2016年10月19日

愛猫家さん必見!市販されているキャットフードの種類や与えてはいけない食べ物を徹底解説!

猫ちゃんに毎日エサをあげ、それを美味しそうに食べているのを見る瞬間、愛猫家にとって至福の時間の1つですよね? できるだけ愛猫が喜ぶ、しかも体質や年齢にあったエサを選んであげたいところ、そこで今回は市販されているキャットフードの種類をご紹介しながら、猫に与えてはいけない食べ物についても触れて参ります。


キャットフードの種類

世間にはたくさんのキャットフードの種類があって、どれを選べば良いのか混乱するほどです。
そこでまずは、大まかに市販されているキャットフードを分類して、それぞれの特徴について述べて参ります。

いわゆるカリカリ!ドライタイプ

もっともポピュラーで多くの飼い主さんがエサとして選んでいるのが、カリカリと呼ばれることも多い水分量10%以下のキャットフードのこちら。比較的安価で、開封後も保存場所に気を付ければ長持ちするのがその大きな理由。また、カリカリとした噛み応えは猫の顎の成長や、歯石予防に繋がるので、主に成長期から老猫期を迎えるまでの長期間主たるエサとして使用されます。

猫にとってはごちそう?ウェットタイプ

反対に水分量75%以上、素材の味や臭いが強く残っているため猫ちゃんの食いつきも良く、満足そうな姿を見ることができるので、食欲の落ちやすい夏場や、良いこでお留守番できたときの「ごほうび」などに与える飼い主さんが多いのがこのウェットタイプです。
食べやすく、消化も良いので病み上がりの栄養補給や、食の細くなった老猫に与えることもありますが、一旦開封すると痛むのが早い上値段もかなり高価なので、ドライタイプのエサの合間、「スポット」的に使われることが多くなります。

2つの良いとこ取り?セミモイストタイプ

上記の2つの合間に位置し、水分量30%程度の「半生」になっているのがこのタイプです。
「ソフトドライ」とも呼ばれている通りカリカリまでの歯応えはなく、比較的ウェットタイプよりは長持ちします。成長期に必要な栄養バランスを整えたものや、肥満気味な猫用の低カロリーフード等に商品化されていることが多いタイプので、パピーフードや療養食として利用されているのが多いようです。

安全なキャットフードの選び方

それぞれの特徴がわかったところで、猫ちゃんのために安全なエサを選ぶにはどうしたら良いか、すべての種類に共通するポイントをここで紹介しておきましょう。

ペットフード安全法に基づいた表記を確認する

キャットフードだけでなく、粗悪なエサのなかにはペットの健康を害しかねないものも少なくありません。
そこで2009年、ペットのエサの安全性を向上させるため法律が制定、以降ペットフード製造業者は添加物を含むすべての原材料を商品にすべて明記することが義務付けされました。
ですので愛猫家を含む飼い主さんは、その商品表示をしっかりとチェックし、自分のペットにあった成分が入っているか、有害な添加物は入っていないか等を見極めてエサ選びをしてあげましょう。

無添加だとより安心

いくら表記されていても、どの添加物がどういう被害を起こすのか、わからないことも多くあるはずです。今は、それほど極端に有害な添加物は含まないようになっては来ていますが、どうしても不安なときは通販などで売られている、無添加キャットフードを選べば安心です。
ただし、当然ですがこれらの無添加商品は、人間の健康食品などと同様に、手間と原材料の吟味が必要なことから軒並み高額なことがほとんど。エサ代の高騰は辛抱しなければ行けません。

猫ちゃんに与えてはいけない食べ物とは

愛猫家のなかには、より安全で安心なエサを求めて、ご自分で見極めた食材を使ってエサを「手作り」される方も多いのだそう。
ですが猫ちゃんは、食べると健康被害を起こしてしまう食べ物も多い動物。
そこで最後に、猫ちゃんに与えてはいけないものを列挙しておこうと思います。

ネギ類

これは一番有名かもしれませんね。長ネギや玉ねぎには猫ちゃんの赤血球を破壊する成分が入っているので、貧血やひどいときには血尿、下痢、嘔吐など繰り返してしまうことも。
ネギ類そのものだけでなく、エキスが溶け出した「スープ」でも同じ症状を起こすことがあるので十分に注意してください。

イカ関連食品

猫がイカ喰えば腰抜かす」何て言葉もありますが実はこれ本当のこと。イカには「チアノーゼ」という成分があってこれがビタミンB1を壊す作用がある事がわかっています。
ビタミンB1は人にも必要な養分ですが、猫は人の約7倍の量が必要だと言われ、これが足りないと歩行感覚や平衡感覚に異常が出て、ふらついたり、立ち上がれなくなったりしてしまうことがあります。

牛乳

猫に牛乳、なんだか良く見る組み合わせに感じますが、実は牛乳を含む多くの乳製品はNG。
猫は人より牛乳などに含まれる「乳糖」を分解する酵素が少ないため、下痢を起こしてしまうことが多いのです。
最近ではペット用の成分調整ミルクが売られているので、子猫など体力の弱い猫ちゃんの栄養補給などを目的に与えるときは、そのような「ペット用」のミルクを選んであげてください。

まとめ

すぐに体調を崩してしまうこともある猫ちゃんのエサ選びは、大変で気を使います。
でも、自分の選んだエサが原因で可愛い飼い猫が病気に!何てことがないようにしっかりとしたエサ選びをするのも、愛猫家に求められる大切な「使命」の1つではないでしょうか。