2016年08月12日

「アメリカン・ブルドッグ」性格や特徴などまとめてご紹介!

アメリカン・ブルドッグはその名の通りブルドッグの仲間です。家族に対して一途で忠実!頼もしいナイトのように家と家族をを守ってくれます。


日本ではまだまだ知名度が低いかもしれませんが、海外ではガード犬や警察犬として大活躍しています。今回は、見た目は強面、だけど内側はとってもソフトな「アメリカン・ブルドッグ」の魅力や特徴についてご紹介します。

アメリカンブルドッグの性格や特徴

温和な性格で知られるアメリカンブルドッグ。どんな魅力があるのが、特徴と性格をまとめてみましょう。

優しく寛大な大型犬

アメリカン・ブルドッグは大型犬で、オスは体高が約70㎝で体重は約40㎏~60㎏、メスは約65㎝で体重が約30㎏~40㎏。一般的な女性1人分に匹敵するほどの大きさなので、とても存在感があります。
生まれつき胸が広く筋肉が発達しているので、お座りをしていても迫力があります。ムキムキのチェスト・マッスルを誇らしげに見せるスタンスは威厳を象徴しているかのようです。総じて、「筋肉質でタフ」という点が大きな特徴と言えるでしょう。

生まれはもちろんアメリカ

原産国はアメリカですが、イングリッシュ・ブルドッグと起源は同じです。イングリッシュ・ブルドッグやフレンチ・ブルドッグとは対照的で、長い足と高いテリトリー意識があります。忠実な性格なゆえにジェラシー度も犬一倍ということもあり、以前は凶暴性がある犬種だと言われていました。現在は、人間と同じ環境に住み、人間と接する中で性格や素行も改良され、温厚で優しい犬として人気があります。

マッチョで活発な行動力

アメリカン・ブルドッグの活発な行動パターンを見てみましょう。

闘犬ならではのパワー

アメリカン・ブルドッグは17世紀ごろにアメリカに持ち込まれたイングリッシュ・ブルドッグの改良種。闘犬としてのイメージが強い人も多いかもしれませんね。アメリカン・ブルドッグの特徴でもある足や胸の筋肉は、闘犬としての必須項目でもあります。現在も堂々健在ですね。

アメリカン・ブルドッグは胸が広く筋肉が発達した「ジョンソンタイプ」、脚長でやや切れ長の目が特徴の「スコットタイプ」、そしてジョンソンタイプとスコットタイプの良いところをもらった「ハイブリッドタイプ」がありますが、どのタイプも瞬足で機敏、パワーのあるところが自慢です。

よく遊び よく走り よく眠る!

アメリカン・ブルドッグは、とにかくよく走り、運動量が半端ではありません。しかもスピードが速い瞬足の持ち主。フリスビーやボール投げなどは必死になって遊んだりするので、人間の方が根を上げるほどです。子供達と一緒にサッカーをしたり、道具を器用に使って遊ぶのがとても得意です。

アメリカン・ブルドッグは教えると学んで覚える知的な犬種でもあります。大型犬ながらも、腕や鼻先を上手に使ってブランケットを丸めて枕代わりにしたり、心地よい環境を自分で整えるために色々なことをします。

よく走り、よく遊び、そしてよく眠ります。50㎏を超えるオスになると、夜中の寝息も立派なものです。犬も夢を見るようで、何やらフガフガしている思ったらハッと起き上がったり、風貌によらずお茶目な部分もたくさんあります。

アメリカン・ブルドッグの防衛本能とお茶目な一面

赤ちゃんや子供には 動きもスローに

アメリカン・ブルドッグの風貌を見る限りでは、「キュートで愛らしい!」というイメージからは、かなり程遠いような気がしますね。でも。その風貌に反するかのように性格がとっても優しいんです。
たとえ小さな子供が乱暴になったり、勢い余ってたたいたりしても、決して牙を向けたりすることはありません。それどころか、お腹を見せて「遊ぼうよ」「傷つけたりしないよ」と闘争心ゼロの情けない姿を見せる程です。

また、赤ちゃんに対してはアメリカン・ブルドッグが先天的に持つ「守り」の精神が浮彫りになります。横で寄り添うようにしながら、物音がするとさっと立ち上がり、辺りをチェック。さながら、信頼できる用心棒と言った頼もしい性格の持ち主でもあるんですね。

ブルドッグだもの 仕方ないよ!

アメリカン・ブルドッグは家族思いで温厚。自分を犠牲にしてでも家族を守る忠誠心と愛情の深さを持っています。自分のテリトリー(家)を守るという本来の性格がある上、しっかりと訓練をすれば、ガード犬としても活躍できる犬種でもあります。

しかし!そんなラブリーなアメリカン・ブルドッグでも、唯一困ってしまうことがあるんです。それは・・・「よだれ」です。

アメリカン・ブルドッグは上唇の下唇の皮膚が、左右共にダラリと垂れ下がっています。しまりがないというワケではなく、そういう構造なんですね。ですから、お水を飲んだ後や、美味しそうな食べ物を見ると、よだれが下にかなりの長さで伸びるワケなんです。それも1つの個性としてとらえれば、お茶目な一面として魅力の1つに変わるかもしれませんね。

家族を誰よりも大切に思う忠実なアメリカン・ブルドッグ

子供にも優しく接する、頼もしい用心棒のような犬種です。家族の友達や知り合いなどが家に遊びに来た時も、一度匂いを覚えると、次回からは家族の一員!同様に穏やかに接してくれます。

メスの場合、妊娠・出産後は自分のパピ―の面倒を一生懸命見る良母になります。大型犬なのでパピ―の数も10匹前後と多め。それでも、責任をもってしっかり育てていきます。

よだれが垂れるからとからかわれてもへっちゃら!バンダナなどをよだれかけ代わりにすれば、室内に入れてあげても大丈夫です。可愛がれば可愛がるほど、愛情が倍以上になって帰ってくる、素晴らしい犬種です。