2016年09月12日

しっぽでわかるネコの気持ち。しっぽの動きは感情表現!

ネコはポーカーフェース。何を考えているのか読み取るのはなかなか困難なことです。しかし、しっぽは感情表現豊かです。しっぽを観察することで気まぐれなネコが伝えていること、どんな気持ちでいるのかがわかります。 しっぽが伝えるネコの気持ちを紹介します。


猫の機嫌がいい、うれしいとき

しっぽをピーンと垂直に立てる

うれしいときや甘えたいとき、またかまってもらいたい、お腹が空いているときのおねだりなど、友好的な感情を示します。

これは子猫が親猫におしりをきれいにしてもらうときに見せるしぐさで、しっぽを立ててあなたに近寄ってくるということは、親愛の証で、心を許しているということです。

しっぽを大きく、ゆっくり振っている

機嫌がいい状態。
リラックスして安心しています。

抱かれたときしっぽをゆっくり動かす

リラックスしていて、うれしいと感じています。

しっぽを体に巻きつける

リラックスしています。
こうしているときのネコは気品があり、可愛いですよね。

猫の機嫌が悪い、不安なとき

しっぽの毛を逆立て、太くする

突然大きな音がしたり、予想外のことに遭遇したとき、恐怖や驚きで興奮状態になると毛が逆立ち、しっぽがふくらんで大きくなります。実際には全身の毛が逆立っているのですが、しっぽが太くなるため目立ちます。

毛が逆立つのは無意識ですが体が大きくみえるので、攻撃態勢のときには威嚇の効果もあります。
毛が逆立った状態で、しっぽが下向きのときは「攻撃的威嚇」のサインです。
ネコ同士のケンカなどで強い方のネコが見せるしぐさです。

しっぽを山形にする

驚いたとき、攻撃態勢のときに見られます。

しっぽを股の間に巻き込む

恐怖を感じています。
弱気になっており、相手に自分を小さく見せようとしています。負けを認めて降参しているサイン。
このとき無理に近づくと噛まれたりすることもあります。

しっぽがだらりと下がっている

何か失敗したときや、しかられて落胆しています。
また、体調が悪く元気のないときにも見せるしぐさなので、注意が必要です。

抱いたときにしっぽをお腹にピッタリとくっつける

これは恥ずかしがっているのではありません。怖がっている証拠です。
抱いたときにしっぽを早く動かすときはいやがっています。そのまま抱き続けると引っかかれたり、噛みつかれたりすることもあるので気を付けましょう。

しっぽを左右にバタバタ振る

イライラして怒っています。
無理にかまったりするとイライラが高まり、「シャーッ」と鳴き声を上げて本気で怒るので、放っておくのがベターです。

猫のしっぽのその他のサイン

寝ているときにしっぽの先だけ小さく振る

寝ているときに名前を呼んだり、話かけたりするとしっぽの先だけ動かすことがあります。
これは起きるのが面倒で、しっぽで答えているのです。

しっぽの先をピクピクさせる

獲物を見つけたときや、何かに気を取られているときのサイン。
また、考え事をしているときにもこのしぐさをします。

座っているときにしっぽを縦にゆっくり振る

何をしようかと、次の行動を考えている状態です。

また、ネコが他のネコのしっぽで遊ぶことがありますが、これは獲物に見立てて遊んでいるのです。
親猫が子猫に対してわざとしっぽを振ることもあるそうです。

猫のしっぽでわかる感情まとめ

ネコのしっぽの先はとても敏感で、付け根は性感帯です。
さわってあげると喜ぶネコ、反対に嫌がるネコもいます。

ネコのコミュニケーションの方法には、「鳴き声」「ジェスチャー」「マーキング」がありますが、しっぽの動きは「ジェスチャー」に当てはまります。ネコのしっぽの動きを理解して、ネコの気持ちを知ることで上手にスキンシップをとることができると思います。

愛猫との信頼関係もより深いものになるのではないでしょうか。