2016年08月12日

犬にあげてはいけない人間の食べ物とは?

私たちがおいしそうに食べているのを見てほしがる愛犬。 しかし、愛犬には食べてもよいものとダメなものがあります。 私たちは問題なく食べられるものでも、それが原因で病気に…最悪死んでしまうような食べ物もあります。 今回の記事では、愛犬に与えてはいけない食べ物について紹介します。


絶対ダメ!犬にあげてはいけない禁忌の食材

まずは、愛犬に絶対あげてはいけない食材を紹介します。

ネギ類(たまねぎ、ねぎ)

たまねぎやねぎなど、ねぎ類の食べ物は犬にあげてはいけません。
たまねぎやねぎに含まれるアリルプロピルジスルファイドという物質が、犬の赤血球を破壊してしまうため、非常に危険です。たまねぎのエキスが入っているコンソメも禁止。
コンソメは調味料で、いろいろな料理に入っているから一見わかりにくいですよね…。
しかし、そこは飼い主さんが犬にあげてはいけない食べ物としてしっかと理解し、コンソメが入っていそうな料理はあげないようにしましょう。
また、ニンニクもこの成分が含まれているので控えておきましょう。
ちなみにネギ類は、猫にもあげてはいけません。

ぶどう・レーズン

こちらは最近報告された食品で、犬の腎臓に悪い食べ物です。
犬に与えると、最悪のケースでは腎不全になります。
死亡例も報告されており、ネギ類ほど有名ではないため、注意が必要です。

チョコレート

カカオに含まれるテオブロミンが急性心不全の原因となります。
ミルクチョコレートやホワイトチョコレートは、カカオの割合が少ないため、与えても問題が無いケースもあるそうです。
しかし、危険な成分が含まれているのは事実なので、控えるようにしてください。

犬に肉や魚を与えるときに注意点

犬は肉食動物というイメージを持ちやすいですよね。
でも、どんな肉を与えても良いわけではありません。
肉を与えるときであっても注意が必要なので、次のことに気を付けてください。

生肉は菌を保有している可能性があるため加熱をしましょう

犬に生肉を与えるのはダメです。牛肉や豚肉もだめですが、特に恐ろしいのが鶏肉。
人間も鶏肉を生で食べるとサルモネラ菌やカンピロバクターによる食中毒の危険があります。鶏は、50~70%が菌を保有しているというデータもあります。
非常に危険なので、生肉は絶対にあげないようにしましょう。
また、鶏肉は「たたき」の状態でも加熱したことにはなりませんから、犬にはあげないようにしてくださいね。

肉の骨はしっかり取り除く!

肉を与える場合は、骨をしっかりと取り除いてあげてください。
口の中をけがしてしまうだけではなく、消化不良を起こす場合もあります。

ハンバーグは「たまねぎ」「コンソメ」が含まれる

ハンバーグは先ほど紹介した「たまねぎ」や「コンソメ」が含まれています。
大人はハンバーグにたまねぎが入っていることなんて当たり前と思っていますが、意外と子供が与えてしまうケースも多いそう。
からあげやステーキを1口だけわんちゃんにあげる家庭もあると思いますが、ハンバーグのときは注意しましょう。

魚をあげるときは加熱と下処理を!

肉と同じく、魚をあげるときもしっかりと火を通してください。
また、魚はおなかの中に寄生虫をたくさん抱えていることが多いので、内臓を取り出してください。
肉と同様、骨を消化できない場合もありますから、骨はとってあげましょう。
切り身の場合は大きな骨はとってあるので、安心ですね。

青魚は少しずつあげてアレルギーを確認

青魚(さんま、さば、イワシ)はアレルギーを起こす可能性があります。
人間の赤ちゃんが食べるときも注意が必要ですが、犬も同じ。
少しずつ与えてみて大丈夫だったら、様子を見て量を増やすことが良いでしょう。

タコ・イカはあげない

タコやイカは消化しにくいので、あげないようにしてください。
「猫が腰を抜かす」と言われるくらい消化しにくい食材の1つです。

人が食べても危ない食べ物は与えない

人間は何気なく食べているものでも、犬に与えてはいけない食べ物はたくさんあります。
生肉のように「人が食べても危ない食べ物」は与えないことを心がけましょう。
ねぎのように「犬だけが食べてはいけない食べ物」については飼い主さんがしっかりとお勉強をして、愛犬を守ってあげてください。

愛犬は、自分がエサを食べた後でも食べたいなぁ…という顔で見てきますよね。
そんなとき、食べ物を正しく分けてあげることができる飼い主さんでいれるようになりましょう!