お散歩後のお手入れ
比較的大人しい子だと、立ったままの姿勢で拭いていきます。嫌がって逃げようとしたり暴れたりする子は、抱っこして(対面ではなく)座り、足から拭いていきます。
濡らして絞ったタオルで入念に拭きます。特に汚れがひどいときは、足だけ洗ってあげてもよいでしょう。足が濡れるのを嫌がる子も多いので、毎回ストレスになるようならタオルで拭くだけにします。
■ポイント1: 肉球を拭く
お散歩で一番汚れるところです。そのまま家にあげると床が汚れてしまいますし、愛犬の皮膚を健康に保つためにも、常に清潔にしておく必要があります。
前足は、「オテ」をさせるような形で片手ずつ差し出させ、よく拭きます。後ろ足は膝を折るようにして上げさせると、大人しく拭かせてくれます。
■ポイント2: 指の間を拭く
指の間は土などが入り込みやすく汚れやすいので、特に入念に拭きます。
まずは濡らして絞ったタオルでよく拭いて汚れを落とし、次に乾いたタオルで水けを拭きとります。指の間は通気性が悪く、濡れたままにしておくと蒸れて皮膚が傷んでしまいます。
■ポイント3: 足全体を拭く
足首から腿にかけて、タオルで拭きます。
■ポイント4: 背中全体を拭く
タオルで、埃などを拭きとります。
■ポイント5: お腹を拭く
お腹全体もタオルで拭きます。脇の下は特に入念に拭いてあげましょう。
■ポイント6: 尻尾を拭く
最後に尻尾を拭きます。
■ポイント7: よく乾かす(雨の日)
レインコートを着ていても足元は濡れるので、乾いたタオルで入念に拭いて乾かします。
レインコートを脱がせ、背中も拭きましょう。濡れて体が冷えてしまって風邪を引いてしまわないように気を付けてください。
■ポイント8: ブラッシングする
散歩から帰ってきたら、ブラッシングする習慣をつけましょう。
お散歩後の健康チェック
■ポイント9: 爪の状態をチェック
足を拭くときに、爪が割れていないか、伸びていないかもチェックしましょう。
親指以外の爪は、お散歩のときに地面でこすれ、自然に削れて短くなっていることが多いです(歩き方や体重、散歩の量により、あまり削れない子もいます)。ただし親指は地面から離れていて削れにくいため、伸びてしまいますので、定期的に切ってあげる必要があります。
■ポイント10: ノミやダニのチェック
体全体を拭きながら、ノミやダニがついていないかチェックします。
■ポイント11: 切り傷などのチェック
犬は痛みに強く、怪我をしても痛がらないこともあります。皮膚に切り傷などがついていないか、チェックします。
■ポイント12: 耳のチェック
耳が汚れたり、ノミやダニがついていないかチェックします。