2016年08月19日

子犬の時が重要。トイレトレーニングから甘噛みまてのしつけの方法

新しく迎えるかわいい家族。飼い主のしつけ次第で愛犬の行動は決まります。愛犬との楽しい生活のために成長をリードしていきましょう!


子犬のしつけはじめの一歩

初めて我が家に迎えるかわいい家族。愛くるしい姿にメロメロになりますよね。≪しつけ≫なんてしばらくやらなくていいと思ってしまいがちですが、しつけに適した時期、しつけの仕方があるのです。
なんとなく分かっているつもりでも曖昧な部分もあるかもしれない…愛犬のためにしつけの仕方を確認しましょう。

しつけを始める時期

出来るだけ早い時期からしつけを開始しましょう。子犬の時にしっかりしつけされているかどうかで成犬になった時の振る舞いが大きく変わってしまいます。「三つ子の魂百まで」と言う言葉は犬にも当てはまります。
タイミングとしては、子犬をお迎えして、子犬が落ち着いてきた時から、簡単なしつけからはじめていきます。

アイコンタクトで名前を呼んで覚えさせる

しつけと言うと、難しいイメージがありますが、まずは子犬の負担にならない簡単な所から始めます。子犬の目を見て名前を呼ぶ。しつけを始めるには自分の名前を認識させる事が大切です。
名前を呼ぶ際はしっかり子犬の目を見て下さい。名前を呼んだタイミングに振り返ったら(偶然でも)褒めてあげます。
名前が定着すると、今度は呼ぶと飼い主の所に寄って来るようになります、その時もたくさん褒めてあげましょう。

トイレトレーニングの3つのポイント

ペットを飼う時必ずついてくるのが、≪トイレトレーニング≫です。覚えるまで手がかかり大変ですが、家中どこでも排泄されては飼い主も困りますし、劣悪な飼育環境は愛犬にとってもよくありません。愛犬との楽しい生活のためにトイレトレーニングをしてあげましょう。

1.トイレに関する場所、言葉を決める

室内犬の場合、所定の場所に大きめのサークルを置いて、中にペットシーツを敷くのがいいでしょう。
屋外犬の場合は不衛生にならない、掃除のしやすい所を見つけましょう。トイレに関する犬にかける言葉も家族で統一して下さい。その都度バラバラな言葉をかけると犬は混乱してしまいます。

2.愛犬の便意を読み取る

愛犬のおしっこがしたい、うんちがしたい≫というトイレサインを読み取りましょう。
一般的に犬が便意を感じやすいのは、寝起き・食後・運動の後です。このタイミングに合わせて観察してみて下さい。

・そわそわ落ち着かない
・後ろ足の動きがぎこちない
・頻繁に自分のお尻を気にする
・床のにおいをしきりに嗅ぐ

このような仕草はトイレを探している前兆です。サインを見逃さないようにしましょう。

3成功したら褒める。失敗しても騒がない。

トイレトレーニングが上手くいったらたくさん褒めてあげて下さい。また褒められたくてトイレの成功率が高くなります。トイレトレーニングが上手くいくと飼い主も、愛犬もとても嬉しいですよね。
しかし!はじめは失敗ばかり、「どうして分からないの?!」「また汚れ物が増えた…」なんて事だらけです。失敗されると「ここじゃないでしょ!!」と高く大きな声を出して騒いでしまいがちですが、騒ぐのは逆効果です。

飼い主にかまってもらった、と勘違いしてまた同じ行動をしてしまったり、排泄そのものを怒られたと勘違いして飼い主の見えない所で排泄するようになったり、食糞するようになる場合があります。
失敗した時は本来のトイレに連れて行き「ここだよ」と教えてあげます。

成功したらとにかく褒める、失敗したら騒がずにトイレの場所を教えてあげる。根気よく頑張りましょう。

「甘噛み」と「待て」のしつけ方

家族としてお迎えしてしばらく経つと子犬も人に慣れてきます。元気に動き回ったり、ご飯を食べたり、甘えてきたり、とにかく愛おしさが増してきますよね。ただ、可愛いからと言って全てを許してしまうと成犬になった時困った振る舞いをするようになってしまいます。
大切な愛犬のためにも小さいうちから言い事・悪い事を教えてあげましょう。

「甘噛み」に対処する。ポイントは即座に教えること

愛犬が甘噛みをしてきた時、可愛いし、痛くないしと放置してしまうといずれ大きな怪我や事故に繋がる可能性があります。ポイントは…

◇愛犬が甘噛みしたら、徹底的に無視して噛む事はよくない事と教える
遊んでいる時に甘噛みして来たら、一切構わなくすます。そして5分ほどおいてまた戻って遊ぶ方法です。≪噛むと遊んでもらえない=噛む事は良くない事と覚えます。
◇噛まれた時に正しくダメ!と叱る。

①手を噛まれた時、ダメ!と言ってすぐ叱りつける
②甘噛みをされた手をもう一度犬の前に差し出す
③噛まなかったら大げさに褒めてあげます。
④もしまた甘噛みしたら①から繰り返します

甘噛みはいけない事と即座に教える事ができます。一度や二度のしつけですぐ甘噛みしなくなる訳ではありません。飼い主も根気よく頑張りましょう。

「待て」の教え方

行動を制限するしつけとして大切なのが待て。
散歩中に買い物に立ち寄ったり、飼い主の入浴時間など犬を待たせる事になるシーンはたくさんあります。飼い主と離れた不安から吠えまくっている犬を見た事はありませんか?

周りの人はの迷惑になりますし、「しつけが全くされてないんだ」と思われて恥ずかしいですよね。犬の不安を解消してあげるためにも待てを教える事は大切です。

「待て」は食事の時に教えていくとやりやすいです。まずは短時間の待てを繰り返し練習します。待てが成功したらたくさん褒めてあげたり、ご褒美をあげます。待てをすると良い事があると教え込みます。もし失敗したら「ダメ」「No」など短い言葉を一貫して使って下さい。

そして少しずつ時間を延ばしていきます。ある程度待てるようになってきたら今度は愛犬と距離を取ってみます。日々繰り返すうちに姿が見えなくなっても待っていられたら出先でも困った行動を起こす事はなくなってくるでしょう。成功したらたくさん褒めて撫でてあげて下さいね!

子犬のしつけは早い時期からがベスト!

新しい家族を迎えるといろんな姿に癒され、毎日が楽しくなりますよね。愛犬との幸せな生活を送るためにも≪しつけ≫はとても大切です。世の中にはしつけをしっかりしてもらえず手に負えないと捨てられてしまう犬もいます。それは犬が悪い訳ではありません。飼い主がしっかり愛犬と向き合えなかった証拠です。そんな悲しい思いをしないためにも、させないためにも、お互いにしつけを通して信頼関係と愛情を深めていきましょう。