2017年11月06日

お一人様御用達!甘えん坊な犬5選

犬には多くの品種があって孤独を愛する犬や、かまってちゃんまでその性格は様々です。 そんななか、ペットに時間と手間をかけることができるお一人様には、甘えん坊な性格のワンちゃんの人気が高いのだそう。 そこで今回は、多くの犬種の中からお一人様に愛されてやまない、甘えん坊な品種を5つ厳選してご紹介します。


コッソリ覗いてるのがたまらなく可愛い!「ヨークシャーテリア」

スコティッシュテリアやブル・テリアなどたくさんいるテリア種のなかで一番甘えん坊さんが多いのが、このヨークシャーテリアです。
19世紀中頃にイギリスで誕生したこの小型犬は、その美しい毛並みから「動く宝石」とも言われるますが、この犬種の魅力は、なにもその見た目だけではありません。
どんなときでもそばから離れないといった、直球の感情表現はしませんが、ちょっとした時に様子をうかがうと、飼い主のようすを影からコッソリ覗きみたりしています。
その姿についついキュンとなって呼んであげると、喜んでやって来てチャンスとばかりに甘えまくります。
時に淋しがりすぎて吠えクセがついてしまう仔もいますが、大変賢い犬種なので、しつけをしっかりすればただただ可愛い、番犬の役割もしてくれる勇敢な一面も見せてくれます。

うるうるした瞳とと華奢な体格にメロメロ「チワワ」

一時期流れていたCMで人気が沸騰したチワワは、実は北アメリカではもっと古い犬種で、12世紀から16世紀にかけて同地に君臨していた「アステカ帝国」の王族も飼っていたのだそう。
日本では1970年代からその数が増え、その飼いやすさからダックスフントに次ぐ第2位の登録頭数が確認されている、トップクラスの人気を誇る犬です。
独立心もあり、知らない人には強い警戒心を見せる反面飼い主には甘々、献身的に付き従って逆らうようなことはほとんどありません。
大きくて潤んだ瞳や、どこか守ってあげたくなるか細い体格に騙されて、幼少期に甘やかしすぎるとわがままになってしまうこともあります。
しかし、意外に体は丈夫で強靭な精神力も持っているので遠慮は無用、気にせず正しいしつけをすれば愛らしい家族の一員になって、長生きする仔も多いため、お一人様を長い間癒してくれる存在になるでしょう。

怖い見た目に似合わず実はかまってちゃん!「ボクサー」

人間の世界でも良く言われている「ギャップ萌え」。犬の世界でそれを味わおうとするなら、なんといってもこのボクサー犬がおすすめです。
元は闘犬用に開発されて、その狂暴な性格が際立っていましたが、法律で闘犬が禁止されるとその狂暴さを抜くために品種改良と、ひたすら甘やかすという手段でとにかくその闘争本能を骨抜きに。
その結果、今では完全にペット化して狂暴さはどこへやら、飼い主への愛情表現の激しさは他の犬種の比較にならないほどで、その姿を見た瞬間に飼い主に猛烈ダイブ!顔をなめまくって甘えてきます。
大きな体から独り暮らしには不向きのような感もありますが、手入れやしつけも楽で無駄吠えもしない上、飼い主には甘々でも他人から見れば、番犬としてこれほど威圧的な犬種もいないので、案外独り暮らしの女性の飼い主さんも多い犬種です。

おもちゃみたい!でもしっかりと生きてます「トイプードル」

そのくるくるとした巻き毛が特徴の、プードルのなかで品種改良によって体重3kg程度までしか成長しない小型犬種をとくに「トイプードル」と呼びます。
意外に毛も抜けにくく、活発とはいえ小さな体と鳴き声から、独り暮らしのマンションやアパートなどでも飼いやすいので人気の高い犬種です。
その性格は人懐っこくて穏やか、主人に甘えるというよりはとにかく誰にでも馴れやすく、誰彼構わず甘えたがる仔も多いのが特徴で、「私だけのワンちゃん」を求めている方のニーズには、少し合わないかも。
とはいえ、見た目のまるでぬいぐるみのような可愛さもさることながら、社交的な性格から友達などに「うちの仔自慢」をしたいお一人様におすすめのワンちゃんです。

飼い主オンリーとにかくご主人様大好き!「柴犬」

日本犬の代表格「柴犬」の甘え方は、他の犬種とは少し意味が違うものかもしれません。
彼らにとっては飼い主と同じ時間、同じ場所で過ごしていること自体が「甘えている」と感じているのでは?とすら思えます。
普段通りの散歩やエサやりをしているだけでも、全幅の信頼と愛情のこもった目で主人を見つめ、時にコッソリと撫でてほしいしぐさを見せる慎ましやかな甘え方をしてきます。
飼い主とその家族以外にはほとんど心を開かない仔が多いのは、日本犬特有の性質で、その「ご主人様第一主義」の徹底ぶりは海外にも多くのファンを作った理由の1つになっています。

まとめ

もちろん個体差はありますが、独り暮らしの方などに人気のある、甘えん坊な性格の犬種をご紹介してみました。
しかし、同じ甘えん坊でもその表現の仕方がこうも違うのは、人間の子供と同じ。
甘える姿の誘惑に負けて、甘やかし過ぎないように、ああでもないこうでもないとより良い付き合い方を模索するのも、犬を飼う醍醐味の1つではないでしょうか。