トリミング
シャンプーやカットといったこともしてくれる幼稚園が多く、一か所ですべて済ませることが出来るのは非常にありがたいこと。またその多くがいつも遊んでくれる「先生」がトリマーさんとなって行ってくれるようです。
犬の幼稚園ではどんな一日を過ごすの?
さて、気になるのは預けた幼稚園で愛犬がどのように過ごすのか、一日の流れですよね。幼稚園によって違いはありますが、一般的な一日の流れをご紹介します。
■午前中は遊びがメイン
だいたい10時ころから開園する幼稚園が多く、送迎もその時間帯になります。登園したらまずはボディタッチで愛犬の健康チェックをしてくれます。そして他の犬も交えて遊んだり、あいさつを覚えるための時間が午前中にあてられることが多いようです。
こうして他の犬や人との触れ合いを増やすことは愛犬に社会性を身に着けることもでき、最近多い「犬嫌い」の克服にもつながりそうですね。
■午後はしつけ・お手入れの時間
お昼を食べさせる場合には食べさせて、お昼寝をしたら「しつけ」の時間です。先生とのアイコンタクトやおすわり、マテなど基本的なしつけから行ってくれるので自宅でのしつけもスムーズにいきそうですね。また帰宅前にはブラッシングなどのお手入れもしてくれるので忙しい飼い主さんには非常にありがたい一日の過ごし方です。帰宅は遅くて19時ころが平均的な時間となっています。
犬の幼稚園・保育園 気になる「お月謝」は?
やはりこれだけの内容で、「幼稚園」なので通常のペットホテルへ一時預かり…などよりは高い金額になります。それでもしつけやお手入れをしてくれることを考えると…高いか安いかは愛犬次第かもしれませんね。
■1回から利用できることも多い
単発で1回から利用できる幼稚園が多いようです。継続、となると少々プレッシャーがかかりそうですが単発でも受け入れてくれるのは心強いですよね。金額は5000~6000円前後。
たまに預ける程度であれば少々割高に感じても愛犬にとってはメリットの多い場所になりそうです。
■回数によって金額は変わる
月に○回、半年に○回、など期間と回数によって金額は変動します。4回程度で20000~30000円となる幼稚園が多いですが、保育園では少し安くなります。また、園によっては入会金が発生したり、2頭目以降は割安になるなどもあります。