2016年10月07日

2015年度人気ランキング 犬・猫以外の人気のペットベスト5

人がペットとして飼育しているの動物は、たくさんいます。 その中からこちらでは犬や猫を除いた、人気のペットを紹介します!


犬・猫以外のペット

犬や猫以外にも、ペットショップには鳥やハムスターなどたくさんの動物がいます。
動物の種類が異なれば、容姿だけではなく飼育方法や特徴も異なります。
日本で最近人気のある犬や猫以外のペットの詳細をまとめてみました。

最近人気の犬猫以外のペットベスト5

人気順に、1位:セキセイインコ(小鳥)、2位:国産カブトムシ(昆虫)、3位:ピグミーヘッジホッグ(ハリネズミ)、4位:ネザーランドドワーフラビット(うさぎ)、5位:フクロモモンガ(モモンガ)となります。

ペット専門店コジマ人気ペットランキング

2015年度人気ランキング1位:セキセイインコ

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セキセイインコはインコの中でも小型で、体高は約20cm・体重は30g~40gの大きさです。
日本では長年ペットとして人気の高い種類で、平均的な相場は2,000円~3,000円ほどで売られていて寿命は5年~10年です。
性格は犬に似ている性質を持っていて人懐っこく、雛から育てると人懐っこさや従順さはより強くなる傾向があります。
そのため人慣れしやすい種類のため室内でも飼いやすく、子供がいる家庭にも向いています。
また頭は賢くて好奇心が旺盛なので、オス・メスの性質の違いはありますが言葉を覚えてお話ししたり芸も覚えてくれたりします。
オスとメスで見られる性格・性質の違いは個体差はありますが、オスは発情期の時はきつい性格になることもあり基本的には甘えん坊で積極的なため言葉を覚えるのはメスより比較的得意ですがいたずらや鳴き癖が多い傾向があります。
またメスはオスと比較すると大人しく静かでクールなところがあり、1人遊びも苦にならずお留守番も容易にしてくれる傾向があるため飼い主にとっては少し寂しく感じるかもしれません。
飼育も鳥類の中では非常に丈夫で育てやすいため、鳥類初心者にもお勧めの種類です。
また飼育する上で注意すべき点は、ストレスを溜めさせないために毎日鳥かごから自由に室内を飛び回れる時間を作ったり話しかけたりするように心がけ、尚且つ1日16時間ほど寝ると言われているので安眠出来るように鳥かごにカバーをかけるなど安眠出来る環境を作るようにしましょう。
また食事に関しては市販の餌以外にも葉っぱ類を多めに与えるように心がけ、《ネギ・アボカド・チョコレート》は、少量でも致死量に達する場合があるため絶対与えないように気をつけてください。

2015年度人気ランキング2位:国産カブトムシ

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北海道を除く日本全国に生育しています。
そのため海外種のカブトムシと違って日本の高温多湿の環境にも順応していて飼育しやすく、幼虫飼育も産卵も比較的容易のため初心者にはおすすめのカブトムシです。
成虫で大きいものになると、8cmを超えるほどの大きさにもなります。
卵→幼虫→さなぎ→成虫と姿を変え、寿命は約1年ですが成虫の期間は2~3ヵ月ほどしかありません。
飼育環境としては、プラスチック製の昆虫ケースに15cmほど土を敷き詰めて更に葉っぱを敷いて餌台・木などを置きます。
また乾燥を嫌うため適度に霧吹きで水分を補充します。
餌は果物や野菜でも大丈夫ですが、カブトムシ用の栄養ゼリーがペットショップで売っていますのでそちらを利用する方が容易で無難です。

2015年度人気ランキング3位:ピグミーヘッジホッグ(ハリネズミ)

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日本で唯一、ハリネズミで飼育を許可されている種類です。
別名ヨツユビハリネズミで、他のハリネズミは指が5本ありますが名前のとおり指が4本しかありません。
体高約20cm・体重は約400gの大きさになります。
危険を感じたり警戒するとクルッと丸まり、針だらけのボールのようになるのが特徴です。
またハリネズミは夜行性のため、昼間はほぼ寝ています。
無理に起こすとストレスになりますので、昼間は極力休ませるように心がけましょう。
小屋は大き目のプラスチックケース・衣装ケース・水槽などの入れ物での飼育が好ましく、水入れや寝床を置いても動き回れるスペースが確保出来るぐらいの大きさを用意します。
ハリネズミの性質上、1つの小屋に1匹で育てる単独飼育が適しています。
適温は25度~28度のため、暑い時は弱めの冷房またはドライ運転・寒い時はパネルヒーターなど温度調節が必要です。
食事はハリネズミ用のフードは普及していないため、フェレット用・ドッグフードを代用するのが一般的です。
それ以外の注意点は、寝床にタオルを入れると爪が引っかかってケガをしたり状況によっては窒息死するケースが生じていますので絶対に入れないようにしましょう。

2015年度人気ランキング4位:ネザーランドドワーフラビット

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ペットとして飼われているうさぎの中では、最小で飼育しやすいため人気が出ています。
体重は1kg前後・体調は25cm前後の大きさです。
平均的な寿命は5年~10年で、うさぎの人気もあり相場は15,000円前後~3万円ぐらいと幅広い価格帯となっていてうさぎ専門店の方が高い傾向にあります。
性格も人に慣れやすく活発で好奇心旺盛のため、自ら甘える行動を取ったりもします。
また子うさぎの時限定にはなりますが、トイレのしつけも可能なのも魅力的です。
食事はうさぎ専用フードの他に牧草やお野菜・果物を与えますが、アボカド・ほうれん草は与えてはいけませんので注意しましょう。
飼育スペースは、うさぎ専用のケージも最近は販売されているのでそちらを選ぶのが無難です。
大きさの目安としては広すぎても縄張り意識の強いうさぎにはストレスとなりますので、餌箱・水入れ・寝床以外に少し動けるスペース程度が最適です。
うさぎの骨は薄くてもろいため脱臼や骨折が起こりやすく、抱っこしていて飛び降りて死亡したケースもあります。
そのため、注意して飼育しましょう。

2015年度人気ランキング5位:フクロモモンガ

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ペットとして飼育出来るモモンガは、フクロモモンガ・アメリカモモンガの2種類だけです。
実際にはアメリカモモンガは数が少ないので、フクロモモンガがメインで流通しています。
体重は90g~150gぐらい・体長は20cm前後で、手のひらにすっぽりとおさまるほどのサイズです。
容姿は大きなくりくりの目と胴体よりも長いしっぽが特徴的です。
またハムスターのように頬袋はありませんがカンガルーのようにメスには腹部に育児嚢があり、産まれてから2.5ヵ月ほどは育児嚢の中で育ちます。
平均寿命は15年前後で、相場は野生の捕獲された場合で2万円前後・繁殖された場合で5万円前後です。
安全で人に慣れやすいという面では、繁殖されたフクロモモンガを購入することをお勧めします。
またオスはメスの気を引くために臭腺があり臭く、オシッコのマーキング(少量を小屋付近など至るところに擦り付ける行為)をします。
そのため、メスの方が育てやすく人気が高い傾向にあります。
習性としては、夜行性のためお昼間はほとんど寝ています。
直射日光や湿度に弱く、温度も18度~20度以下の気温は厳しくなります。
小屋に布をかぶせたりヒーターなどで25度前後の温度設定が必要です。
動きも機敏で飛ぶため、小屋は縦長で動き回れる広さのケージで飼うのをお勧めします。
寝床はリス用の木箱や鳥用のわら製のつぼ型の巣などで代用し、高い位置に設置してください。
運動出来るために、止まり木などを上下に数本設置するのもお勧めです。
ケージの底には小動物用のおがくずや牧草を敷いて、こまめに取り換えて清潔を保つように心がけましょう。
また餌箱は陶器製のもの・水入れはケージに設置可能な給水器にすると、こぼされにくく手入れもしやすいのでお勧めです。
食事は7割が果物・2割が野菜・その他(豆腐・殻付きのゆで卵・チーズやヨーグルトなど)になります。
最近ではフクロモモンガ専用のフードもペットショップで取り扱っているので、専用フードや小動物用のゼリーなどを与えると手軽に栄養も摂取出来るのでお勧めです。

ペットを飼う前に考えるべきこと

人に飼われている動物は、自分で餌や水を補充することが出来ません。
また人が限られたスペースで飼育しているため、自分好みの家に変更も出来ません。
そのため飼い始める前に、その動物の特徴や性質を勉強してから迎え入れましょう。
温度調節をしないといけない場合はそれらの設備も整え、フクロモモンガのように寿命が長い動物の場合は長年に渡って飼育が可能かどうかなど…考えて更に覚悟も必要になります。
これから飼育しようと思う動物のことをしっかりと勉強することで、迎え入れた時に人も動物も快適に共存することが出来ます。
そして、より充実した楽しい時間にもなることでしょう。
そのためにもどんな動物でもペットとして迎え入れる際には、ぜひ事前にその動物のことを勉強してください。