成猫から飼い始める5つのメリットと迎える時の注意点、準備すること

成猫から飼い始める5つのメリットと迎える時の注意点、準備すること

里親さんを待っている猫は、子猫だけではありません。 お留守番時間やご自身の年齢を考慮した結果や、保護猫カフェで一目惚れしたなどの理由で、成猫の里親を希望する方もいるでしょう。 保護施設の元スタッフが、成猫を迎えるメリットや、気をつけたいポイントなどについてまとめました。


成猫から飼うのは難しい、慣れないというのは本当か

猫の里親を検討する人では、成猫よりも子猫を希望していることが多いですが、その理由の一つが、「成猫は慣れてくれないというから」というものです。

本当に成猫は慣れてくれないのでしょうか?
そんなことはありません。

里親募集をしている成猫は、ほとんどが「元飼い猫」です。
人に慣れている猫です。

環境に慣れるまでには子猫に比べると時間がかかる場合も多いですが、もともと人に慣れている猫であれば、余程扱いを間違わなければ、そのうち、これまでずっと一緒に暮らしていたかの様な関係を築ける様になります。

逆に子猫であっても、外で野良猫から生まれて保護された子猫で、1.5か月齢くらいまでに人間と接する機会が無かった場合は、人間に慣れるまでかなりの時間を要します。

2ヶ月齢を過ぎるまでに人と接していなかった場合は、更に難しくなり、その様な子猫を家に迎えた場合は、自宅の環境には慣れても、人にはいつまでも触らせない猫になることもあります。

猫の場合は、幼いうちに人と接触したか、というのが、人に慣れるかどうかの一番のポイントになります。

成猫から飼い始めることの5つのメリット

成猫を引き取ることは、利点もあります。

1.性格が出来上がっているので、ある程度どんな子かわかる。

大人しい猫や甘えん坊の猫がいいなど、性格が分かっている猫がよければ、性格が出来上がっている成猫から飼い始める方がいいでしょう。
環境や接し方で変わってくる部分もあるものの、子猫よりはどんな性格なのかがわかります。

留守番時間が長いので元気すぎる猫はちょっと・・・という場合には、5歳を超えたくらいの、少し落ち着いた年齢の猫をお迎えするとよいでしょう。

2.健康面で子猫よりも安定している。

一人暮らしや共働きなど、猫と一緒にいられる時間が長くは取れない場合は、免疫力が低く体調を崩しやすい子猫よりも、成猫の方が安心です。

体が小さい子猫が体調を崩すと一刻を争う場合も多いです。

3.不妊去勢手術、ワクチン接種、ウィルス検査などが終了していることが多い。

4.子猫よりも、長いお留守番に耐えられる。

まだ甘えたい盛りの子猫だと、健康面で不安定な上に、留守番の間に寂しい思いをさせてしまうことになりますので、長時間ご自宅を空けるのは難しいでしょう。

成猫の場合は、環境に慣れるのに時間がかかることがあるので、むしろ人が四六時中一緒にいるよりも、人の気配が無い時間があった方が、新しい環境に慣れやすいという利点もあります。

ご自宅の滞在時間が少ない場合にも飼いやすいでしょう。

5.成猫でも1歳2歳なら、数ヶ月齢の子猫と、一緒に居られる時間は変わらない。

出来るだけ長く一緒にいたいから子猫から飼いたい、という人も結構多いのですが、猫の寿命が個体によって数年の差があることを考慮した場合、数ヶ月齢の子猫を迎えても3歳の猫を迎えても、どちらが一緒に長くいられるかはわかりません。

先天性の病気を持っている場合には、免疫力の低い子猫のうちに病気を発症して1歳にもならずに亡くなってしまうケースも多いことを考えれば、健康な成猫であれば、その年齢になるまでちゃんと生きていた、ということだけでも、長く一緒にいられる可能性が高いかもしれません。

また、高齢の人間が猫を飼い始める場合には、高齢の猫を引き取るという選択肢もあるでしょう。

何歳からが成猫なのか

人間だと一応「成人」になる年齢が決まっていますが、猫は決まっていませんよね。
成猫とは、何歳以上の猫をいうのでしょうか。

辞書によると「成猫」とは

十分に成長した猫。

だそうです。

猫の骨格の成長は概ね1歳で止まりますので、1歳で「十分に成長した」といえるかと思います。
(メインクーンなど、3歳くらいまで成長を続ける大型の種もあります。)

「成猫」とは1歳以上の猫を指すことがほとんどです。

里親募集に出されている成猫とは

飼い主の事情により里親募集に出される猫たち

飼い主の「飼えなくなった」という事情や、飼い主死亡で、本人や家族、知人により、里親に出されている場合は、純血種であることも多いです。

スコティッシュフォールド、ロシアンブルー、メインクーン、ブリティッシュショートヘア、ラグドール、アビシニアン、アメリカンショートヘア、ペルシャ、シンガプーラなどの人気猫種も、里親募集に出されています。

飼えなくなった飼い主が直接里親を募集している場合は、年齢や性格、これまでの治療歴、ワクチン歴などを元の飼い主から詳しく聞くことが可能です。

里親掲示板で募集が出されていることが多いです。

猫の里親募集情報 :: ペットのおうち【月間利用者150万人!】

http://www.pet-home.jp/cats/

猫の里親募集情報ペットのおうちには全国の動物保護団体・法人・個人から、猫の里親募集が届いております。殺処分を減らすため、ペットショップで購入を考える前に「猫の里親になる」という入手方法を是非ご検討下さい。

「ペットのおうち」は、猫の種類で検索することもできる里親掲示板です。

多頭飼育崩壊家庭の猫たち

飼い主が不妊去勢手術を怠った為に猫たちが増え続けてしまい、飼育継続が不可能になった状況を「多頭飼育崩壊」といいます。

そのような猫たちは狭い場所で、多い時は数十頭が一緒に異臭を放つ劣悪な環境で過ごし、弱い猫は食餌も十分に取れずやせ細っていることも多いです。
感染症にかかっても、治療も受けられていません。

そういった猫たちを保護団体や地域のボランティアさんが受け入れ、不妊去勢手術、治療を行った上で里親を募集していることが多くあります。

多頭飼育崩壊家庭の猫たちは、近親交配が行われている場合が多いことが特徴です。
その為か、何かしらの障害がある場合もあります。
しかしながら、弱い猫はおそらく子猫のうちに劣悪な環境では淘汰されている可能性が高い為、残っている猫は強い生き残りと考えることもできます。

そのような環境で生きてきた猫たちであるにもかかわらず、人懐っこい猫が多く、泣けてきます。
ただ、生まれてから人に触れられたことが殆ど無いのか、警戒心の強い猫がいる場合もあります。

地域猫ボランティアによる保護猫

地域猫活動(外猫の不妊去勢手術をして世話をする活動)をしているボランティアさんたちが、怪我をした猫を保護したり、人間に慣れている猫の里親を募集することがあります。

保護団体やボランティアが保護して、成長してしまった猫

子猫を保護したものの、すぐに里親が見つから無いまま成猫になってしまう場合もあります。
子猫から人の手で育てられているので人懐っこい性格であることが多いです。
また、正確な誕生日は不明でも、年齢がわかっている猫になります。

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