早めに始めたい!トイレのしつけ3つの簡単ステップ

早めに始めたい!トイレのしつけ3つの簡単ステップ

「あれ、床がぬれてる」子犬を飼い始めて最初の数ヶ月はよくあることです。最初のうちは仕方がないと妥協してしまう飼い主さんも多いと思いますが、続いてしまっては困りますよね。今回はトイレのしつけ3つのステップについてお話ししましょう。


1.トレーニングを始める時期の認識

トイレのしつけは子犬のうちがベター!でも、一体いつから始めたら良いのでしょか?

生後3か月くらいが理想的!

子犬がやってきて家の中がてんやわんや!特に、初めて犬を飼い始めた方はあれこれ戸惑うことも多いのではないでしょうか。「とりあえず元気でご飯をしっかり食べてくれれば!」そう考える飼い主さんもいると思いますが、後々「しまった!」と思わないためにも、子犬のうちにしっかりトイレのしつけをしておきましょう。
理想的なスタート年齢は犬種にもよりますが、平均的に3か月くらいが最適でしょう。「セブン・ドッグ・イヤー」ですから、計算してみると人間の年齢で2歳前くらいですね。
この頃の子犬は好奇心のかたまり!イタズラをすることも多いかもしれませんが、学ぼうという意欲でいっぱいです。そのテコを利用して必要なしつけを少しずつしていけば、飼い主さんも最小の時間と労力でトイレのしつけを完結することができます。この時期を見逃さないようにしたいですね。

愛犬の居場所はお決まりですか?

愛犬の居場所をつくってあげるなんて、そんなこと当たり前だ!ごもっともです。
子犬が家にやってきてから、家族の皆に愛情をタップリ注いでもらっていることでしょう。あまりの可愛さにひと時も離れたくない!と寝る時も含めて、犬と一緒に部屋を転々と移動してしまっている飼い主さんは決断の時です。(おおげさですが…)部屋の一部に専用のスペースを確保してあげましょう。愛犬の落ち着く場所、集中できる場所を与えてあげると、しつけもスムーズに行く場合が多いです。

2.トレイの準備

早速、トイレの準備を始めましょう。

トイレの位置を決めましょう

トイレトレーニング用の場所を決めましょう。衛生面からキッチン周辺はなるべく避けるようにして、家族があまり通らない静かな場所を選びます。大きさは畳半分くらいあれば問題はないと思います。できれば部屋のコーナーが理想的です。
冬の時期にトレーニングを始める場合は、隙間風の入らない場所を選びたいですね。場所によっては他の部屋より冷え込んでしまう場合もあるので気を付けてあげましょう。寒い場所だとトレイの回数が増えてしまったり、トイレのタイミングがちぐはぐになってしまう可能性があります。ちょっとした気遣いで、愛犬のトイレトレーニングも敏速に効果的に進めることができます。

トイレグッズの購入とセッティング

トレーニングに必要なものを揃えます。新聞紙、防水シート、市販の犬用トイレシート、サークルなどです。サークルをお持ちでない方は、購入を検討してみて下さい。子犬の場合はサークルを利用した方がしつけが楽です。サークルは通常、周りを囲んだ小さな四角い檻のようなものですが、犬用のゲートやフェンスなどを使ってコーナーを囲んでも良いと思いますよ!圧迫感がなく、必要であれば移動も楽です。

サークルやゲートはペットショップでも購入できますし、忙しく時間のない方は通販でも購入可能です。価格は6,000円くらいから10,000円前後です。

グッズが揃ったらセッティングです。新聞紙や防水シートを引き、その上にトイレットシートを広げます。トイレの量に応じてシートの枚数を足したり、減らしたりしていけば効率的ですね。

3.トレーニング開始

トレーニングを開始しましょう!大事なポイントを2つご紹介します。

床の匂いを一生懸命嗅ぎ始めたら…

愛犬がクンクンと床の匂いを嗅ぎ始めたり、グルグル回り始めたらトイレのサインです。この兆候が見られたら「トイレ行こうね」と言って、専用のトイレスペースに連れて行ってあげましょう。簡単にまとめるとこの繰り返しになるのですが、途中で失敗してしまっても怒鳴らず、次回のトイレに期待をつなげましょう!

子犬にトイレのしつけのポイントは、「トイレ行こうね」という掛け声、排泄、トイレを一まとめで覚えること。この3つが連動していれば、トレーニングがスムーズに行きやすくなります。徐々に言葉をかけなくても自発的にトイレに行くようになります。それには、ある犬の持つ排泄の習性があるからなのです。

犬は足元の感覚でトレイを覚える

犬の排泄の習性は「足元の感覚でトイレの場所を覚える」ということです。トイレトレーニングを繰り返しているうちに、トイレシートの感覚を足元で徐々に覚えるようになってきます。そうすると、他の素材やフロアの上で排泄をしなくなるのです。

逆を返せば飼い主さんのベットで一緒に寝ている場合、万が一排泄をしてしまい、それに慣れてしまうとシーツ素材以外での排泄はしなくなるということです。もちろん、そうなったりしたら汗かきもの!最悪の事態を避けるためにも、トイレシートの上で毎回させるように促してあげて下さいね。トイレの場所も狭いサークル内ですが、少しずつ場所が決まってきます。そうすれば、シートの使用枚数も少なくなってくるでしょう。

トイレのしつけまとめ

トイレトレーニングは子犬の年齢が3か月前後なら、家にやってきてその日に始めても大丈夫です。ポイントはトイレの位置を寒くない場所に確保すること、トイレグッズを準備すること、そして子犬のトイレに行きたいというサインを見逃さないことです。自発的に行くようになるまでは多少時間はかかるかもしれませんが、犬は足元でトイレの感覚を覚える動物です。

トイレシートの感触を覚えれば、後は比較的楽です。数回の失敗はあるかもしれませんが決して怒らず、上手にできた時に「よくできたね!」と褒めてあげましょう。最初のうちは、寝起き、お水を飲んだ後、運動した後を目安に気をかけてあげると、排泄のサインを見逃さずに済みます。頑張って!

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