愛犬の落ち着きがなくウロウロしている…どんな原因が考えられるの?

愛犬の落ち着きがなくウロウロしている…どんな原因が考えられるの?

愛犬の様子が普段と違ったら、何が起きたのか不安に思ってしまいますよね。愛犬の妙な行動の中でも、落ち着かず、そわそわと動き回るようになるのは、精神的なものから病気までさまざまな理由が潜んでいます。愛犬がそわそわした様子があったら、状況に合わせた対処を行いましょう。


原因1.ストレスや不安などの精神的なもの

考えられるのが、何らかの原因によって強いストレスや不安を感じていること。たとえば、引っ越しして間もなくや家に知らない人がいるなど、普段と環境が変わると落ち着かず、そわそわとする犬が多いです。

寝る場所がうまく決まらず寝床を何回も変えたり、ひたすらうろうろと歩き回ったりする時は、何か不安を感じている可能性があるので、様子を観察してみましょう。

対処法

愛犬が感じる不安やストレスの原因を取り除いてあげましょう。引っ越しの場合は愛犬が落ち着けるよう、飼い主の匂いがついた服やおもちゃを寝床に置いてあげ、いつでも気配を感じられる環境を作るのがおすすめです。

また、不安を感じている時はできるだけそばに寄り添い、体をなでたりマッサージをしたりして、体の緊張をほぐしてあげるのも効果的。

部屋中をうろうろと落ち着かないようだったら、気分転換に外へ散歩に連れ出すのも良いでしょう。お気に入りのおもちゃで遊んであげるなど、不安の原因から気を逸らせるように飼い主が働きかけると、愛犬の様子が落ち着くことがあります。

原因2.副甲状腺機能低下症

副甲状腺機能低下症は、喉付近になる副甲状腺から分泌されている副甲状腺ホルモンが、何らかの理由で働きが弱まっている状態のこと。この副甲状腺ホルモンは、血液中のカルシウムを増やす働きがあり、骨や胃腸、腎臓などを健康に保つために欠かせません。

副甲状腺機能低下症になると、犬が常にそわそわと落ち着かなくなったり、神経が過敏になったりして、ちょっとした物音に怯えて吠え立てる症状が見られます。

他にも、血液中のカルシウムが減少することで、筋肉がけいれんする全身性テタニーといった状態も見られます。てんかんほど激しくなく、筋肉のけいれんや収縮が周期的に繰り返されるのが特徴です。

対処法

副甲状腺機能低下症は、まず不足したカルシウムを補給してあげることが先決です。治療法としては、動物病院でカルシウム溶液の点滴を行い、その後カルシウム剤やビタミン剤と言った栄養の補給を薬で行って治療していきます。

愛犬が急にそわそわするようになった、震えやけいれんの症状が見られるような場合は速やかに病院へ連れて行き、適切な処置を受けましょう。

原因3.体調不良で体の痛みを感じている

犬は人とくらべて痛みに強く、あまり表情や行動に体調不良の兆候を見せません。しかし、強い腹痛や胸痛などの症状が起きると、痛みを何とかしようとうろうろと動き回る状態が見られます。

特に腹痛の場合は尻尾が垂れ下がり歩き回る症状が特徴で、胸痛など体の中心が痛む場合は背中が丸まり体をかばうような姿勢で動き回ることがあります。

対処法

突然ぐるぐると動き回るようになった、どことなく様子がおかしいといった以上を察知したらすぐに動物病院へ連れて行ってあげてください。昨日まで元気でも、以前から命の危険が及ぶような病気になっている可能性もゼロではありません。

普段から愛犬の様子をよく観察し、落ち着きがない症状が見られたら早めに気づいてあげられるようにしたいですね。

原因4.認知症の徘徊行動


愛犬が8歳以上の高齢になった場合、認知症になる可能性が高くなります。認知症は人と同じく、周りの状況がわからず徘徊を繰り返す行動が見られます。特に同じ場所に円を描くようにして細かくクルクルと回転する行動は、認知症の可能性が考えられます。

認知症は脳が退化していき、このような体の動きの制御ができなくなる状態。そのため、クルクルと落ち着きがなく回転する症状が見られたら認知症かどうかの診断を受けましょう。

対処法


認知症そのものを完治させる特効薬は残念ながらありませんが、普段の生活習慣を改善することで進行を遅らせることができます。たとえば、日光浴をさせて体内のセロトニンを分泌させ、体内時計を整えてあげることや、おもちゃで遊んで脳にこまめに刺激を与えることで、脳の退化を遅らせられます。

また、早期の段階で認知症に気づければ、投薬によって症状が和らぐことも。認知症の診断を受けたら早めに治療を開始して、老犬の健康管理に気を配ってあげましょう。

まとめ

落ち着きがなくなるのは、愛犬にとって何らかの精神的肉体的苦痛を訴えているサインでもあります。まずはむやみに叱らず、どうして落ち着きがなく、そわそわしているのか原因を探ってみましょう。

精神的な不安などでない場合、病気の可能性も潜んでいるので動物病院で検査を受けるのがおすすめです。ちなみにうろうろする様子を動画で撮影しておくと、獣医に状況が伝わりやすいので、診察の前に愛犬の状態を記録しておきましょう。

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