2016年09月08日

犬のオスとメスはどう違う?それぞれの性格や特徴について

犬を飼いたいと考えている人は、犬種や何歳くらいの子にするのかなど決めることがたくさんありますよね。そこで、もう一つ考えておきたのがオスとメスどちらを選ぶのかという性別のこと。犬も人と同じくオスとメスそれぞれに特徴があり、実は性格も少々違いがあるのです。そこで今回は、犬のオスとメスの特徴についてご紹介いたします。


オスの犬の性格や特徴は?

オスの犬の性格

まず、オスの犬はいつまでもやんちゃで元気いっぱいな性格の子が多いです。メスは子犬の時期を過ぎると、態度が落ち着く場合も多いですが、オスの場合はいつまでも子犬のような幼さが残っています。

人間でも男性はいつまでも少年心を忘れずやんちゃな部分がありますが、どちらかと言え女性は精神年齢が高く、振る舞いも落ち着いている傾向があります。この傾向は犬にも当てはまることが多いようですね。

オスの犬はヒート期がない

オスの特徴は、まずヒート期がなく生理用のショーツやおむつなどを用意する必要がないという点が挙げられます。メスの場合は年に2回ヒート期があり、1~2週間の間おむつを当てるなどのお世話が必要になります。

それに対し、オスはヒート期がない分お世話が楽というメリットがあります。

マウンティングやマーキングをするのはオスならでは

オスのもう一つの特徴は、マウンティングをすること。特に大型犬はマウンティングのしつけをしていないと、小さい子供や他の動物に飛びかかってケガをさせることもあります。

また、中型犬や大型犬だと生後7か月から1年半までに、男性ホルモンの分泌が活発になっており、マーキングをすることが多くなります。室内犬だとトイレのしつけができていても、つい本能からフローリングやソファなどにおしっこをしてしまうことも。

このような問題行動を起こさないためにも、小さいうちからしっかりとしたしつけが必要です。

犬のメスの特徴や性格は?

犬のメスの性格

オスがどちらかと言えばやんちゃではしゃぐ傾向にあるのに対し、成犬のメスはあまり騒がず落ち着いた性格の子が多いようです。

実際、我が家ではメスのヨークシャーテリアとオスのトイプードルが暮らしていますが、メスはいつも大人しく過ごしており部屋中を走り回ることはあまりありません。おもちゃにも関心がなさすぎるくらいで、物にいたずらをすることもないクールな性格をしています。

それに対し、オスの犬は室内を走り回ることも多く、おもちゃを壊すなどやんちゃな傾向があります。その分飼い主にたくさん甘えてきて、いつまでも子犬のようで可愛らしい性格です。

犬のメスはヒート期がある

メスの特徴と言えば、やはり年に2回のヒート期があるという点。ヒート期の間はオスの犬と接触することで、相手を興奮させてしまうことから、ドッグカフェやドッグランなどでは入場が制限されているところがほとんど。

散歩中もオスの犬が興奮してしまわないよう、飼い主が気を配ってあげる必要があります。ヒート期はおむつやナプキンを長い間つけっぱなしにするので、蒸れやかぶれと言った衛生管理の問題も。

メスの場合は妊娠の望まないのであれば、避妊手術をしておくことでヒート期のお世話のわずらわしさがなくなります。

散歩がほどほどでもOK

オスの場合はマーキングを行うため、時間をかけて散歩コースを回らないと気が済まないという傾向があります。それに対し、メスはマーキングを行わないのでいつものコースをただ歩いて通るだけという短時間の散歩でも満足することが多いです。

しかし、オスよりも体力が少ない分途中で歩くことに疲れてしまったり飽きてしまったりすることがあります。こうなると、抱っこで家まで帰る必要があるため、スリングなどの道具があると便利です。

オスメスどちらが良いか迷ったときの判断ポイント

オスとメスのどちらを飼うか迷っている場合は、自分の生活スタイルに合わせて選択をするのがおすすめです。

こんな人にはオスの犬がおすすめ!

・家が広く遊ばせるスペースがある
・散歩に時間をかけられる、さまざまなコースを歩ける
・外でたくさん遊んでレジャーも楽しみたい

こんな人はメスの犬がおすすめ!

・仕事が忙しく、なかなか長時間の散歩が難しい
・飼い主にあまり体力がなくゆったりと愛犬と過ごしたい
・アパートやマンションなどで部屋が狭い

個体差もあるので最後は相性次第

もちろんあくまでも統計的な性格であって、オスだから必ずやんちゃ、メスだから大人しいとは言い切れません。
オスの中には片足を上げずにメスのように座っておしっこをする子もいるようです。

そのため、最後にはお互いの相性でどの子にするのかを決めましょう。短時間では犬の性格をくわしく知ることができませんが、それでも初対面での印象やピンと来た自分の直感で、この子と暮らしたいと感じることがきっとあるでしょう。

犬種は○○でオスが良い!と決めていても、実際見に行ったら他の子が気になったというケースは多いのです。

しかし、どんな犬であっても一度家族として迎えたからには、トイレや吠え癖などを根気強くしつける必要があります。実際に飼ってみて自分が思い描いていたイメージと違ったとなっても、飼い犬を捨てるのは絶対にやめましょう。

飼い主が愛情を持ってしつけをすれば、どんな子でも周りに危害を加えない愛らしい犬になってくれます。まずは、責任を持って最後まで飼うことが最も大切ですので、犬種や性別だけで安易に決めず、必ず顔を見て触れ合ってから飼うかどうかを決めていきましょう。