犬の食欲がない!気になる理由は?食欲不振の時の対策は?

犬の食欲がない!気になる理由は?食欲不振の時の対策は?

昨日まで元気に走り回ってご飯もモリモリ食べていたのに、なんだか今日は犬の食欲がなく、フードをあまり食べてくれない時、もしかして病気かも・・・?と不安になることも多いものです。犬の食欲がないと心配でこちらまで食欲がわかないなんて人も多いのではないでしょうか。 犬の食欲がない理由とは?対策はあるのでしょうか。


犬がご飯を食べない、食欲がない原因は?

犬の食欲がないと、心配でこちらまで食欲がわかないなんて人も多いのではないでしょうか。
食欲がない原因を知ることで、食欲復活に向けた対策を考えていきましょう。

一番心配になるのはこれ! 病気かも・・・?

犬がご飯を食べない時、一番に気になることは、やはり病気です。
消化不良などで、人間でも「ちょっと食べたくないな」と思う時があるのと同じで、犬も体調を崩している時はご飯をあまり食べません。

犬の場合は、短期間の断食で体調が良くなる場合もありますが、下痢や便秘など消化器系に異常がある、ウイルスや細菌に感染している、嗅覚にも影響するような呼吸器系疾患などの病気が潜んでいる場合もあります。
動き回る様子や便の様子に注意して、いつもと少しでも違うことが見られるようであれば、早めに医療機関を受診しましょう。
食欲不振は、子犬や老犬にとっては体調への影響も大きいので、ご飯を食べない日が2日続くようであれば受診することをおすすめします。

ストレスや運動不足で食欲が落ちることも

お出かけをして疲れていたり、引っ越しなどの環境の変化、季節の変わり目などでストレスを感じると、一時的に食欲が落ちることがあります。
犬は規則正しい生活が好きなので、普段からあまり生活リズムを乱さないように注意してあげましょう。
人間と同じで、日中の運動不足も食欲不振の原因にもなります。運動をすることはストレス発散にもつながるので、適度な運動を心がけましょう。
食欲が少し落ちているけれど、元気があり便なども普段と変わった様子がない場合などは、少し様子を見てもいいかもしれません。

飼い主さんを困らせる「飽きた!」

毎日ご飯を食べていると、たまに麺類やパンを食べたくなるのと同じで、犬にも単に「飽きた!」という理由でご飯を食べなくなる時があります。
もちろん中には飽き性の犬もいるので、そういった場合には、飼い主さんは度々ドッグフードを変えたり、ささみを混ぜたりと試行錯誤が必要になります。それもその犬の個性なので、手がかかる子ほどかわいいと思って前向きに付き合ってあげたいところです。

その他には、ご飯以外のおやつを沢山食べていたり、加齢により少しずつ食べる量が減ることもあります。
また、メス犬の場合は生理(ヒート)中に体調がすぐれず食欲が落ちる場合もあります。初めてメス犬を飼う場合は心配に思うかもしれませんが、生理(ヒート)が原因であれば、しばらく様子を見るとまた元の状態に戻るので心配はいりません。

犬の食欲不振の解決策は?

犬の食欲を増加させたい時の対策はあるのでしょうか?犬の「飽きた!」対策を中心に犬のご飯について考えてみましょう。

そもそも犬が喜ぶご飯とは?

犬が喜んでご飯を食べるようにするにはまず、犬の嗜好を知ることが大切です。
犬は一見ガツガツ食べているように思われがちですが、香り・食感・大きさ・温度・味(アミノ酸や甘味)などにこだわりを持って食べています。温度や甘味などは野生時代の雑食生活の名残ともいえる特徴です。犬の食欲がないなと感じたら、それらの要素を少し変えてあげると喜んで食べてくれるようになることがほとんどです。
人間が温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たい状態で食べたいと思うのと同じとも言えます。犬にもこだわりがあって当然だと考えてあげましょう。

試してみたい食欲増進技!

好みのドッグフードなどが分かっている場合、そればかりを与えているとせっかくの「好き」が「飽き」に変わってしまうことがあります。
犬が喜んで食べるものが数種類ある場合には、ローテーションにして与えるようにし、飽きがこないように工夫してあげると良いでしょう。

トッピングをしてあげると食べるというパターンもよくあります。
煮て柔らかくした鶏のささみや白身魚をほぐしたり、小さく切ったバナナやリンゴなども喜ぶことが多いでしょう。
トッピングはフードの上に乗せるとそれだけを食べてしまうことも多いので、全体に混ぜてあげることをおすすめします。また、フルーツは糖分も多いので肥満にさせないためにも分量に注意しましょう。

カリカリの乾燥タイプのドッグフードを与えている場合、自然な状態の「肉」を想像してみると理由がわかると思いますが、少しふやかしてあげると食べるようになることがあります。
ぬるま湯を少しかけてあげるのも良いですが、おすすめは、鶏のささみや野菜(※玉ネギなどネギ類、ニラなどは必ず避けましょう)を煮た煮汁を氷や水で少し薄めて温度をぬるくしたものをかけてあげる方法です。香りや甘みがアップするので、食欲がない場合などにも効果的です。
また、フードをふやかしてあげたり、油分の少ないドッグフードに変えることは、噛む力や消化能力が弱くなってきた老犬にもおすすめです。
高齢の犬の場合は、単に硬いので食べることができない場合もあります。フードをふやかすほか、茹でた白身魚と一緒にミキサーにかけてあげるなど、少しでも楽しく美味しく食べられる工夫をしてあげたいものです。

犬の食欲がない!気になる理由と対策のまとめ

人間にも恋煩いなどで食欲がない時があるのと同じで、犬にもそれぞれに食欲不振になる理由があります。フードのより好みなどを単なるワガママとするのではなく、「なぜ?」を考えて気持ちに付き合ってあげたいものです。
食欲不振には重大な病気が潜んでいる場合もあります。普段の様子との違いが早期発見にもつながりますので、常にチェックしてあげることをおすすめします。

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