犬が食べてはいけない食べ物[野菜編]
■ネギ類全般(玉ネギ・ネギ・ニラ・ニンニクなど)
犬にネギ類を与えてはいけないことは、ご存知な方も多いと思います。
ネギに含まれるアリルプロピルジスルファイドという成分が、ハインツ小体性貧血という赤血球を破壊してしまい、急性の貧血や血尿を引き起こしてしまいます。
「生じゃなければ大丈夫だろう!」と言う方もいると思います。確かに、火を通せば生のようにピリッとする刺激はなくなりますが、加熱しても毒性は消えないので注意してください。
ネギや玉ネギは家庭で多く使われる食材です。(エシャロットやらっきょうもユリ科で同じ仲間です)
我が家の愛犬もキッチンでネギを拾い食いしてしまい慌てたことがあります。お家でも拾い食いなどしないよう注意してあげましょう。
■アボカド
アボガドはヘルシー食品として知られていますが、犬にとってはタブー食品です。アボガドに含まれるペルジンという成分が、下痢や嘔吐を引き起こす原因になるからです。症状が重くなると、胃腸が荒れてしまい昏睡状態に陥る場合があります。
また、アボガドは果肉・葉・枝・種すべてに中毒成分があり、犬を含む動物全般が中毒症状を起こす危険性がある野菜です。与えると心臓血管系の病気を発症し、死に至ることもあるので与えてはいけません。
■銀なん
中毒性物質があり、糖分や食物繊維も多量に含まれているため、
下痢や腹痛の原因になります。
秋になるといちょうの木の下に銀杏がたくさん落ちていて、
その銀杏を犬が食べてしまうという話をよく聞きます。
お散歩時には拾い食いをしないように注意しましょう!
■与えても食べれる野菜
野菜は生で与えるのはNGなものが多いですが、加熱したら与えても良いものがあります。
加熱して与えられる野菜の一例としては、さつまいも、かぼちゃ、里芋などです。
また大根、きゅうり、カブ、れんこんなどは、生のまま与えても問題ありません。
犬が食べてはいけない食べ物 [果物編]
■ぶどう・マスカット
犬がぶどうを食べると、中毒症状を起こすケースが報告されています。中毒症状の例としては、激しい下痢や嘔吐ですが、症状がひどくなると腎不全を起こす可能性があり、まれに死に至る場合もあります。生のぶどうだけではなく、レーズンも同様に注意しなければいけません。
■いちじく
葉や皮に毒物性物質が含まれています。
そのため食べてしまうと嘔吐や、よだれが大量に出てしまい、
口の中が炎症することがあります。
■プルーン
ドライプルーンは毒性が強く葉や茎や種に毒物性物質があり、
食べてしまうと呼吸困難やショック症状を起こしてしまいます。
■ザクロ
大量に食べると消火器障害を起こします。
また根皮や樹脂には中毒性物質が含まれているため与えてはいけません。
■柑橘類
レモン・グレープフルーツは外皮部分に中毒性物質が含まれているため、
下痢や嘔吐をしてしまいます。
ただ、みかんやオレンジは与えても問題ありませんが、
ちゃんと消化されず不消化便となり、下痢をしてしまうことがあるので注意しながら与えてください。