愛犬の歩き方に見る健康チェック!

愛犬の歩き方に見る健康チェック!

犬は言葉をしゃべれない分、飼い主さんがその様子などから病気やケガを早期発見してあげることが症状を重症化させない大切なポイントとなってきます。愛犬の「歩き方」ではどんなことが分かるのかを知って日頃の小さな変化も見過ごさないであげましょう。


股関節や目、脳の異常などで「歩き方」が変わる

愛犬の歩き方に異変が見られた場合に考えられる可能性は「股関節の異常」や「目や脳の病気」などです。先天性の場合もあるため「家の子はお尻ふって歩くところが可愛い」と飼い主さんがその病気に気づかないことも多いのです。

そういった病気やケガの可能性を知っておけば、愛犬の歩き方による体の異変などにも早めに対応してあげられますよね。今回は歩き方の特徴別に可能性のある病気などをご紹介していくので、日頃の健康チェックの参考になさってくださいね。

お尻ふりふりモンローウォーク

お尻を左右にふって歩くいわゆる「モンローウォーク」は非常に可愛らしい姿で和んでしまいますよね。でも実はこの歩き方のときには痛みを伴っていることもあるんです。

股関節の異常の可能性

股関節に痛みがあるから、足を後ろに持っていけずに腰を振って歩いているという可能性があります。股関節がゆるんでいる「股関節形成不全」という病気が疑われ、大型犬の子犬に発症が多いものです。飼い主さんが症状に気づき辛いことから発見が遅くなることも多いとか。

安静にしたり食事管理をしたり、鎮痛剤などの内科的治療も必要な病気です。内科療法で効果がない場合には手術などの外科的治療になります。

成長期に関節異常の診断を!

この病気の早期発見をするためには、生後6か月前後の成長期に獣医師さんに関節に異常が無いか診断をしてもらうことが一番です。また、モンローウォークの他に運動を嫌ったり足を痛がるしぐさが見られた場合には早めに病院での診察を受けましょう。

壁伝いに歩いたり、動きが遅くなる

壁伝いに歩くようになったり、においをかぎながら恐る恐るゆっくりと歩くようになった場合には視力が低下している可能性があります。治療法が無い場合もありますので、早めに愛犬がどんな状態かを知って出来るケアをしてあげるようにしましょう。

進行性網膜萎縮症など目の病気はさまざま

白内障や緑内障など、目に関する病気はさまざまありますが、この歩き方で可能性が高くなる目の病気は「進行性網膜萎縮症」と呼ばれるものです。暗いところや夜に目が見えづらくなることから始まり、壁伝いに歩くなどは少し症状が進行している状態。

網膜が機能しなくなり光が脳に伝わらなくなるもので、こちらも股関節の病気同様、飼い主さんが症状に気づき辛く、気づいたときには視力を失っている場合もあります。

原因は遺伝、治療法は無いもの

症状に気づき辛い病気ですが、その原因は遺伝的なものによるとされているので、もし愛犬がこの病気になっても飼い主さんは自分を責めないでくださいね。またこれといった治療方法もないため、夜の散歩は控えたり愛犬が動きやすいような家具の配置にするなどのケアが必要です。

歩いてる時に物にぶつかりやすい

愛犬が歩いて物にぶつかると「も~馬鹿だなぁ~」と、なんだか可愛くて面白い、そんな風に笑ってしまうこともありますよね。でもそういったことが続いたら笑うのはやめて「脳の病気」を疑いましょう。

数種類ある「脳炎」の可能性

自己免疫による神経細胞障害が原因とされる「壊死性脳炎」「壊死性白質脳炎」などの場合には、物にぶつかりやすいといった症状の他、片側をよくぶつける・活発でなくなる・食欲低下なども起こります。またトイレの失敗など今までは出来ていたことが出来なくなることも。

主な治療は投薬

炎症をおさえるためのお薬や、てんかん発作がある場合には抗てんかん薬も使用しての治療がメインとなっていきます。自宅ではどういったケアをするべきか、愛犬にあったケア方法を獣医師さんと相談しながら決めていきましょう。

抱き上げるとキャン!と鳴く

愛犬を抱き上げようとしたときにキャン!と短く高い鳴き声を出す…本当にびっくりしてしまいますよね。骨髄神経や末梢神経に刺激が走ることが原因で、椎間板ヘルニアの可能性も。

椎間板ヘルニアは歩きたがらなくなる等の特徴も

椎間板ヘルニアの大きな特徴には散歩を嫌がったり動きたがらないようになることもあります。痛みを伴う病気なので、神経への刺激を減らすようにしてあげましょう。原因は遺伝的な場合もありますが、活動的な性格が要因となることも。初期症状の段階で絶対安静が必要となるので活発なワンちゃんには注意してあげてくださいね。

鎮痛剤を使って安静にすること

この病気の治療は鎮痛剤で痛みをおさえ、ケージの中などで一か月ほど安静を保ちます。もともと活発な愛犬であれば非常に可哀想なことですが、早く元気になるように声をかけたり撫でたりしてあげて愛犬を寂しくさせないケアも重要ですね。

愛犬の「クセ」と思って重症化させないことが大事

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