2017年11月06日

もしもの時に安心の保障!ペットのための保険ガイド

犬を飼い始めて気になることの一つに『ペットの保険』があります。ペットには人間が加入しているような公的な医療保険はなく、医療費は飼い主の全額自己負担になります。高額な医療費の負担を迫られた時、あなたはどうしますか?もしもの時に安心できるペットの保険についてご紹介いたします。


どうする?気になるペットの保険

犬や猫を飼い始めて、まだ幼いうちは重病もなく保険の必要性を感じる方は少ないかと思いますが、人間と同じように、ペットも年をとると心臓病を患う犬が増えたり、老化による様々な病気に掛かりやすくなってきます。

また、高齢でなくても一度病気にかかってしまったり、怪我などを負って病院に通うようになると、毎回の診察やお薬、注射や医師のすすめるドックフードなど月に何万円も医療費がかかってしまうことがあります。

そのような時に、飼い主の生活に負担なく医療費をまかなえる方はよいですが、費用が大きな負担になってしまう場合は、犬の医療を諦めるか飼い主の生活を切り詰めるかの選択を迫られるようなことが起こってくるかもしれません。

そのような事態を避けるためにも犬をの年齢が若くまだ健康なうちに、ペットの保険が必要か必要でないかを判断するためにも保険について詳しく知っておくとよいでしょう。

東京都の「犬の飼育実態調査」によると、犬を飼う方々のうち1年間に掛かる医療費を見ると・・・

3万円以上・・・65%以上
6万円以上・・・24%以上
10万円以上・・・16%以上
20万円以上・・・5%以上
という調査結果が出ました。

また、手術などを行った場合、1度の手術で50万円以上の医療費が掛かるケースも決して珍しいことではありません。

どのくらいの人が加入しているの?

リサーチ会社DIMSDRIVEの2009年の調査によると、ペットの保険の加入率は5.9%と想像よりもかなり少ないものとなっています。これを犬と猫のデータをそれぞれに分けてみると『犬』は10.9%『猫』は3.4%と、猫の割合がぐんと下がってしまう結果です。

かといって飼い主が病気になったペットを病院に連れて行かず放置しているのではなく、保険に入らずに自己負担で医療を受けているのが現状です。

このような結果になってしまう理由は、ペットの保険について飼い主への認知がされていないケースが多いのと、ペット保険についての情報の不足によるものだと思われます。

人間の医療保険でさえ自身のライフプランに合ったものを比較検討することは容易ではなく、保険の窓口のような相談所が存在しているのです、人間の次に考えられるペットの保険になるとなおさら検討が難しくなるかもしれません。

ペットといつまでも一緒に楽しく生活するためにも、自分のペットに将来どのくらいの保障が必要になるか一度真剣に考えてみましょう。

下記はペットの保険に加入した方、加入してない方それぞれのの回答です。

【加入した理由】(複数回答)
●何かあったときに困るから:67.6%
●医療費の負担が少なくなるから:56.6%
●ペットがけがや病気をしたため:42.0%

【加入していない理由】(複数回答)
●特に理由は無い:36.1%
●保険料が高い/負担になるから:32.5%
●ペットがほとんど病院を利用しないから:18.0%

ペットに関する調査2009/ネットリサーチDIMSDRIVEの公開アンケート調査結果【DIMSDRIVE】

http://www.dims.ne.jp/timelyresearch/2009/090623/

ネットリサーチDIMSDRIVEの公開調査結果。ペットの飼育、ペット保険の加入について。

参照元:インターワイヤード株式会社(2016年9月時点、著者調べ)

ペットの保険、適用されるケースは?

ペット保険加入後は、病気にかかったり怪我をした場合、各保険会社の契約に基づく医療保障や損害賠償の特約などにより他人への保障が適用されます。

どのような保障が必要なのかまずは選択することから、保険選びが始まります。

・怪我や病気ての入院
・怪我や病気での通院
・怪我や病気で手術した場合
・ペットが他人を怪我させたり、他人の物を破損した場合の保障
・ペットが他界した時に用意する仏具

などです。それぞれの保険会社によって補償対象などが違いますので、詳しくは加入を検討している各保険会社の契約内容をご確認ください。

ペット保険で人気のの3社!

初めてペット保険に入られる方は、今自分のペットにどのような保障が必要になるか迷ってしまう方も多いかと思います。多くの保険会社の中から、初めての方でも導入しやすくかつ、付帯しておいて安心できる『通院』『入院』『手術』の保障が充実している3社をご紹介いたします。

ペット&ファミリー少額短期保険(株)

商品名/げんきナンバーわんスリム

check point!
■一日当たりの限度額や回数の制限なし!
■病気や怪我の医療費を終身で補償!
■10歳以上は保険料は上がりません!
■「ワンニャン相談室」で無料でペットの相談ができる!

【対象年齢】
・生後45日以上~満7歳以下

【掛け金/月】
掛金は犬種や年齢によって違いますが一例をご紹介します。

トイプードル(小型犬)の場合
0歳
プラン70/1,790円
プラン50/1,550円
1歳
プラン70/1,530円
プラン50/1,360円
2歳
プラン70/1,640円
プラン50/1,440円
3歳
プラン70/1,820円
プラン50/1,560円

【保障内容】
・保障対象/入院、手術、通院
・保障割合/70%または50%
・年間の保険金の支払い限度額/70万円または50万円
・1日あたりの限度額/制限なし
・支払回数/制限なし
・保険期間/1年間
(毎年の自動継続により終身加入が可能)

アクサダイレクト

商品名/いぬのきもち・ねこのきもち保険

check point!
■通院から高額治療まで、金額や回数に制限なし!
■病気や怪我によってかかる医療費の50%または70%を補償!
■月に+90円でペット保険賠償責任危険補償特約!(示談交渉付)
■インターネット契約、マイクロチップ装着などで割引あり!
■獣医師による「ペット健康相談サービス」が24時間365日無料!

【対象年齢】
新規契約は0歳から満13歳まで
継続契約は満14歳以上も可能※
※保険会社の審査があります

【掛け金/月】
掛金は犬種や年齢によって違いますが一例をご紹介します。
年齢2歳/プラン5/マイクロチップ割引適用/インターネット割引適用 

月額1,620円

【保障内容】
通院保険金/回数、限度額なし
入院保険金/回数、限度額なし
手術保険金/回数、限度額なし

お支払い事例

種類:
ミニチュア・ダックスフンド
診断名:椎間板ヘルニア
治療内容:診察・X線・注射・MRI・
造影・手術・内服薬など
通院回数:入院+4回通院
治療費合計240,000円 治療費の70%をお支払いします。
自己負担額72,000円 アクサダイレクトの補償額168,000円

FPC/(株)エフ・ピー・シー

商品名/フリーペットほけん

check point!
■犬の大きさに関係なく料金は一律!
■病気や怪我によってかかる医療費の50%を補償!

【対象年齢/掛け金/月】
4歳以下/1,590円
5〜8歳/2,390円

【保障内容】
通院保険金/1日あたり/12,500円(年間30日まで)
入院保険金/1入院あたり/125,000円(年間3入院まで)
手術保険金/1手術あたり/100,000円(年間1手術まで)

ペット保険で保証対象外になるもの

ペット保険ではケガや病気、損害賠償など保障される項目がありますが、下記については病院にかかっても保証対象外となりますのでご注意ください。

また病気によっても補償対象外となりますので、加入する予定の各保険会社の補償対象外の条件をご確認ください。

補償対象外(例)

■ワクチン接種
■健康診断
■歯科の治療
■不妊、避妊、妊娠、出産、去勢
■予防接種受けなかったことによる病気(フェラリア症など)
■先天性や遺伝による疾患
■自然災害が原因となる怪我や病気

など

もしものときのために

ペットの保険についていかがでしたでしょうか?支払った費用がすぐに効果として現れることの無い保険は、余計な出費に思われがちですが、病気や怪我をする前に加入しておくことにはちゃんと意味があります。

将来かかると予想される医療費の保障と、ペットへの十分な医療ケアを安心して行ってあげることができるということを考えれば、月々の少額の出費も理解でることでしょう。

ペット保険は日本ではまだ認知が薄いですが、飼い主とって今必要となるのは、ペットに関する情報を集めてそれが必要かどうか判断していくことではないでしょうか。保険が気になっている方は、まずは資料請求をして詳細について、各社がどのような商品を取り扱っているのかを確認してみてください。