2016年10月11日

犬を飼ったら知っておこう!愛犬の健康診断7つのことがら

念願の犬を飼い始めたら、愛犬の健康管理は飼い主さんがきっちりと行っていきたいですよね。まず、基本的なこととして「健康診断」が挙げられますが、最初はわからないことだらけ。今回は犬の健康診断についてご紹介します。


犬の健康診断で知っておきたいこと

動物病院で受ける健康診断。検査の内容、受診の頻度や開始時期、費用などについてまとめてみましょう。

1.基本検査は歯のチェックや触診など

犬の基本検査は検温から始めるところがほとんどでしょう。まず、受診時の体の状態を確認してから、触診を行ったり、聴診器を使ったりしながら基本的な身体のチェックを行います。この間、飼い主さんから日頃気になること、心配なこと、気を付けていることなどについての話をしながら、獣医さんに的確なアドバスをもらうようにします。

例えば、それは食事の量だったり回数だったり、便や尿の色だったりとさまざまです。基本検査ですから、飼い主さんが知っておきたいことをこの時に聞いておきましょう!

最後に歯の検診も行います。歯垢が歯に溜まっていないかなどのチェックをしながら、歯のお手入れ方法などの確認を行います。

2.費用はおおむね2,000円程度

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犬の健康診断で基本検査にかかる費用はおおむね2,000円くらいでしょう。個人病院と総合病院で多少金額は変わってくるかもしれませんが、それほど高額な費用がかかるような検査ではありません。予約を入れる時点で料金の確認をしておくと安心ですね。

3.健康診断は1歳から

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子犬を飼い始めた人は、3か月から4カ月くらいで家にやってくるケースが多いと思います。そうすると、8ヶ月くらいで「1歳」を迎えることになりますね。かわいい愛犬とてんやわんやの生活。あっという間に時間が過ぎるでしょう。でも、そろそろ初めての「健康診断」を受けて良い時期です。

犬の健康診断開始の適年齢は1歳。「そんなに早くから?」と思う人も多いと思いますが、それには理由があります。

小さい頃は飼い主さんの言う事を聞かないなんて当たり前!名前を読んでも来ないし、好き勝手し放題!やんちゃな子なら容易に想像できそうですね。ですから、「小さいからそうなんだ」と思いがちなんです。そして、その原因として「先天的に視覚や聴覚に障害があるから…」とはなかなか認識しずらいものなのです。

4.シニア犬の場合は血液検査も

シニア犬になるとさまざまな体の不調が出てくることが多くなってきます。今までは超健康体であっても体のシステムに衰えが少しずつ出てきて免疫力が減ってきます。犬種によってかかりやすい病気もありますから、獣医さんに愛犬の気になる点などを相談しながら検査を受けていくことになるでしょう。

また、以前大きな病気を患った犬に対しては、その後の経過、回復状況などを併せて確認することが多いです。

シニア犬や病気を経験した犬は、必要に応じて「血液検査」や「超音波検査」などの特別な検査を行うことがあります。特に血液検査では20項目以上もの病気が判明できるので、目に見えない病気の兆候や持病の悪化、また病後の回復状況などが確認できます。

これらの検査は基本検査に含まれていないので別途費用がかかります。およそ5千円から1万円くらいのところが多いようです。

5.シニア犬は半年に1度

子犬や成犬が1年に1度という目安であるのに比べて、シニア犬の場合、必要に応じて半年に1回の健康診断を勧められることがあります。シニア犬の場合、体の衰えによって体内の免疫力も低下しがち。健康管理を徹底するためにも半年に1回は受けておきたいですね!

6.「カルテがとても重要である」ということ

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かかりつけの動物病院に行くと、検査内容、結果、気になることについてのカルテが残ります。「病気をしたわけじゃないのに、カルテってそんなに大切?」と首をかしげる人も多いでしょう。

カルテは愛犬の成長過程が詳しく記された、いわば「成長日記」。動物病院にとっては、今後の検査や診察に大いに役立つ貴重な資料になります。大切な愛犬の診察記録がしっかり残っていれば、生涯を通して愛犬にあった的確なアドバイスを受けることができます。

健康診断を受けてカルテを残すということは、動物病院にとっても飼い主さんにとっても大きなメリットがあるのです。

7.検査後は「ちょっぴりストレス」

健康診断を受けた後、気の弱い怖がりの犬の場合ちょっとしたストレスを覚える場合があります。慣れない場所に行って、台に乗せられて…。何も痛いことはしないのに、気持ちばかりが先走って体はガチガチ!
ですので、家に戻ったらゆっくり休める空間を作ってあげて下さい。しょんぼり顔だったり、ご飯を半分残してしまっても心配しすぎないように。人間だってストレスが溜まると食欲は減退しがちですよね。

健康診断で知っておきたいこと まとめ

犬の健康診断は愛犬の「今」の健康状態を確認するために1年に1回は受けておきましょう。受診の開始時期は1歳から遅くても2歳が適年齢です。主な検査内容は触診や聴診器での身体チェックと歯の検査になりますが、シニア犬や病気を経験した犬の場合は、追加で血液検査や超音波検査が行われることがあります。

動物病院でも検査の後は、愛犬も緊張とストレスで多少疲れ気味。家に帰ったらゆっくり過ごせるような環境を整えてあげたいですね。お疲れさま!