寒さに強い犬種もマイナス気温は苦手!
寒冷地出身の犬種や大型犬は基本的には寒さに強い生き物です。しかし子犬のうちは室内で飼っていたりど、その育ち方ひとつでも寒さへの耐性は変わってきます。一般的には0~5度程度の気温であれば耐えられる犬が多いです。(もちろん小型犬は別)
それでもやはり気温マイナス以下になると犬にとっても厳しい寒さ、となるようです。室外犬のための出来る防寒対策で寒い冬を乗り越えましょう!
小屋周りの防寒対策
室外犬であれば、愛犬が暮らす小屋を季節ごとに少し変えてあげることが大切です。夏には風通しをよくして、冬にはどれだけ風を入れないかが防寒のポイントになってきます。愛犬が寒さで凍えないように季節の手間をかけてあげましょう!
■小屋の位置に注意して段ボールなどで囲う
まずは小屋の配置ですが、風が真っ向から吹き込まないように、そして雨や雪が入りこまないような向きに変えてあげましょう。小屋の周りを段ボールなどで囲うと隙間風などの対策にもなりますよ。ブルーシートなどを活用する方法もあります。何を使用する場合でも小屋の「すきま」をふせいであげる事がポイントです。
小屋の中の防寒対策
どれだけ寒い日でも、日頃暮らしている小屋の中は愛犬にとって一番落ち着ける場所ですよね。そんな小屋の中での安心感をアップさせて、身も心もポカポカにしてあげましょう。
■飼い主の匂いつき毛布
毛布やフリースを床にしきつめるのは室外犬の防寒対策の基本。これは「せっかくだから」と新しい物を用意するよりも、飼い主さんが使い古した物を使う事で、愛犬の安心感もあがります。ただし、室外で飼う場合には特にダニなどがつきやすいので小まめな交換をしてください。また、雨や雪に濡れたものをそのまま使わせることもしないように!
■湯たんぽ
電気毛布などはコンセントとつなぐのが難しい場合もありますし、人間用は低温やけどの可能性も出てくるのであまりおすすめ出来ません。雨や雪に濡れても危険です。湯たんぽであればそういったリスクなく使用することができます。
湯たんぽや、お湯を入れたペットボトルなどをタオルにくるんで犬小屋に入れておいてあげましょう。コンセントがつながる場所であって電気毛布などを使用する場合には愛犬が噛まないようにしっかりと隠すなどの対策をしてください。
手作りご飯で体の中から温める
愛情たっぷりの手づくりご飯なら、愛犬の体の中もポカポカにしてあげることが出来ます。季節ごとにバランスの良い食事で必要な栄養分を与えてあげたいですね。
■残り物で出来る「おじや」
おじやなら、冷蔵庫にある残り野菜などを使って簡単に作ることが出来栄養バランスも整えやすいのでおすすめです。いくつかのおすすめレシピをご紹介しますのでぜひご参考に。犬にとって悪影響のない食材であれば基本的に煮るだけで出来ちゃいますよ。
冬用の洋服を着せるときの注意点
愛犬が寒そうで可哀想だからと常に洋服を着せたりしていませんか?洋服は防寒に最適ですが、活用方法には注意点もあります。愛犬の皮ふや被毛を美しく健康に保つためにも、以下の注意点は忘れずに洋服を着せてあげてくださいね。
■サイズの丁度いい物を散歩時だけ着せる
洋服を着せる場合にはサイズぴったりな物を選ぶようにしましょう。大きすぎては防寒になりませんし、小さすぎては動きが制限されて愛犬のストレスになってしまいます。また、洋服を四六時中着せているのは乾燥を招き皮ふに良くありません。「お散歩のときだけ」など時間を決めて着せるようにしてくださいね。
■ブラッシングを丁寧にする
特に秋などは犬の換毛期があります。そのときに抜け毛などが埋もれてしまわないようにいつも以上に丁寧なブラッシングを心がけましょう。洋服を着せる習慣があればなおさら毛玉など皮膚トラブルを起こしやすくなります。
防寒対策の注意点
室外で飼う愛犬の防寒対策をご紹介してきましたが、こちらでご紹介するのは防寒対策の盲点となりやすい注意点です。適切な対応で愛犬の健康トラブルを防いでいきましょう!