2016年11月04日

ハムスターもケアが必要!体調管理と体のケア法をご紹介

ペット初心者でも飼いやすいと言われているハムスター。体の小ささや、寿命の短さから体のケアの必要性があまり知られていない気がします。他の動物と一緒でハムスターにもケアは必要なんです。少しでも長く過ごすために、体調管理の仕方やケアの仕方をご紹介します。


ハムスターの種類

ハムスターも他の動物同様、いろいろな種類がいる事をご存知でしょうか?
金額も種類によって様々ですし、寿命はどの種類も平均2~3年です。

そんなハムスターの主な種類と基本的な性格を簡単にご説明します。

ゴールデンハムスター

ゴールデンハムスターは人懐っこいので飼いやすい性格です。
オスよりもメスの方が体が大きく、繁殖期以外は単独生活をしています。飼育する際は単独飼育を守れば一番扱いが楽なハムスターです。

品種がバラエティ豊かで短毛種から長毛種まで様々です。
キンクマ・こげ茶・白茶・パンダ・ブラック・トリコロール・ダルメシアン・シルバー(長毛)・サテン(長毛)・ドミノ(長毛)・アプリコット(長毛)

ジャンガリアンハムスター

ジャンガリアンハムスターは基本的には大人しい性格です。ただ、個体差が激しく臆病な子はなかなか人になれません。
ゴールデンと同様にオスよりもメスの方が体が大きいです。そしてメスの方が神経質な性格、オス同士の同居をさせると縄張り争いが起こる事もあります。

ジャンガリアンハムスターも品種が豊富です。
ノーマル・ノーマルグレー・スノーホワイト・ホワイト&クリーム・サファイアブルー・プリン・プディング・アメラニスティックジャンガリアン(赤目)

キャンベルハムスター

キャンベルハムスターはジャンガリアンと混同されがちですが、ジャンガリアンより少し大きめでよく噛みつくくらい気性が荒いです。

キャンベルハムスターも品種がいくつかあります。
イエローキャンベル・パイド・ブラック・パンダ・アルビノ

ロボロフスキーハムスター

ロボロフスキーハムスターはドワーフハムスターです。非常に臆病ですばしっこいハムスターです。人に慣れない事もありますが、攻撃的ではないので飼育する上で不都合はありません。
飼育する場合は触ったりするのではなくて観賞用としての飼育がオススメです。

ドワーフハムスターの中で一番小さいハムスターです。品種は特にありません。

チャイニーズ(モンゴル)ハムスター

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チャイニーズ(モンゴル)ハムスターは基本的にはおとなしく懐きやすい性格です。ただ動きは素早いので脱走されないように気を付けないといけません。しっぽが長いので一見するとネズミに似ています。

チャイニーズ(モンゴル)ハムスターの品種は4種類です。
ノーマル・ブラウン・シルバー・パール

ハムスターの基本的な飼い方

ハムスターは体が小さくて飼育する小屋も小さいのでしっかり育てる気持ちがあれば気軽に飼育しやすいペットだと思います。気軽に飼える分、飼育の手を抜いてしまうのはハムスターがかわいそうです。

体調管理にも関わる、飼育する際の3つの基本をご紹介します。

バランスの良いエサ

ハムスターは雑食なので野菜や果物、タンパク質が必要です。ハムスターにとって食事はとても大切で、栄養バランスが悪いと病気の原因にもなってしまいます。

市販のペレットは栄養バランスの良いものが多いです。栄養補助になるおやつもたくさん販売されています。ハムスターが喜んで食べるからと言って与え過ぎてしまうと太って仕舞うので飼い主がしっかり管理してあげましょう。

運動も大切

運動もハムスターにとっては欠かせない1つです。狭いケージだと運動不足でストレスをためてしまう恐れがあるので、まわし車や部屋の中でのお散歩をさせてあげましょう。
散歩をする際は危険なものは遠ざけてあげるかハムスター用のランナーボールに入れて運動させてあげるのもいいと思います。

SANKO ランナーボール

掃除も忘れずに

不衛生な環境は生き物はみんな共通で体調を悪くしたり病気になってしまいますよね。

ハムスターのケージの掃除の目安

・簡単な掃除 毎日または2日に1回
食べ残しの処分、水替え、汚れた床材の掃除、トイレ砂の掃除

・月に1回の大掃除
ケージ全体の掃除。ケージ自体をきれいに洗って、床材は全て新しくしましょう。

ケアの必要性って?

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ハムスターも他の動物と一緒で体のケアが必要なんです。
自分で毛づくろいもしますし、歯も削るし、環境によっては動き回っていれば爪もちょうどいい状態になります。

しかし年をとったり、置かれている環境によっては飼い主のケアが必要になるんです。しっかりケアしてあげる事によって健康状態の把握とハムスターの寿命を延ばす事につながるので無理のない範囲でケアしてあげましょう。

個体によっては人に慣れず触れ合い自体がストレスになってしまう子もいるので、性格を見極めてあげて下さい。

近くの動物病院をチェック

ハムスターは体が小さいですし動き回るので診察や治療が難しく、どの動物病院でも診てもらえるとは限りません。

近くの動物病院にハムスターを診てもらえるか事前に確認しておく事をオススメします。何かあってからバタバタするより、事前に分かっていた方が飼い主の安心にもつながります。

ハムスターのケアの仕方

ブラッシング

ブラッシングは頻繁に行わなくても大丈夫です。基本的には自分で毛づくろいをするのですが、汚れがついてしまっていたり、年をとtってうまく毛づくろいが出来ない場合は飼い主がブラッシングをしてあげて下さい。
程よいブラッシングはマッサージにもなりますし、皮膚の状態のチェックも出来ます。

ブラシは専用のブラシでもいいですし、柔らかい歯ブラシを代用するのもいいと思います。

体を拭く

ブラシで落とせない汚れが付いている場合は専用のシートか温かく濡らしたタオルで拭いてあげましょう。

お風呂に入れる事はハムスターの体力を奪ってしまうので絶対にやめましょう。

爪切り

飼育されている環境によっては爪が削れずに伸びきってしまう事があります。
伸びているかの目安は爪の先が内側に向かって丸く伸びているかです。よく確認してみて下さい。

爪が伸びきってしまっていると、網やまわし車などでケガをする可能性があります。

体が大きい個体やおとなしい子は爪が切りやすいかもしれませんが、なかなか懐かない個体やドワーフハムスターの場合は動物病院に相談しましょう。

ほお袋のお手入れ

ハムスターはほおぶくろに食べ物を詰め込む習性がありますよね。しかし、丸1日ほおぶくろが膨らんでいる場合はうまくエサを取り出せなくなっている可能性があります。

放っておいてしまうとふくろの中のエサが腐ってしまうので口を開いて押し出してあげましょう。
この場合もハムスターの性格によっては飼い主がケア出来ない場合があると思います。動物病院に相談してみて下さい。

まとめ

小さくて寿命もあまり長くないハムスターですが、だからこそ短い期間を健康に楽しく過ごしてもらいたいですよね。
器用に手を使って食べる姿や、ランナーボールに入って自由に動き回るそんな可愛い姿をいつまでもみたい、長く一緒に過ごしたい!

初心者向け・手がかからないと言われていて飼いやすい動物ですではありますが、飼い主次第では早死にさせてしまうか、ハムスターの寿命なりに健康に長生きさせてあげられるか明暗が分かれます。

小さい命だからこそ大切にお世話をしてあげたいですね。