2017年01月16日
犬は昔から寒さには強いですが、現代ではエアコンで温度調節ができるため、昔に比べると寒さに弱くなってきている傾向があります。寒いと免疫力低下や関節疾患など、病気になってしまうこともあるため防寒対策はしっかりとしましょう。
寒さに弱い犬種は
・チワワ(スムース)
・トイプードル
・ヨークシャーテリア
・マルチーズ
・ダックスフンド(スムース)
・ミニチュアピンシャー
・パピヨン
など、毛が「シングルコート」の犬種が寒さに弱いと言われています。
逆に寒さに強い犬種は
・ラブラドールレトリバー
・ゴールデンレトリバー
・チワワ(ロングコート)
・ミニチュアダックス(ロングコート)
・コーギー
・ポメラニアン
など、毛が二層構造になっている「ダブルコート」と呼ばれている犬種です。
但し寒さに強いと言われている犬種でも、
チワワ(ロングコート)やミニチュアダックス(ロングコート)などの
小型犬は寒さに弱いので防寒対策はしたほうがいいでしょう。
犬は人間よりも
低い位置で生活しているということと、
身体全体の毛に比べると、
お腹周りの毛が少ないため
特に下からの寒さを感じやすい
傾向にあります。
なお仔犬や高齢犬、病気療養中の犬は
寒さにとても弱いので気を付けてあげてください。
犬は寒くなると背中を丸め、
頭と手足をくっつけて
体温が逃げるのを防ぎます。
また、飼い主のそばにくっついたり、
こたつの中に潜る、
など暖かい場所へ移動します。
ブルブル震えている時は、
とても寒いというサインなので、
見逃さないようにしてあげましょう。
水をあまり飲まなくなった、
散歩に行きたがらない、
という時も「寒い」というサインです。
犬は「室温20度前後」「湿度40%~60%」
が適温と言われています。
温湿度計を使用したりと、
愛犬が快適に過ごせているか
気を付けてあげましょう。
逆に「水をたくさん飲む」
運動したわけではないのに
「ハァハァ」といって舌を出している、
という時は部屋を暖め過ぎなので
注意してください。
寒さに強い犬種でも
室内で飼っていると
暖かい環境に慣れてしまうため、
寒さに対する耐性が弱くなってしまいます。
なので、防寒対策をしてあげましょう。
我が家はチワワ(ロングコート)を飼っていますが、
寒さに強いと言われているロングコートとはいえ、
小型犬なので、やはり寒さには弱いです。
寒くなってくると、
フローリングの上にはあまり行かず、
布団の上やブランケットの上など、
常に暖かいところにいます。
そんな室内で飼っている犬にオススメの
防寒グッズをご紹介します!
寒い時は保温効果のある
ブランケットやマットが大活躍します。
愛犬のベッドの中に入れてもいいし、
そのまま置いておいても
上で丸まって寝ています。
洗濯できるのも嬉しいポイントです。
ベッドも保温効果の高いものを選んであげましょう。
ベッドの下に置いたり、そのままでも使えます。
以前、我が家でも使用していたことがあります。
ベッドの下に置いていたのですが、
熱くなると出てきていました。
犬が自分で体温調節するため、
熱くなった時に涼しい場所に出てこられる
スペースが必要です。
そういったスペースがないと、
中で熱がこもってしまい
熱中症になってしまうので
注意してください。
コンセントのタイプと電子レンジで温めて使うタイプがあります。
洋服を着せることも防寒対策になります。
特に冬場のお散歩時は、
洋服や防寒着を着せてあげるのが
オススメです。
また、なかなか体温調節ができない犬は、
室内でも洋服を着せてあげたほうがいいでしょう。
雪が降っていたり、
降ったあとの道は非常に冷たく、
また凍結などで滑りやすいので
犬用の靴がオススメです。
ケガやしもやけの予防にもなります。
洋服や靴は始めは嫌がる犬が
ほとんどかもしれません。
無理に着せたり履かせたりすると、
散歩に行かなくなったり、
ストレスを感じ体調を崩してしまう犬もいます。
そのため無理はせず、
愛犬の様子を見ながら徐々に
慣れさせてあげましょう。
犬は褒められることが大好きなので、
洋服を着せたときや靴が履けた時は
たくさん褒めると効果的です。
「見えないブーツ」と言われている、
犬の肉球保護クリームです。
オールシーズン使用できる優れもの。
冬場のお散歩時にも使用できますね!
風通りの少ない場所や
日当たりのいい場所に小屋を置きましょう。
外で飼われている犬は
雨、風、時には雪にも晒されるため、
防寒対策を万全にしてあげてください。
上記にも書きましたが、
犬は人間よりも低い位置にいるので
すきま風や底冷えを感じやすいです。
そのため飼い主も愛犬と同じ
低い姿勢になってみて、
どこからすきま風が入ってくるか
寒い場所はないか
確認しましょう。
犬小屋の横を発砲スチロールで覆ったり、
ベッドや毛布の下にも発砲スチロールを一枚ひくと、
より防寒になります。
なお、出入り口にビニールのカーテンをつけると
さらに保温性アップ。
発泡スチロールを使う際は、
犬がいたずらをして食べてしまうと大変なので、
木の板を貼るなど、いたずら対策をしてください。
また雪が降ったり、冷え込む日などは
玄関などお家の中に入れてあげましょう。
外だとコンセントが使えないため
湯たんぽが効果的です。
ただ熱湯を入れてしまうとヤケドをしてしまうので、
60度位が適温です。
電子レンジで温めて使うマットタイプもあります。
犬にも乾燥は大敵。
乾燥すると犬も人間と同じで、
鼻や喉の粘膜が乾いてしまい、
細菌やウィルスに対する
抵抗力が弱ってしまいます。
細菌やウィルスに感染すると
人間の風邪の症状と同じで
咳、くしゃみ、鼻水が出ます。
乾燥させないためにも加湿器や、
濡れたタオルを置くなどして
乾燥対策をしましょう!
簡易加湿器なら、
愛犬のお部屋の近くに置けるので、
ちゃんと加湿ができているか心配な時も
安心です。
外で飼っている犬の場合は、
濡れたタオルを小屋の横に
かけてあげるなどすると
乾燥対策になります。
いかがでしたか?
寒さに強い犬種でも、実は寒がりだったり、
寒さに弱い犬種でも、実は暑がりだったり、と
犬も人間同様、十人十色です。
また、過保護になり過ぎてもあまりよくありません。
愛犬の体質や性質を把握し、その犬にあった対策をしてください。
防寒グッズを上手に利用し、寒い冬を愛犬と共に乗り切りましょう!